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ウェポンスピリッツは未来に継げる!  作者: 古魚
大規模海戦演習編
105/340

間章 これが、戦艦


「準備急げ! 二隻とも沈める気か!」

「ドッグ、注水完了しました!」

「二隻入ります!」


 ドッグの大きな扉が開く。

 大きく金属が軋む音を立てながら、二隻の艦が、引率艇に引かれながら進んで来る、ちょうどドッグに入るその時、一人の整備兵が声を上げた。


「ああ! 『扶桑』が!」


 その声とともに、『扶桑』の艦尾部分が、大きく音を立てながら千切れ落ち、六番砲塔ぎりぎりまでの辺りが、ドッグ内の水中へと沈んだ。


「こんなになってまで戦うなんて……これが、戦艦というものなのか……」

 

 誰かがそう、呟く。


「ボーッとするな! 固定用アーム伸ばせ!」


 整備長の立ち位置の人が、大きな声で指示を出す。


「アーム伸ばします!」


水の中で、何本かの金属が伸び、沈みかけている扶桑の、浸水が悪化している長門の艦体を支える。


「ドッグ排水! サルベージ!」

「排水開始!」


 ドックの中で、足音がけたたましく鳴り響いていた。




戦闘詳細 (仮)


 総人員3人、負傷者0人、死亡者0人。


 参加兵器

『長門』『アリゾナ』『陸奥』『扶桑』『Ⅽ型』『AH―2バッファロー』


被害

『長門』大破、『扶桑』大破以上。


 敵情報、量産型重巡洋艦二隻、『ルビー』級一隻艦種は『アイオライト』と判明。

他新型戦艦二隻、現在艦名確認中。

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