資料⑥ 日本の軍事指揮系統
日本は、過去の大戦の反省を生かし、指揮系統をはっきりさせ、陸海の対立を防ぎ作戦を順当に進行、また、完全に国家を護るために、軍事指揮権を構成した。
発言力の強さは、指揮権と言う形で順位が定められている。
特一等指揮権
『天皇陛下』『内閣』『国民』
この三つは、内閣を中心に指揮権を持ち、『日本軍部総合本部』に指示を出すことができる。
『天皇陛下』は、『防空作戦本部』、『戦略部隊(第一大隊)』に強制権を持っていて、それに逆らう場合は重罪となる。
一等指揮権
『日本軍部総合本部』『防衛省』『外務省』『財務省』
この四つの内『防衛省』『外務省』『財務省』は、相互の同意を得た場合、『総合本部』に、半強制な指示を出すことができる。
『総合本部』は『兵器開発局』を始め、続く二等指揮権を持つ、『防空作戦本部』『軍事作戦本部』『特殊情報偵察部隊』に指示を出すことができる。
二等指揮権
『防空作戦本部』『軍事作戦本部』『特殊情報偵察部隊』
『軍事作戦本部』は、有馬が形状所属する組織であり、具体的な戦略目標の決定、情報整理、指揮官の配置の権限を持っていて、続くそれぞれの自衛隊、軍に指示を下すことができる。
『防空作戦本部』は、『軍事作戦本部』とは分離した組織であり、本土の防空を一任された組織。過去の大戦で、日本は大規模空襲で民間人を失ったトラウマがあるため、このような組織がなされた。この組織は、空自、他航空戦隊に、強制指示権を持っており、それに逆ら事はどんなことがあっても許されない。
『特殊情報偵察部隊』については、軍機となるため大々的には記せないが、軍上層部のみが知っているスパイ組織に近い存在。
噂では、最新鋭艦一隻を母艦とし、旧機体、新鋭機、ヘリ、他陸戦隊に戦車などと、陸海空どこでもそれなりの戦力を有しているとか……?
準二等指揮権
『航空自衛隊本部』『陸上自衛隊本部』『海上自衛隊本部』『桜日軍本部』
名の通り、各自衛隊、軍の本部。昔と違うところは、本土防衛、すなわち
領海、領空、領土内で戦闘が発生した場合、たとえ陸自で合っても艦隊へ、など部署が違う部隊に指示を出すことが可能になる。
ただし、指示を受けた部隊の最終的判断は、その場の指揮官に任される。
三等指揮権
『戦略部隊』『第零~第五十航空戦隊』『各戦術艦隊』『各駐屯基地』
実際に戦場で戦う部隊。これ以下は師団、大隊などに分割されていく。
『戦略部隊』は、陸海自衛隊の先鋭で構成した五つの大隊が存在し、その内の一つ第一大隊は皇居を護る近衛大隊、名称ガーディアンとなっている。他は以下の通り。
第二大隊名称トリアイナ、主な作戦は敵要塞群や重装甲車輛の破壊。
第三大隊名称メティス、主な作戦は敵地での情報収集。
第四大隊名称ゴブリン、主な作戦は小さい建物などの敵拠点制圧、敵要人の暗殺。
第五大隊名称スカジ、主な作戦は敵工作拠点の破壊。