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無能と呼ばれた俺、4つの力を得る  作者: 松村道彦
第5章:それぞれの戦場で

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伝説の武具紹介3

 

 グレイプニル 魔法の縄


 神が創った伝説の縄。

 女の髭、猫の足音、山の根、熊の腱、鳥の唾液、魚の息を集めて創ったとされ、これらが今の世に存在しないのはグレイプニルを創る為に消費されたからだと言われている。

 神をも喰らう魔獣を封じる為に創られ、これに縛られたその魔獣は身動き1つ取れなかった。


 相手の特殊な力を封じる能力がある。


 ただし、縛られた者以外からの攻撃には弱いという弱点があり、少しでも傷を付けられると拘束は解除されてしまう。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【S】


 性別は女性。

 身長160センチ。

 黄色く短い髪に紫色の瞳、浅黒い肌に纏っているのは自身である縄だけであり、見えてはいけないもの以外全部出ている。

 明るい性格で、若干天然。

 そんな彼女の夢は、縛る側から縛られる側になること。

 誰かを縛り続けた結果、そっちに目覚めたドMである。


 武器としては4章でフェイクを縛り上げる為に初使用。

 人型はレヴィに能力の封じ方を教えるという理由で初登場。

 だが、どちらかというと彼女の夢を叶えるという意味合いが強かったようだ。



 エッケザックス 宝石剣


 神が創り上げた伝説の剣《つるぎ》。

 この世の宝石を全て凝縮したというこの剣《つるぎ》は、黄金で出来た柄《つか》や鍔《つば》の土台に宝石が散りばめられ、剣身がダイヤモンドで出来ている。


 剣身を振るう度に宝石を生み出し、それらは輝く軌跡となって相対するものを魅了したまま撃ち貫く。

 魔物や竜ですらその美しさに抗うことは出来ず、恍惚の表情を浮かべて絶命したという。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【S】


 性格は女性。

 身長155センチ。

 ブロンドの短い髪に銀色の瞳、白い肌は宝石が散りばめられた黄金の鎧に包まれているが、豊満な胸だけは隠されていない。

 "これもまた宝石の一つでしょ?"とは彼女の弁。

 見た目や言動から高飛車な女性に思えるが、ロードに礼を怠らなかったことから分かるように、実際は義を重んじるしっかりとした女性である。

 一度見た宝石を自由に生み出す力があり、見れば見るだけ強くなることが可能。

 それ故に、彼女の夢は自分が知らない宝石を見ることだった。

 ただ、強くなりたいというよりは、単純に宝石を見ることが好きという部分が大きかったようだ。


 武器としてはジークとの特訓時に初使用。

 人型はギリシアにて彼女の夢を叶える為に初登場。



 ウィガール 聖鎧


 神が生み出した伝説の鎖帷子《くさりかたびら》。


 1日に一度だけ、あらゆる攻撃を完全に防ぐことが出来る。


 かつてこの鎧を身につけていた大英雄アーサーは、重要な局面でこのウィガールを使い、油断した敵に聖剣の一撃を見舞ったという。


 ただし、使用の際に膨大な魔力を消費する。


 武具ランク:【SS】

 能力ランク:【SS】


 性別は女性。

 身長は約20センチ。

 長い銀色の髪に瞳、自身である鎖帷子を身に纏い、その背中からは翼が生えている。

 まさに妖精そのものである彼女の夢は、貰った身体で世界を感じたいというもの。

 ロードの肩に乗ってギリシアの町を歩いたことで、色々あったがどうやら満足したようだ。

 因みに、人型の状態でも能力を使うことは可能だが、一度使えば24時間経たないと再び呼び出すことが出来ない。


 武具としてはフェンリル戦で初使用。

 人型はギリシアの町で初登場。



 アスカロン 聖竜剣


 聖なる力を持った伝説の剣《つるぎ》。


 竜を仕留める度に力が溜まり、溜まった力を解放することで、倒した竜の息吹《ブレス》をその剣身に宿すことが出来る。


 竜を斬る際は必ず十字に斬らなければならないという制約があり、それを破った場合剣身が折れてしまう。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【SS】


 性別は女性。

 短い銀髪に金色の瞳、紺色の修道服を着ており、背中に背負った自身である大剣がなければ普通のシスターにしか見えない。

 基本的に無表情。

 話し方はレヴィのように丁寧で、どこか無機質な印象を受ける。

 しかし、他の竜特攻を持つ武器達に引け目を感じているなど、非常に人間らしい一面も持つ。

 ロードの諦めない生き様に感銘を受け、弱い自分でも何か力になりたいと考え、そうして力を貸すことにしたようだ。


 武器としては霊峰クフーの竜戦で初使用。

 人型はギリシア城にて初登場。

 身体を貰い、しっかりと神に祈ることが出来たので満足している。

 意外と胸が大きい。



 アイアンハート 不屈の剣《つるぎ》


 古の刀鍛冶オルキュリアが作った伝説の剣《つるぎ》。


 持っているだけで身体の痛みを消す力がある。

 また、この剣《つるぎ》は決して折れることはなく、何があっても傷1つ付かないという。


 ただし、この剣《つるぎ》で相手にダメージを与えることは出来ない。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【S】


 性別は男性。

 身長220センチ。

 黒い短髪に赤い瞳、上半身は鎖で覆われ、下は黒いズボンを着用。

 胸の中心には赤い魔石が輝いており、それが彼の力の源となっている。

 性格は勇猛果敢。

 敵に対しダメージを与えられないが、自身もダメージを受けない為、とにかく前に出て攻撃を引き受けるのが彼のスタイル。

 仲間思いな部分が強く、ロードの性格に惹かれて力を貸すことにしたようだ。


 武器としてはレヴィ戦で初使用。

 人型はヨルムンガンド戦で初登場。



 マルテ 巨人の大槍


 神が創りし伝説の大槍。

 かつて巨躯の英雄バリガンが使用し、戦場で数多くの武功を挙げた。


 元々が柄だけで4メートル、穂先まで入れれば6メートルを超える大槍だが、投げつけることで更に巨大化するという力を持つ。

 これにより空飛ぶ竜は一撃で地に墜ち、魔物の群れはそのことごとくが地に伏せたという。

 マルテを担いだバリガンの前に敵は無く、それ故に彼は"蹂躙"の二つ名を得ることとなった。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【S】


 身長12メートル。

 若草色の鎧を身に纏っており、その顔はフルフェイスの兜で覆われている。

 気は優しくて力持ち、という言葉がぴったりな人物。

 話す言葉はたどたどしく、どこか幼い印象を受ける。

 ロードの優しい性格に惹かれたらしく、それにより力を貸すことにした。

 見た目通りの怪力無双であり、ヘラクレスとまともに打ち合える数少ない武具の内の1人。


 武器としてはヨルムンガンド戦で初使用。

 人型はギリシア復興の際に初登場。



 フレイストーム 鷹の羽衣


 かつて女神が使用していた伝説の羽衣。

 纏うだけで空を飛ぶことが出来るようになる。

 飛ぶことが出来るのは1人だけであり、移動速度も速くはないが、長距離の移動が可能。


 フレイストームは1羽の鷹の魂から紡がれたもので、それ故に鷹の羽衣と呼ばれている。

 また、羽衣の姿から鷹に変化することが出来たのもそう呼ばれた所以だろう。


 武具ランク:【S】

 能力ランク:【S】


 性別は女性。

 身長148センチ。

 肩程までに伸びた茶髪に茶色い瞳、鷹の顔を模した兜を被り、着ている鎧も鷹の羽が散りばめられている。

 背中からはやはり茶色い羽毛に覆われた翼が生え、手は普通だが足は鷹のようになっており、鷹の羽衣という名前通りの姿をしている。

 素直な性格で、感情をストレートに表すタイプ。

 言動は軽く見えるが、視野の広い思考でしっかりと物事を捉えており、決して頭は悪くない。

 その鷹の目を使い、これまでの旅でロードを見極めた結果、彼に力を貸すことにしたようだ。


 初登場はアイギスと共に戦ったファーブニル戦。

 因みに、彼女の夢は自分の思うがままに空を飛びたいというもの。

 恐らく、それはすぐに叶うだろう。



 カラドボルグ 天剣


 神が生み出した伝説の剣《つるぎ》。

 握りし者はこの世全ての戦いを統べるという伝承があり、それ故に天を掴む剣《つるぎ》……天剣と、そう呼ばれている。


 カラドボルグの能力。それは、"斬気の具現化"。

 より簡単に言うならば、"斬る"と念じただけでそこに斬撃を発生させる力である。

 カラドボルグにはもはや剣《つるぎ》を振るうという動作すら必要なく、倒すべき敵はその思いのままに切り伏せることが可能であった。


 エクスカリバーとは兄妹剣にあたり、形がよく似ている。


 武器ランク:【SSS】

 能力ランク:【SSS】


 性別は男性。

 身長180センチ。

 エクスカリバーの兄妹剣にあたり、彼女をそのまま男性にしたような容姿をしている。

 聡明で思慮深く、騎士道精神に溢れた人物。

 武具達の中でもかなり高位の存在であるが、それを感じさせない人柄をしており、色々と相談を受けることも多いらしい。

 エクスカリバーとの仲はよく、兄妹で話すことも少なくないとのこと。

 ロードの言動を見極めた結果、自身を振るうに値する人物だと判断したようだ。

 叶えて欲しい夢は特になかったが、今は兄妹一緒に過ごしたいと考えているらしい。


 武器としてはフェンリル戦で初使用。

 人型としてはザッハーグ戦で初登場。



 ガラティン 太陽剣


 神が太陽の光を集めて創り出した伝説の剣《つるぎ》。


 朝から正午に限り、所持者の身体能力を強化する力を持つ。

 太陽が出ていなくても効果はあるが、太陽が見えており、かつ正午に最高の力を発揮する。


 かつてこれを握ったのは、大英雄アーサーが最も信頼を置いたという英雄ガウェイン。

 彼はこの剣《つるぎ》により、"太陽の騎士"としてその武勇を馳せた。


 ただし、夜は何も斬れない。


 武器ランク:【SSS】

 能力ランク:【SS】


 性別は男性。

 身長185センチ。

 橙色の長髪に真紅の瞳、自身である剣《つるぎ》もまた、剣身が橙色で柄《つか》は真紅。

 鎧もそれに準じており、まさに"太陽の騎士"の名に恥じぬ容姿をしている。

 性格は熱血漢。

 熱い男であり、彼がいるだけで若干気温が上がる。

 それ故か、彼を苦手としている武具も少なからずいるらしい。

 ロードの生き様に熱いものを感じ、力を貸すことにしたようだ。


 武器としてはフェンリル戦で初使用。

 人型としてはヨルムンガンド戦で初登場。

 夢は考え中。



 アガートラム 魔銀の義手


 かつて古に存在したという伝説の鍛治、オルキュリアが作成した伝説の義手。

 魔力と銀を混ぜ合わせて作られたアガートラムは、使用者と半ば融合し、失った腕と全く変わらない動きを可能とする。

 中には無数の小さな魔石が歯車のように埋め込まれ、そこに使用者から魔力を供給してもらうことで稼働するという仕組み。


 また、その中心にはオルキュリアが神から授かった強力な魔石が埋め込まれている。

 それによりアガートラムは、使用者の意志を力に変えるという能力を持つ。

 何かを成し遂げたいという意志が強ければ強い程、アガートラムはそれに応える力を使用者に与える。



 武具ランク:【SS】

 能力ランク:【SS】


 武具としてはヨルムンガンド戦で初使用。

 人型は本編未登場。



 ミョルニル 雷神の槌


 雷の神が自身の為に生み出したという伝説の槌。

 振るうだけで雷を生み出し、そして操ることを可能とする。

 単純な槌としての威力も凄まじく、神が握りし時は巨大な山を一撃で粉砕したという。

 雷は何かを叩けば叩く程に威力を増していき、その繰り返しの終《つい》に放たれたそれによって、巨大な湖を一撃で蒸発させたという伝承が残っている。

 また、投げつけても必ず主人《あるじ》の下へと帰ってきたという。


 ただし、使用者より小さい者にはダメージを与えられない。


 武器ランク:【SSS】

 武具ランク:【SSS】


 性別は女性。

 身長165センチ。

 青くウェーブがかった長髪に黄色い瞳、透き通るような白い肌は、青と黄色を基調とした鎧に包まれている。

 非常に強気で好戦的な性格。

 清純そうな見た目とは裏腹に、その綺麗な顔を歪ませて笑う様は、相手からすれば恐怖以外の何物でもない。

 戦うという行為が何よりも好きらしく、それが彼女の夢でもあった。

 実は力を貸し始めてからかなり時間が経っているのだが、なかなか生命を与えて貰えなかったことでやきもきしていたらしい。

 その想いが、初登場時の言葉に表れているのだろう。


 武器としては第4章のダンジョン内にて初使用。

 人型としてはヨルムンガンド戦で初登場。



 エッジキング 宝風の剣《つるぎ》


 神が生み出した伝説の剣《つるぎ》。

 柄《つか》は黄金、鍔には青い魔石が埋め込まれており、その剣身は風を集めて創られたという。


 斬撃を風の刃に変えて放つことが出来る。

 また、エッジキングを握りし者には幸運をもたらし、斬られた者には不運を与える。


 武器ランク:【S】

 能力ランク:【S】


 武器としてはヨルムンガンド戦で初使用。

 人型は本編未登場。



 ゲイジャルグ 朱絶槍


 神が創りし赤き槍。

 刃先に触れた対象の魔力を打ち消し、無効化する力を持つ。

 かつて"魔物殺し"として武勇を誇った英雄ディルムッドだが、彼はその裏で数多くの竜も狩っていた。

 放たれたゲイジャルグは竜の息吹《ブレス》を裂き、その喉元を幾度も貫いたという。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【SS】


 武器としてはテーベとの模擬戦で初使用。

 人型は本編未登場。



 ゲイボー 黄穿槍


 神が創りし黄の槍。

 この槍につけられた傷は使用者の許しがない限り決して癒えず、時間経過とともに深くなるという力を持つ。

 英雄ディルムッドが竜を狩る際に使用し、ゲイジャルグで息吹《ブレス》を打ち消した後、この槍で次々に竜を裂いて回った。

 傷はやがて心臓へと達し、斬られた竜達は為す術なく地に伏せていったという。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【SS】


 武器としてはヨルムンガンド戦で初使用。

 人型は本編未登場。



 ジュワユーズ 尊剣


 神が創りし伝説の青き剣《つるぎ》。

 空気や魔力など、通常の剣《つるぎ》では斬れないものを断つ力を持つ。

 神剣デュランダルと同じ材質から創られているが、生み出した神が違う為に能力が変わったらしい。


 ただし、物質は斬ることが出来ない。


 武器ランク:【SS】

 能力ランク:【SS】


 武器としてはヨルムンガンド戦で初使用。

 人型は本編未登場。



 クラウソラス 光の剣《つるぎ》


 光の神が生み出した伝説の剣《つるぎ》。

 この世全ての闇を祓い、悪しきものを断つ力を持つ。

 光の神は自身の半身をこの剣《つるぎ》に宿したという伝承があり、握りし者は神と同格とされ崇められたという。


 大英雄ヌァザはこの剣《つるぎ》とアガートラムを使い、戦場で一度たりとも膝を突くことすらなく勝利を重ねた。

 故に、クラウソラスは"不敗の剣《つるぎ》"と呼ばれることもある。


 武器ランク:【EX】

 能力ランク:【EX】


 武器としてはヨルムンガンド戦で初使用。

 人型は本編未登場。


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