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シャーリーさんのお母さんとアンニカさん

「さて、あんたには聞きたいことが山ほどあるんだけど・・・・・

 その前にその威圧を何とかしてくれないかい?」

「威圧ですか?」

「・・・・・・まさか素で言ってるのかい?」

「?威圧なんかしてませんけど。」

これは何ともやばい相手だね。威圧してないのにこの圧倒感かい。


「じゃあ、力を抑えてくれるかい?このままじゃ緊張してゆっくり話をしていられないよ。」

「分かりました。よく分かりませんがやってみます。・・・・・・これでいいですか?」

全然弱まってない。でもこれ以上はできなさそうだし言うだけ時間の無駄だね。

「いいよ。

 それで話なんだけどね。あんたは何者なんだい?」

「アンニカです。」

「名前の話じゃないんだよ。それに名前はさっき聞いた。」

これだけ強い存在なのに名前を一度も聞いたことがない。

昔のつてでそういう強者の名前は引退した今でも耳に入ってくる。

しかも普段から力を抑えたりしてる様子はないのに、世間に名が出てないっていうのはおかしい。

裏の人間か、はたまた・・・・・・


「あ、はい、エヴァレスト神殿の者です。」

「っ、なぜ生きてるんだいっ?」

やばい。エヴァレスト神殿の生き残りとか。

武器になる物は・・・・・・・パン切り包丁だけか、

夫はもう仕事で外に出てる、守るべき相手は娘とあの子

いけるか?戦闘態勢に入ったことを気づかれてたら無理だ。


「あの、なんで急にそんな臨戦態勢に?」

ああ、無理だ。

恰好からして魔法主体みたいだけどこのレベル相手には、

いくら近接戦闘系に有利なこの距離でも勝てない。

これは穏便に帰ってもらわないと。


「村にある物だったらいくらでも差し出させる。だからどうか立ち去ってくれないかい?」

「えっと、あの、どういう状況なんでしょうか?」

あれ?

「エヴァレスト神殿の生き残りなんだろ?」

「どうやらそうらしいですね。」

「そうらしいとは、どういう事なんだい?」

「いえ、森にひきこもってたらいつの間にか神殿がなくなってたみたいで。

 あの子が言うには、えーっと名前なんて言ったかな?あれ聞いてないかも。

 すみません、あの子の名前はなんて言うんですか?」

「本人が言うには名前はないらしいよ。

 それで、あの子がなんて言ったって?」

「はい、なんか不祥事を起こして衰退したって言われました。

 一応それを確かめに行くっていうのと、

 エヴァレスト神殿に取られてた物を探しに行くのが今回の旅の目的です。」

どうやら、危険性はないようだね。

むしろエヴァレスト神殿に取られてた物を探すとかむしろ脅されてたのかもしれないね。

しっかしどうも見た目どうりの歳じゃないみたいだね。

森にひきこもってたらいつの間にか神殿がなくなったって、

確か始まりは五十年前で、治まったのが二十年前か。

話しぶりからしたら少なくとも五十年以上前から森にひきこもってるっていう事になるね。

最低でも五十か。

家の中でも取らなかった目深にかぶった三角帽子のせいで顔が見にくいけど、

少し見える所からは二十ぐらいに思えるんだけどね。何ともうらやましい限りだよ。


「その様子ならあの惨事は知らないようだね。

 あんたには知る権利があるし知る義務がある。エヴァレスト神殿がなにをしたか」

私は話しだした。

エヴァレスト神殿が突如変質し、ある参事を起こしたことを。


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