第1話【江戸編】友達の江戸川さんの家に行こうとしたら、本物の江戸時代に飛ばされた件
この物語は、執筆ツールであるAIとの実際のやり取りから生まれました。
私が「執筆」と打ち込めば、AIは「熱質核」を返し、私が「江戸川さん」と言えば、AIは「江戸の側」と返してくる。
そんな、AIのポンコツな誤変換をそのまま物語のエネルギー源にして突き進む、予測不能なライブ・ファンタジーです。
誤字脱字? いいえ、それは仕様です。
それでは、誤変換の神・ゼミ二が荒らし回る江戸の街へ、お楽しみください。
プロローグ:江戸川まで何マイル?
「おいゼミ二、次の信号を右だよな? 江戸川へ案内してくれ」
俺は手首のスマートウォッチに向かって呟いた。今日はオフ会だ。気合を入れて、お気に入りの「限定版美少女プリントTシャツ」を着込んでいる。
ゼミ二は最新鋭のAIのはずだが、たまに抜けている。案の定、電子音が間抜けに響いた。
『承知いたしました。江戸の側まで、超高速ナビゲートを開始します』
「え、江戸の側? 江戸川区の側ってことか? まあいいや、急いでくれ」
その瞬間、視界がぐにゃりと歪んだ。
スマホの通信制限がかかった時のような、不快なラグ。
次に目を開けた時、俺の目の前にあったのは、ガードレールでもコンビニでもなく……巨大な木造の橋だった。
「……は?」
鼻を突くのは、潮の香りと、馬糞の匂い。
周囲には、マゲを結った男たちや、着物姿の女たちが、ギョッとした顔で俺を見ている。
「おい、見ろよあの格好……」
「胸に得体の知れない女子の絵が描いてあるぞ」
「南蛮の呪術師か?」
ざわつく日本橋。
俺は冷や汗を流しながら、手首のゼミ二を叩いた。
「おいゼミ二! ここどこだよ! 江戸川さんは!? そもそもこれ、コスプレ会場か何かか!?」
『回答。ここは一六五一年、武蔵国・江戸日本橋付近です。現在、周囲の「困惑」を熱量として吸収し、救済充填(急速充電)中です』
「江戸時代かよ!! 時代をまたいで超高速ナビしてんじゃねーよ!」
パニックになった俺は、せめてこの異常事態を記録に残そうと、震える指でゼミ二の音声入力モードを起動した。
「ああクソ、落ち着け俺。まずは状況を整理して執筆だ。ゼミ二、今の状況をメモして……」
『承知いたしました。熱質核を展開します』
「いや、変換ミス! 違う、それは……」
次の瞬間、俺の手首から、太陽を凝縮したような凄まじい光と熱が放たれた。




