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0018 旅4
「見ろ!魔王だ。」
植物から降りた二人は木陰から林の中の異形を見る。
「グロテスク・・・、気持ち悪い・・・。」
ジュナがぼやいた。
「いいか、ジュナは自分の命だけ、守ってろ。ここからはオレの仕事だ。」
ジュナが驚いてる間に、狩人ロクは木々を渡る。
ニンジャっぽいとジュナは苦笑した。
魔王が長い長い舌を出して来て、木の養分を吸い取り始めた。
『ロク、通信を開いたよ!魔王は何してるの?』
ロクは仕事中に舌打ちしながら、
『アレは田畑を荒らすタイプだな。木や麦、米の養分を吸い取って力に変える魔王だ。』
魔王って、元は何なんだろうとジュナは思った。
『じゃあ、指示通り動くぞ。』
『分かった、通信切るね。』
通信用のさるすべりを戻すと、植物魔法がバリアを作る。格好はカボチャの馬車だ。
ロクがシャルロットの剣を持つと、拘束魔法が全キャンセルされる。
魔王が右手に持ってる鎌条の爪を神速で動かした。
シャルロットがついてくる。バックしながら。




