用語・世界観説明 (2章終わりまで)
════════════════════════
第二章 世界観・設定資料
════════════════════════
■ 世界構成(更新)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・旧セリフィア領
大陸南西に位置する失われた地。奥深くに【蒼龍の里】と呼ばれる隠れ里
がある。かつて龍を信仰していた民が、外界から隔絶して暮らす。
龍痣を持つ者を「神の子」として崇め、厚く遇する一方、外に出ることを
ほぼ許さない。表向きは保護だが、実態はもっと複雑な思惑を秘めている。
・帝都ヴァルメリア(詳細追加)
└ 律文管理局:帝国民一人ひとりの存在を「律文」として記録・管理する
機関。律文から名を消された者は、帝国上「存在しない者」として
扱われる
└ 裁極の間:皇宮最奥にある謁見の間。白銀の柱が並び、天井に巨大な
龍の紋章。窓はなく、青白い律灯だけが冷たい光を落とす
・ヴァルメリア帝国司法養成院《天秤》(詳細追加)
└ 生徒会構成:各学年の総合成績(筆記+実技)首席が役職を担う
3年首席=会長/2年首席=副会長/2年次点=書記/1年首席=補佐
└ 校内には、機密資料を扱う書庫区画があり、閲覧には制限がかかる
■ 律・術式(更新・追加)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【アストラル・ゼロの制約】
└ 律式は無効化できるが、物理的な打撃そのものは防げない
└ 隔離された空間(断律球など)でなければ、極めて高い出力の衝突は
周囲一帯を巻き込み破壊しかねない。使い手はそれを踏まえ、あえて
出力を絞ることがある
【律式残滓による追跡の限界(補足)】
└ 使用から極めて短時間、あるいは直接接触した物体からしか読み取れない
└ 時間が経てば自然律に拡散し、観測は不可能になる
└ 追跡が途絶えた場合、以降は物理的な痕跡(足跡など)を頼るしかない
【複数の使い手による複合技】
└ 深く眠り込んだ意識・記憶は、単体の解析系スキルでは観測できないほど
波長が乱れ拡散している場合がある
└ 別の使い手が対象周辺の"場"そのものを一時的に固定する力を重ねる
ことで、初めて観測・解析が可能になるケースが存在する
└ どちらか一方の力だけでは成立しない、極めて特殊な連携
■ 帝国の統治体制(更新)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【断罪の十環・現在の序列(判明分)】
├─序列一位:アイク・ゼラントス
├─序列二位:グラヴィス・レーン
├─序列五位:ベアトリクス・クロムウェル
【カレンへの賞金令】
└ 発令:帝国広報局
└ 内容:《龍痣保持者・カレン・ゼラントスに対する賞金令》
所在情報に最大金貨一千枚。生死問わず、即時断罪対象。
帝国司法局シアリーにて処理を担当
└ 署名:帝国宰相ヴェルク・アストリア
└ 掲示:帝都の掲示板、大通りの壁、国境の検問所、港の柱など、
あらゆる場所に一斉に貼り出された
■ 重要な術式・能力用語(更新)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【龍眼】(既出・補足)
└ 発現の度合いによって出力を制御できることが判明。全開放時は周囲の
空間そのものを歪ませるほどの気配を放つが、必要最小限の出力に絞り、
極めて狭い範囲だけを支配下に置く、精密な運用も可能
【龍律変異】(既出・補足)
└ 完全な発動に至らずとも、その兆候として身体能力の向上や、傷の
異常な回復速度など、龍に似た特徴が部分的に現れることがある
└ 発動そのものは、数百年に一度現れる龍痣保持者の中でも、歴史上
ただ一度しか記録がないとされる、極めて稀な現象
【封律塔/断律球】(既出・補足)
└ 断律球のような隔離環境がなければ、序列上位者同士の全力の激突は
地形そのものを変えるほどの規模になりうる
■ 第二章 主要人物
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼アイク・ゼラントス(十代半ば・現序列一位)
├─立場:断罪の十環・序列一位。数ヶ月前、前任者グラヴィスを実力で
│ 打ち破り、現在の地位を得た
├─特性:圧倒的身体能力と規格外の星幽容量。深律に接続する龍眼の
│ 唯一の発現者
├─固有スキル:【至高の法典】
│ 対象の法理を書き換え、「違法」と断定した事象を無へと還す
│
├─能力詳細
│ ◆星幽零式
│ 通常時の出力。律式やスキルそのものを無へ帰す力
│ 出力の絞り込みにより、極小範囲のみを対象にする精密運用も可能
│
│ ◆龍眼発動時:零式執行
│ 瞳が黄金に染まり瞳孔が縦に裂ける。「リーーーン」という鐘の音
│ この状態では、世界の「法」に対する絶対的な支配権を行使できる
│
│ ◆重力の牢獄への対応
│ 広範囲を無効化する代わりに、守るべき対象の周囲だけに出力を
│ 集中させ、極めて狭い安全地帯を作り出す、応用的な運用を披露
│
└─心理:妹カレンを最優先する強い意志。自らの安全については、
絶対に負けないという確信のもと、驚くほど無頓着
▼ヤマト・ゼラントス(十代半ば)
├─立場:ヴァルメリア帝国司法養成院生徒会所属。将来的に
│ 断罪の十環入りを志す
├─特性:知略と解析に特化。膨大な情報を演算し、確率・記憶を読み解く
├─固有スキル:【記憶階梯】
│ 演算により、確率的な未来予測と、深層記憶の解析の両方を可能にする
│
├─能力詳細
│ ◆多重演算
│ 複数の情報層を同時並行で処理する超高速の思考
│
│ ◆確率演算
│ 状況を数値化し、生存確率や成功率を弾き出す
│
│ ◆記憶の解析
│ 対象の律式波長を観測し、記憶を読み取る。ただし完全に意識を失い、
│ 深く抑え込まれた記憶は、波長が乱れ拡散しており、単体では観測
│ 不可能
│
└─心理:「正しさだけでは何も守れない、正しさに力を持たせる人間が
必要だ」という結論に到達。仕組みの内側から世界を変えようとする
▼カレン・ゼラントス(十歳)
├─立場:ゼラントス家末妹。現在はアイクと共に行動
├─特性:龍痣の保持者。五年前の一件で記憶を失っており、家族に
│ 関する具体的な記憶はほとんど残っていない
├─固有スキル:【龍律変異】
│ 未発動。ただし年齢的にはすでに発動条件を満たしうる段階にある
│
├─現状
│ 長く蒼龍の里に匿われていたが、そこを離れ、過酷な逃避行を経て
│ 兄二人と再会した。以降はアイクと行動を共にしている
│
└─心理:誰も信じられなくなっていた孤独な時期を経て、無条件に
自分を優先してくれるアイクの存在に、少しずつ心を開き始めている
▼グラヴィス・レーン
├─立場:断罪の十環・現序列二位(数ヶ月前、アイクに敗れ序列一位から
│ 転落)
├─固有スキル:【重力秩序】
│ 空間内の重力を完全統御し、動体を静止または圧殺する
│
├─能力詳細
│ ◆重力の牢獄
│ 広範囲の空間そのものを歪め、内側へ握り潰すように陥没させる
│ 大規模な律式攻撃
│
├─過去の行為:五年前、皇帝の命によりゼラントス家を襲撃した張本人
│ セオドール・ゼラントス(父)、エレオノーラ・ゼラントス(母)を
│ 殺害。アイク・ヤマト・カレンが逃亡する原因を作った
│
├─人物像:感情を排し、法と秩序の基準のみで物事を断じる。生死を
│ 問わない断罪対象に対しては、一切の躊躇がない
│
└─アイクへの関心:規格外の力を持つアイクに、強い関心を寄せ続けて
いる
▼レオンハルト
├─立場:帝国第四皇子。リブラに在籍
├─固有スキル:【黄金の聖域】
│ 周囲に黄金の光を展開し、絶対的な防御領域を作り出す
│ ただし律式にのみ有効で、物理攻撃には対応できない場合がある
└─心理:皇族としての誇りを胸に、仲間と共に困難に立ち向かう
▼ミヅキ・キサラギ
├─立場:剣神カゲツの娘。水月流継承者
├─固有スキル:【静水奔流】
│ 相手の攻撃の勢いを剣先で受け止め、瞬間的に停止させることで、
│ 逃げ場を失った力を内側で爆発させる、実戦で初めて披露した技
└─心理:修行の成果を実戦で発揮できたことへの手応えと、まだ届かない
己の力への自覚
▼エルフリーデ・ヴァイスハイト
├─立場:リブラ生徒会長。三年次総合成績首席
├─出自:かつて独自の道を歩んだ旧アストレア王家の血を引く家系
└─心理:ヤマトの才覚を高く評価しつつ、その危うさにも目を光らせている
▼ドラン
├─立場:リブラの元教頭
├─行動:生徒会選挙をめぐりヤマトと対立。証拠のでっち上げや審査の
│ 悪用でヤマトを追い落とそうとするが失敗
├─結末:不穏な組織との繋がりが露見し、身柄は正式に司法局シアリー
│ へ引き渡された。教頭の座は空位に
■ 事件簿(第二章分)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【リブラ生徒会選挙とドランの妨害】
概要:ヤマトの生徒会入りを巡り、教頭ドランが証拠のでっち上げや審査
制度の悪用でこれを妨害しようとする
結果:ヤマトは正面から争わず、記憶に留めた情報を第三者に託す策で
対抗。ドランとの対立が決定的になる
【謎の組織による襲撃】
概要:ヤマトとその仲間が、ドランの手引きにより、不穏な組織の襲撃を
受ける。窮地の最中、駆けつけたアイクが圧倒的な力で撃退
結果:襲撃は退けられ、ドランも取り押さえられる
【妹との再会】
概要:長く行方の知れなかった末妹カレンの手がかりを追い、アイク・
ヤマトが合流。カレンは衰弱した状態で発見された
結果:発見に立ち会ったグラヴィスも交え、カレンの処遇を巡って
三者の意見が分かれることになる
【双子の決別】
概要:カレンの処遇方針を巡り、アイクとヤマトの間で意見が対立。
解決できないまま、実力による決着へと発展する
結果:アイクはカレンを連れて独自の道を選び、ヤマトの元を離れる。
二人の道は、ここで分かれることとなった
【リブラ帰還とドランの処遇決着】
概要:ヤマトが一人でリブラに帰還し、これまでの経緯を仲間に伝える
結果:ドランの処遇が正式に決定し、教頭職は空位に。ヤマトは生徒会に
正式加入し、将来的に断罪の十環入りを志すことを表明
■ 重要な歴史背景(既出・補足)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【四百年前の龍痣大災厄】(補足)
└ 龍痣を持つ者自体は、数百年に一度、稀に現れる
└ だが、実際にその力が発動した事例は、四百年前のただ一度のみと
されている
└ この記録も、当時を直接知る者はすでになく、伝承として語り継がれて
いるに過ぎない
【旧セリフィア領の秘密】(補足)
└ 里の人々は、龍痣保持者を神の子として崇めながら、その力が発現する
ことを強く望んでいる
└ 表向きの「保護」と、内に秘めた「悲願」との間には、大きな隔たりが
ある
──────────────────────
第三章へ続く
──────────────────────




