01 はじめて出会った日
「 こんにちは! 」
そんな一言から始まった物語
「 貴方の名前はなんていうの? 」
「 睦月、海 」
「 海くんか!私は夜火!これからよろしくね 」
「 苗字は…? 」
「 あ、忘れてた、如月夜火だよ! 」
「 如月… 」
「 うん!そーだよ! 」
「 如月さんでいい? 」
「 いいよ〜 」
「 有難う 」
「 初めてだよね、隣の席になったの 」
「 うん、そうだよ 」
「 ならさ、これを機に友達になろうよ 」
「 …?僕と? 」
「 うん! 」
変な人
僕と関わりたがる人なんて滅多にいない
「 良いけど、なんで? 」
「 ん〜、噂のことも気になるし同じクラスになった時から仲良くしたいなーって思ってたから? 」
「 そう、いいよ、友達になっても 」
「 ほんと?やった〜! 」
僕と友達になるだけで喜ぶって…
「 変な人 」
「 え!?海くんひどくない!? 」
「 …声でてた? 」
「 うん、思いっきし! 」
「 やらかした…ごめん 」
「 ん〜、いいよ!優しいからね 」
「 ありがと 」
「 は〜い 」
そこから君との、夜火との物語が始まっていた
付き合いも長くなり
出会って2年くらいのなる頃
「 ねぇ、一緒に旅に出ない? 」
と言われた
その頃には心を許していた僕は特に断る理由もないので
「 うん、いいよ 」
「 やった〜! 」
「 どこ行くの? 」
「 ふっふふ〜、瀬戸内の地域の県を回ろうと思ってるんだ! 」
「 お金は? 」
「 バイト代があるからね、海はお金大丈夫そう? 」
「 うん、お年玉とお小遣い貯めてたから 」
「 えっ、貯金崩していいの? 」
「 特に使うこともないし、如月と一緒の旅だから 」
「 …!そっか〜嬉しいな 」
「 ん、まぁ今日で会って2年目だもんね 」
「 え、あ、そーだった 」
「 忘れてたの?如月が絶対忘れないでって言ってたのに 」
「 えへへ、ごめんね 」
「 まぁ怒ってるわけじゃないしいいよ 」
「 ありがとぉ〜!! 」
「 本当海は優しいね 」
「 そう?有難う 」
「 うん! 」
夜火ニコニコしてて可愛い…
「 ずっと一緒にいれたらなぁ 」
「 ん?何か言った? 」
「 ううん、何にもないよ 」
「 そう?なら良かった 」
「 旅行、いつ行くの? 」
「 ん〜なら夏休みとかは? 」
「 夏休み、結構先の話だね 」
「 うん、でもその分お金沢山集めることできるでしょ? 」
「 確かに 」
それなら単発バイト?というものをしてみるのもいいかも
「 でっしょ〜?私ってば天才! 」
「 テストの点は低いのにね 」
「 うっ、それ言われたら言い返せないじゃん 」
「 ごめん 」
「 良いよいいよ、あ、授業始まっちゃうから席戻るね 」
「 ん、また後で 」
「 は〜い 」
夜火、可愛かったな
「 なぁなぁ、睦月 」
「 ? 何? 」
「 お前って夜火と付き合ってるの? 」
は?
何を言っているんだ
確かに夜火のことは好きだが付き合うなんてもっての他だ
「 付き合ってない 」
「 ちぇ、なんだ残念だな 」
残念とはなんだ
「 何故 」
「 え? 」
「 何故そのような疑問を持った? 」
「 そりゃ、お前ら入学式の前から仲良くしてたからよ 」
「 てっきり付き合ってんのかと 」
「 中学の頃に知り合ったから仲がいいだけだ 」
「 勘違いしないでほしい 」
「 ふーん 」
「 授業始めるぞ〜 」
「 あ、やべっ 」
なんなんだ
あいつは
僕と夜火が?
そんなわけないじゃないか
そもそも僕と夜火では釣り合っていないからな、
っと授業が始まったので今はそっちに集中しよう




