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狂った少女
雪が積もった学校の屋上で
マフラー巻いた少女は柵の向こう側。
「貴方には分からないわ」と言う。
堕ちる姿に見とれた。狂った姿が綺麗だった。
くだらない世界。
何もかも終わらせて。
そう、少女は堕ちて逝った。
冷えきった手が温もりを求める。
ブラウスのポケットに構えたカッターナイフ。
「私はもう死んだ目をしてる」
それでも呼吸をして、白い息が見えるから。
くだらない世界。
純白のカーペットに滴る赤。
そう、少女は狂っている。
此処は何処なのでしょう? 私を助けて……
貴方は誰なのでしょう? 私を助けて……
救いようの無い少女の姿に救われた。
生気の無い笑顔に惚れていた。
「貴方も世界が嫌いでしょ?」
何処までも一緒にいこう、僕等一緒にいこうか。
くだらない世界。
何もかも終わらせて。
腐った世界を壊してよ。
くだらない世界だから
何もかも嫌になって
手首は赤く染まった。
そう、少女は狂ってるから。
そう、世界は狂ってるから。




