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8月17日

 

 特に行事もなく、エア・コンディショナーの冷房が効いた部屋でゲームをしているだけで、暑い夏がもうすぐ下旬に突入しそうになっていた。

 7月は良かった氷上が海に連れて行ってくれた。

 昔から海は知っていたがずっと行ける事はないと思っていた。

 まさか太陽が沈んだ後に行くなんて。

 液晶の画面から見る光眩しい景色とは違かったけれど、彼と海水で遊んだことはとても楽しかった。

 彼との思い出が増えていくたびに自分の体の性質がにくくなり、人間に慣れたらなと思ってしまう。

「氷上~、海行きたい」

「じゃあ行くか、夜釣り」


 暗いなか2人で釣りをするのかと思っていたが、堤防の発光ダイオードは白い光を辺り一面にまき散らしていて眩しかった。目に入ると痛いくらいだ。堤防に向かう前に見えていた灯台の光が見えなくなっていた。

 そして家を出る前に水着は備えて着てもいいけれど動きやすい服装でと言われたので、水着の上からシャツワンピースを羽織ったら、彼はとても変な顔をした。


 氷上は氷上で釣りが上手いわけではなかった。けれども2時間程潮風を浴びるとバケツの中には、手を広げた時の親指の先から小指の先までくらいの大きさの”ぜんご”が3匹いた。

 夜の雰囲気は味わいにくかったが、彼とゆっくりできたと思う。


 帰りにラーメン屋でぜんごのフライをあげて貰い、3人で分けた。海に行ったことは内緒にする算段だったが私の格好でバレてしまった。また文句を言われたが手土産のぜんごが嬉しかったようで許してもらえた。

 今日はパイナップルの日らしく冷やしラーメンに山盛りのパインが乗ってた。それが美味しかったことが今日一番気に食わなかった。

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