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脱法ダンジョン


 バキンッという音を立てて、私と幼女ちゃんを拘束していた鉄パイプが壊れた。


「ふぃい〜、ようやく自由の身ッスわ。どーもおねぇちゃん」


 うん、引き千切ったねこの子……。森の賢者かな?

 ぷらぷらと自由になった手を振りながら三つ編みちゃんに視線をやれば、彼女はマミィ〜を警戒するように見ていた。

 

「どーするんです。これから?」

「協力して……」


 具体性がないんですけど……まぁいいや。

 こっちは指輪さえ貰えるんなら言う事聞きまっせ。


 いっぽう、三つ編みちゃんの馬鹿力に目を見開いて驚いていたマミィ〜は、やがて柔らかな笑みに変えて静かに呟いた……。


「ねぇアムネシア〜……アナタを捨てた母親なんてどうだっていいじゃない〜」

「……」


 ニコリと笑ったマミィ〜に、三つ編みちゃんは答えない。視線を逸らさず真っ直ぐに見つめ返すだけだ。

 誘うようなマミィ〜の囁きは、広いドームに溶けて消える。

 

「そう……結局忘れる気はないって事でいいのね?」

「ない!!」


「分からないわね〜……そんなに本当の母親が大事?」

「あってたまるか、アレは私がお父さんの代わりに制裁してやる……」


「まぁ怖い子〜、私アムネシアをそんな子に育てたつもりはないわよ〜」

「……」


 マミィ〜のニコニコ顔が不意に抜け落ち、冷たい目を向けてきた。


「……育てられた記憶はないって返す所じゃないかしら〜?」

「…………私は……アナタに勝たなきゃいけない」


 そう……と静かに呟いたマミィ〜は少しのあいだ目を瞑り。

 


「なぁらぁ〜……やって見せなさいよぉ〜!!」

 


 そして次に目を開けた時、彼女は獣のような悪辣な笑みを浮かべていた。


 さて、交渉は決裂……私達も仕事しましょうかね。



 ――――――――――――――――――――――



「二人とも?」


 私と幼女ちゃんが一歩前に出て三つ編みちゃんの前に出る。


「んふふ、おねぇちゃんよぉ。私達に任せておきなって」

「……いざ」


 そんな私達を見て、マミィ〜が鼻で笑う。

 

「あら〜、長髪ちゃんに白髪ちゃん。威勢がいいわね〜」

「そうでしょ?」


「少し……痛い目をみてもらわないとダメみたいね〜」


 あら怖い!


「確かにアムネシアは異常な力を持ってるわ〜。でも、やっぱりそれは子供基準ね〜。私はね。コレでも一つのダンジョンを纏めていた(おさ)だったのよ〜?」


 マミィ〜が腕をふると、地面に魔法陣が浮かび上がり、モンスターが現れる。


「私を……ただの人間だと思わないことねぇ!!」


 おねぇちゃ〜ん!!

 妹のピンチです!! その馬鹿力でモンスターを無双しちゃってー!!

 


 まぁ冗談はさておき……行くぜ!!


「よ〜い」

「……どん」


「「うぉおおおおぉぉおお!!」」


 ペタペタペタペタペタペタペタペタッ!!


 私達はマミィ〜に向かって猛ダッシュする。

 そして……

 


「「ぶるしゅぅうううう!!」」


 思いっきりずっこけた……。


 ゴロゴロ転がった私達は、目が点になったマミィ〜のサイドを通り抜けて後方でボーリングのピンのように倒れる。


「「……」」


「母親の顔より見た光景!! 君たち何回やってんのソレ!?」

「あ、後はアナタだけよアムネシア〜」


 若干ヒキ気味のマミィ〜は、気を取り直すように三つ編みちゃんに振り返って空気を元に戻す。

 そして三つ編みちゃんに指を刺すと、モンスター達は三つ編みちゃんを包囲した。


「クソ役に立たねーー!! 指輪砕くぞ妖怪ども!!」


 叫ぶ三つ編みちゃんの声が耳に刺さる。


 


 そんな声を子守唄に私は…………地面に横たわりながら口を三日月に歪めた。


「……ばぁか……そう何度もコケるかよ」


 ワザとに決まってんだろ。


 

 私に攻撃力なんてない……普通に突っ込んだところで取り押さえられるのは目に見えている。

 ならばどうする?

 

 コケたフリしてマミィ〜の後ろに回り込んだんだよ。そして視線が切れるのを待った。


「レディー……セット」


 ジェットブーツを足に纏った私は目的の場所まで滑走する。そして……


「おねぇちゃ〜ん。パァーース!!」

「「!!」」


 落ちていた『シャベル』を手に取って、三つ編みちゃんにぶん投げた。


 キミにはシャベルがよく似合う!


「やられたわ〜!?」


 私の投擲したシャベルは、回転しながら……


 ガン!!


 三つ編みちゃんを包囲していたドーベルマンのようなモンスターに当たって地面に落ちる。


「決めろや!!」


 三つ編みちゃんはそのドーベルマンにヤクザキックをかましてシャベルを拾った。


「キャイン!」


 三つ編みちゃんに蹴られたモンスターは、滑るように転がる。

 それを皮切りに四体のドーベルマンが三つ編みちゃんに飛びかかった。


「ふんぬ!!」


 シャベルを拾った勢いで襲いかかるモンスターを叩く。


 叩く。

 叩く。

 叩く……。


「アナタ本当に凄いわね〜!!」


 弾かれるように地面をバウンドするモンスター達。

 だが……。


「けど……ダメね〜。いくら腕力が強かろうと、やっぱりアムネシアは子供よ〜。魔力もないシャベルじゃ……ねぇ〜?」


 三つ編みちゃんに叩き飛ばされたモンスターがムクリと起き上がった。


「ッゥ……なら!! うわぁああ!!」


 三つ編みちゃんは、シャベルを振りかぶってマミィ〜に走る。本体を叩くつもりのようだ。


 その光景を見てマミィ〜は、思わずと言った感じで吹き出した。


「ふふ、ふふふ〜。あらアムネシア〜。母さんを叩こうって言うの?」


 そして挑発するように言葉を続けた。両手を広げて受け入れるようなポーズをとる。やってみろとばかりに……。


「アナタに出来るかしら〜。モンスターならともかく、母さんを殴れるの?」


 マミィ〜は三つ編みちゃんに問いかける。

 マジぃ……三つ編みちゃんどうだ? 仮にも母親の真似事をしていたマミィ〜に手を出せんのか?

 クソ、思ったより悪辣な手を使いやがる……。


「オラァ!!」


 そして腰から『く』の字に折れ曲がるマミィ〜!


「迷いがない!!」

「オラぁ!! オラぁ!! オラぁ!!」


「ちょっ! アムネシア〜!! 母さんに手をあげるなんて!! ブフッ!!」

「オラぁ!! オラぁ!! オラぁ!!」


「この子!! 思い切りがいい!!」

「今更ナニいってんの!! 私はアナタに勝つ!!」


 倒れるマミィ〜の顔面にひたすらシャベルを叩き込む三つ編みちゃん……。

 この子のこと舐めてたわ!!

 

 親の愛情モドキとか無価値とばかりに容赦してくれねぇじゃん! こう、子供ならあるだろ!

 『だ、ダメ!! やっぱり母さんに暴力とか振るえないよ!!』とかさぁ!!


「オラぁ!! オラぁ!! オラぁ!!」

「い、痛ッ!! ……ふ、ふふふ〜。そうね。私も本気でやらなきゃね……」


 マミィ〜の空気が変わる……。

 そして、三つ編みちゃんの振り下ろしていたシャベルを素手で掴んだ。


「ッ!!」

「本当にアムネシア強いわね〜。力も……心も……私とは大違い……」


 グシャリとマミィ〜の掴んでいたシャベルが小枝のように折れ曲がる。

 マミィ〜のイヤリングが怪しく光っていた。


 マズイ……マミィ〜が本気を出した。あの光ってるイヤリングの力か?


「うぅ……」


 武器のなくなった三つ編みちゃんをモンスターが囲む。


 マミィ〜が折れたシャベルの上部分を投げ捨てた。

 そして指をパチンと鳴らすと、マミィ〜の目の前に変わったモニターが現れる。


 そのモニターには緑色の太い鍵穴状の図形が書かれている。

 もしかしてアレ……ダンジョンのマップか?

 円の部分が今いるドームで、下の部分が入ってきた通路か……。

 青色の点はおそらくマミィ〜の召喚したモンスターってことだろ。


「念には念を入れて、ダンジョンも使うわね〜……」


 そしてマミィ〜がモニターに向かって指を振ると……。


「う、うわ!!」


 三つ編みちゃんの周りの地面から鉄パイプの蛇が伸びてくる。


 三つ編みちゃんは、シャベルの残った部分で鉄パイプ蛇を叩くが……効果は薄いようだ。


「思ったより厄介だったからしょうがないわね〜。いっそ将来が楽しみよアムネシア〜……」


 追い詰められる三つ編みちゃん。

 

 ……私? うん、何してると思う?

 とっくの昔にドーベルマンに襟首引き摺られてるよ?

 はい、無力です!!




 でもねぇ……マミィ〜忘れてるでしょ……。

 もう一人居たよね?



「…………解除」


 ドーム中央の太陽のような大玉がバシュンと弾け飛ぶ……。そしてズゥウン……とブレーカーが落ちるような音を立てた。

 そして、その場には手をかざした幼女ちゃんが立っている。


「な、なに!?」


 人工ダンジョンがわずかに薄暗くなる。ダンジョンが活動を止めた。

 モンスターがビクリと動きを鈍くする。

 鉄パイプ蛇がギギギ……と音を立てて無機物へと移行する。


「白髪ちゃん!!」


 幼女ちゃんは、赤く光る目を三つ編みちゃんに向けて口を開いた。


 



「……てったい!!」

「ッ!!」


 三つ編みちゃんの動きは早かった。

 私を引きずっていたモンスターを蹴り飛ばし、幼女ちゃんを回収……そして、両脇に私達を抱えた状態で入り口の通路に向かって爆走する。


「ッ!! 何が起きてるの〜!!」


 マミィ〜はマップを見ながら狼狽える。


「一時貯蔵庫が破壊された? 白髪ちゃぁ〜ん……アナタが何かやったのね!!」


 私達を抱えて走る三つ編みちゃんの背中に怒号を投げかける。


「逃がさないわよぉ〜!! 一時貯蔵庫を破壊されてもダンジョンは動くからねぇ〜!!」



 ――――――――――――――――――――――



「はぁ! はぁ! はぁ!」

「幼女ちゃ〜ん、聞きたいんだけどダンジョンを無力化したんじゃないの!?」


 三つ編みちゃんの両脇に抱えられた状態で幼女ちゃんに話しかける。私はジェットブーツで走った方が速いんだけど、幼女ちゃんとの情報共有にはちょうどいい。


「……ドームの中央にあった玉は本体じゃない。本体からダンジョンにエネルギーを送るのには時間が掛かる。だからダンジョンにエネルギーを貯めておく所……たぶん」


 よく分からんが、バッテリーってことか?


「つまり?」

「……時間稼ぎに細工はしたけど、時間が来たらまた玉を作って復活する」


 そういや、前もそうだったね。


「なら今がチャンスなんじゃないの?」

「……ダメ。ついかのエネルギーがしばらく来なくなるだけで、ダンジョンにエネルギーは残ってる!」


 待機電力みたいなもんね。


「はぁ! ハァ! ハァ!」


 通路を走る三つ編みちゃんの前方に、金属製の階段が見えてきた。アレを登れば家に上がれる。

 ダンジョンから脱出できる。


 だが、私達を追い抜くように脈動した光が階段に集まった。

 そして……


「はぁはぁ……そんな……」


 階段にシャッターが降りて、出口を塞いでしまう。


「さぁ〜……追い詰めたわよ〜……」


 そして振り返ると、笑みを浮かべたマミィ〜が立っていた。

 こらアカンわ……。


「白髪ちゃんは変わった魔道具をいっぱい持ってるのね〜」


 一歩一歩、歩いてくるマミィ〜に合わせてダンジョンが鼓動を打つように光る。


「一時的に保管庫のエネルギーを消失させちゃうなんて凄いわね〜」


 その度にマミィ〜の周りからモンスターが現れる。

 ドーベルマンのようなモンスター……。

 熊のようなモンスター……。


 そして鉄パイプのような蛇が床から生える。

 それは私達を壁際まで追い詰めた。


「でも、もうお終いよ〜」


 多勢に無勢……背中にトンと壁が当たる。

 

 さて……どうするよお二方……。


 私は準備出来てるぜぇ?



 

 土下座のなぁ!!


 


「…………よし、じゅんびできた……」


 幼女ちゃんがボソリと呟く……。

 お、キミも土下座の準備できたんだね!

 どっちが素晴らしい土下座が出来るか競争だぁ!


「……ダンジョンのエネルギー……ここまで減ればイケる」

「よっしゃせーので土下座ね!」


「……なに言ってんのオマエ」


 アレ? 違った!?


 幼女ちゃんは、目を赤く光らせて体から黒いモヤを噴出する。その煙は床に潜るようにドクドクと入っていった。


「……オバケ姉ちゃん……出番だよ」

「え? やっぱ土下座?」


「……ちげーよ」


 幼女ちゃんはため息を吐いて私を胡乱な目で見てきた。じ、冗談じゃん……説明してくれや。


「……あのエネルギーの大玉は破壊した……今現在、ここは一緒なんだよ……」


 何が一緒なのかね?


「……『ゴーストタウン』」

「おん?」


「……わたしはオバケ姉ちゃんがアソコで何をしたのか分からない。でも……じょうけんは一緒のはず……」

「…………」


 ん、ん〜〜……なるほど……。

 そういや前に幼女ちゃんがあの大玉を消した時も変な感覚あったんだよ……。


 私は自身の感覚を広げる……。

 やっぱりそうだ……。


 作れるようになってる。


 


 『領域畑』が。


 でもね。残念なお知らせが幼女ちゃんにあるんだ……。



「幼女ちゃんよぉ……キミは私にダンジョンを作れって言ってんだよね? けど当てが外れてスマンね。作っても上書きされちゃうよ」


 キミが思ってるよりダンジョンは万能じゃないんだ。

 たぶんすぐにマミィ〜の人工ダンジョンはエネルギーを取り戻すだろう。そうするとたぶん、私のダンジョンは上書きされちゃう。

 感覚で分かるんだよ。


 それに……ダンジョンを一時的に作ったところで育ってない。そして、マミィ〜がそもそもダンジョンに付き合う気がない。

 私のダンジョンは、ダンジョンに付き合う気がないなら抵抗は簡単なんだよ。


「……いいからヤレ」


 しかし、幼女ちゃんは聞く耳持たない。

 

「……なにか考えがあるんだね?」

「……うん、ただし、変わった場所は分かりやすくして……」


 ふふん、オッケー。キミに任せてみようじゃない……。

 この世界の法則から逸脱しているであろう私の領域畑という能力……オメーに活用できるんだよな?


「んじゃまぁ……ここだよ!」


 私を中心に領域畑が広がる。

 そして、領域畑を幼女ちゃんに共有するため、あるゲームをゲームリンクさせる……。


「フラッグ!!」


 ズンッと私達の前に、何処からともなく(フラッグ)が突き刺さる。

 その旗には長髪に羽の生えたシルエットのマーク。

 

 【Vertex】 バーテックス


 これはゲーム能力なんかじゃない……ただの領域畑の範囲を教えるだけのゲームリンク。


 マミィ〜がビクと震える。


 そして、そのフラッグを中心に世界に赤く色がついた。


 赤色領域は旗から伸び、マミィ〜の手前まで伸びる。


「なぁに? その旗?」


 マミィ〜の言葉を無視して幼女ちゃんが言葉を続ける。その目は赤く輝き、黒く染まっていた。

 そして彼女はニィイイと笑みを浮かべる。


「……ぬひ、ぬひひ……やっぱりオバケ姉ちゃんは……オバケだ」

「酷いこというね」


「……あのゴーストタウンでオバケ姉ちゃんが作ったダンジョン……アレはあってはならない物だった」


 私の刺したフラッグがググッと震える。私が何かしたわけじゃない。


「……あの場所は……『壊れ』ていた……だから、歯車なんて動かせなかったはずなんだ……けど、動かせた……繋ぐことができた」


「……オバケ姉ちゃんがやったんだ」

 


「……あの時、あの場所は、『異常』だったんだ……」

 


 ヌヒヌヒと不気味に笑う幼女ちゃんに、私はドン引きしていた。意味わからんし……。


「旗にはビックリしたけど、何がしたいのかしら〜。まぁいいわ〜。痛くしないからね〜」


 マミィ〜の周りに生える鉄パイプが、鎌首を向けて私達に襲いかかる……。


 そして、その鉄パイプ蛇が赤色の領域畑に入り込んだ瞬間。

 


 旗が……ひっくり返った……。


 


 クルリと回転した旗の裏には、別のシルエットが描かれていた。

 白髪に玉を持ったシルエット……【Vertex】 バーテックスにおいて幼女ちゃんが使っていた白髪皇国のマーク。


 


「……ここは今から……わたし達の場所だ」


 鉄パイプ蛇の動きが鈍くなる。


 そして……


「……噛み砕け」


 私達いる足元から細長いメタリックなビルが生え、鉄パイプ蛇を噛み砕く。


「「「は?」」」


 幼女ちゃん以外の全員が同じ声をあげた。


 えっとキミ……何したの?

 ビビッと警戒音をマミィ〜のマップが知らせる。


 マミィ〜は呆然としながら、モニターに目を向けた。


「は? 敵対ダンジョン? なんで?」


 マップの下の方、通路の少しだけに……緑色から赤色に変わった部分があった。


「えっと幼女ちゃん? 何したの?」

「……ここに私達のダンジョンを作った」


 マミィ〜は、髪を乱れさせて叫ぶ。


「む、無茶苦茶よ!! そんな……法則を無視してるわ! あってはいけない! そんなの!!」


 ふぅ〜ん……でも、起きてるんだね?


「さぁて幼女ちゃん……私は何をすればいいかな?」


 ニィイイと笑みを浮かべれば、彼女もヌヒヒヒと笑う。


「……広げて」

「オッケー……」


 私と幼女ちゃんがマミィ〜に視線をやると、彼女は後退りをする。


「なに? なんなのキミ達……何なのよ!」


 私と幼女ちゃんは歩く。

 その度にマミィ〜は後ずさる。


 私が手を挙げると、ズンッ旗が刺さって赤色領域が広がる。

 そして幼女ちゃんが手を振れば、パタリとひっくり返るフラッグ。

 ビビッと警告音を挙げるマミィ〜のマップ。


 ズンッ……

 ズンッ……

 ズンッ……


 私達の進行方向に向かって……ダンジョンが伸びる。



「ねぇええ、マァあミィいいい。私欲しい物あるんだぁああ……」



「マミィ〜のダンジョンちょおだぁあいい……」

 

 

 


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― 新着の感想 ―
オラ!(存在しない)娘からの可愛いオネダリだぞ!
我特别期待接下来的剧情,所以一直在想,マミィ~会意外变成幼女,加入主角她们的逃亡之旅,寻找卷土重来的机会吗?
叫んで猛ダッシュの足音がペタペタで草
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