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出発

ここにきて数年が経った、僕たちはお互いに結婚可能な年齢になっていた


船長「エイト、話がある」


船長から真面目な顔で続けて船長室に来い、と言われた、こんな顔滅多にしないから、なんかやらかしたか?

すこし顔を青くしながら、船長室の扉をノックした

エイト「エイトです」

船長「おう、入れ」


中に待っていたのはリンとユウだった

そして、一本の鍵が真ん中に置かれていた

船長「今から大事な話をするぜ、エイトとリン、お前たち自分の船で旅をしたくないか?」


確かに船があればどこにでも行ける、それこそ追手なんかかからない

エイト「ええ、行けると良いですよね」

船長「いいねぇ、そこで、この鍵だ」

船長がカギを僕に渡してきた

船長「この鍵は表に停泊している、新しい船の舵を回すためのロックを解除する鍵だ、これをエイト、お前にやろうと思う、ただし一つだけ条件がある」

エイト「条件?」

船長「あぁ、ユウを連れてくことだ、そして娶れ」


僕は咄嗟にリンとユウを見てしまった

察したリンが口を開いた

リン「私との結婚ももちろんしていただきたいですわ、ただ、ユウもそこに加えて欲しいんですの」

ユウ「お、おねがいしましゅ」


噛んだ…盛大に噛んだな

船長が笑いを堪えるのに必死じゃないか…

当のユウは顔が茹蛸みたいに真っ赤になっている


すこし考えた後、結論を出した

エイト「わかりました、ただ、リンとの結婚が先です、その後でも良いのであれば、でいかがですか?」

船長「問題ねぇよ、よし、そうと決まれば宴だな!」


その後宴は4日間にかけて行われた、最初の2日がリンとの結婚、後ろの2日がユウとの結婚の宴だ

結婚の初夜に関してはまだできなかった、というのも、この海賊の流儀で結婚の初夜は結婚後の初航海って決まってるので陸では徹底隔離された


宴最終日の翌朝はみんな二日酔い?四日酔い?をしていて至る所で人がぶっ倒れてた、船長なんてビール樽を抱えて上裸で寝ている、何があったんだよ…


そんなこんなで色々あって、出航の日になった

船の乗組員は3人か…と思っていたが、計8人らしく、しかも全員女性だとか、詳しく聞いてみたところ、先日船長が航行してる際に海岸沿いの邸宅が燃えているのを発見し、保護した女性達らしい

どうりで全員メイド服…


メイド長曰く、屋敷の主人が焼身自殺を図ったとのこと、気づいた時には手遅れでどうにもならなかったが、たまたま通りかかった船長に拾われたこと、みんな帰る場所がないことなどを説明され、更には2人航海ライセンスを所有しているものが居るという、これは心強い


そんなこんなで出航しようとしたが、これどうやって動くのだろうか、そう思ってたら、ユウが走ってきた

ユウ「忘れてた!この鍵が動力の鍵!」

そう言ってポッケから一つの変わった形をしたカギを取り出した、形は魚のような形をしている


ある程度最新技術で作られているらしい、魚群センサーもついているとのこと

そのレーダー盤のすぐ横に鍵穴があって、ユウからもらった鍵がピッタリと入った

カギを回すとエンジンが始動する音がし、船はゆっくり動き出した

外に出るとみんなが見送りに来てくれた

船長「気をつけろよー!あ、そうだー、エイト!お前今日からキャプテンエイトを名乗れ!キャプテンも船長も似たような意味だ!お前がその船の責任者だ」

エイト「ありがたく拝命します!行ってきます!」


キャプテンになれたからと言ってやることは特には変わらない、で、最初の目的地はすこし北にある港町のポートシャッツという所だ

船長室に行く前にリンとユウから呼び出された

そして2人同時にこう言ってきた

リン&ユウ「今夜は楽しみにしてる」


急いで仕事して早めに切り上げよう、そう決めた瞬間だった

いよいよ次話は初夜がきますね

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