転生娘達の恋?話
今日もマチさんの店でマチさんをお借りして女子会です。メンバーは私とイオリアたん、マチさん。
マチさんが珍しく真顔で話しました。
「…ねえ、恋人でBLの妄想できる?」
「「……………」」
真顔で何聞くんだ、このヒト。
思考停止したじゃないか!なんてことを聞いてくるんだ、マチさん!真面目な話かと思って、真面目に聞いちゃったじゃないか!超くだらないじゃないか!!
「…マチさんは?」
とりあえず言いたくないから本人に返した。
「余裕」
「ですよね」
そもそも、恋人をネタにしたBL同人誌を日々描いてるぐらいだもんね!!
ちなみに、マリオット本人に聞いたところ…奴は大物だった。
「つまり…マチが僕とこういうプレイをしたいんだね?って言葉責めしたり、全く同じシチュエーションプレイしたりして、充分モトを搾り取ってますから」
マリオットは爽やかな笑顔であった。本当にお似合いのカップルでござるよ。搾り取ってるんだ…と遠い目をしちまったでござるよ。
「で、エルシィちゃんは?」
仕方がないから真面目に返事をした。
「ルイスで妄想したことはある。以前の誘拐事件でルイスが捕まってると勘違いして…ルイスがてごめにされると思ったら………」
「うん……」
「誘拐したやつらを皆殺しにして、国ごとブッ潰したくなった。もちろん楽には殺さない。指を 「萌えが一切なぁぁい!グロノトリガァァァ(意味不明)!血生臭いよ!!怖いよ!!なんか一気に違う方向で年齢制限かかったよ!!」
マチさんの言葉に、深くうなずいた。
「うん、微塵も萌えなかったわぁ。ルイスは私のなんだから、他人に弄ばれるなんぞ不快感しかない。悶えるルイスを見ていいのも、お触りしていいのも私だけ。むしろ、ルイスにセクハラする奴なんて、私が殲滅してくれるわ!!」
「おお…間違いなくルイス君に手を出す輩には滅亡フラグとブラッディフェスティバルの予感だね!イオリア様は?」
マチさんが明らかにドン引きしていた。話をかえようとイオリアたんに話しかける。
「あの、そもそもBLとはなんでしょうか?不勉強で申し訳ありません」
私は、マチさんとアイコンタクトした。目と目で完璧に通じあってしまった。微かに色っぽくはなかった。
イオリアたんは前世でも清らかな乙女であり、腐っていなかったのだ。ゲームはやっていたが、腐界との関わりはなかったらしい。
サンタクロースを信じる純粋な子供の夢を失わせまいと奮闘する、サンタクロースは親だと知ってしまった子供みたいな気分になった。
マチさんは頷いた。
『相手はライトオタ!話をごまかそう!!』
「あ、そういや新作ケーキあるんだった!」
「わあ、楽しみだね!イオリアたん!!」
強引に会話を変更した。オロオロするイオリアたんだが、新作ケーキも気になっているご様子。お姉さんは素直なイオリアたんが大好きですよ。
ちなみにお茶はマチさんが担当。プロだけあって、ダントツで美味しい紅茶を淹れてくれる。イオリアたんも上手だ。
私は…普通に飲める苦くない紅茶を淹れられるようになったよ!ルイスに頑張ったねってほめられました!
でもたまに気合いを入れすぎると光輝くんだよね……。鑑定したら、一時的に光の加護がいただけると判明。飲んだルイスが輝いてました。解せぬ。
新作ケーキを食べながら、のんびり雑談をする。
「そーいや、チョコ食べたいけどこっちには無いんだよね~」
「いや、あるよ?」
「え?」
「あら」
ルイスが非常用にと持たせてくれたチョコを出した。ミルク、ビター、ガナッシュ、トリュフもある。基本は私のおやつになっている。
「ルイスが探しだして作ってくれた」
「ルイス君すげえ。しかも美味しい!高級洋菓子店の味がする!!」
「んんん……」
イオリアたんもチョコが食べたかったらしく、めっちゃ味わっている。
「ラーメン食べたくならない?」
私はそっとルイスが発明したモノをマチさんに差し出した。
「これは……」
そして魔法で湯をわかし、ルイスが発明したモノにそそぎ…待つこと3分。砂時計をセット。
3分経ったら準備オッケー。
「やっべえぇ!ルイス君マジ天才!!うまあああい!!」
「ズルズル…ズズッ!!」
イオリアたんがめっちゃ食べてる。
「普通のラーメンも頼めば作ってくれるよ」
「マジか…土下座したら作ってくれるかなぁ?」
「いや、普通に頼めばいいじゃん!なんなら私が頼むよ!」
「「お願いします!」」
二人から頭を下げられた。好きなんだね、ラーメン。私もこっちで初めて食べたときは感動したもんなぁ。
「あの…お二人に相談があるのです」
イオリアたんが切り出してきた。なんでも、アイザックというヘタレが手を出してこないらしい。多分だが、イオリアたんが純粋すぎるからかイオリアたんのパパと約束したかだろう。
「よし、アイザックの理性を吹き飛ばそう!」
「エルシィ…」
「お姉さんも協力しちゃうよ~」
というわけで、話し合ったわけだが……
「バニーちゃんは正義!その立派なおっぱいで悩殺するんだよ!」
「いや、ここは猫耳ゴスロリミニスカだよ!!」
負けるわけにはいかないのだ!!流石にイオリアたんの露出が激しいし、猫耳で照れながらもにゃんとか言うイオリアたんは可愛いに違いない!!
私たちは熱く議論した。
そして………
「迎えに来たんだけど、二人は何を語ってるわけ?」
「実は………」
いつの間にか来ていたルイスに駆け寄る私。
「猫耳ゴスロリいいよね!?ルイス、前喜んでたよね!?」
「いやいや、ルイスきゅん。バニーちゃんがイイよね?ごちそうさまってわざわざ言いに来たし」
ルイスはニッコリ笑った。微妙にマチさんを威嚇している。
「いや、僕は新たな選択肢を提示するよ」
「「こ………これは………」」
しなやかなシルク素材に、美しい蝶と月の柄。夜空に輝く月を目指して飛ぶ蝶だ。そんな素敵な柄のチャイナドレス。ちなみに私のは蓮と蝶。マチさんは牡丹と蝶だ。
「これにマチさんのバニーちゃんから網タイツ、エルシィから猫耳で完璧じゃない?」
猫耳チャイナドレス編みタイツ装備のイオリアたんを想像してみた。
「「尊み秀吉……」」
私とマチさんはルイスを拝んだ。
「あ、チャイナドレスって普通の下着じゃダメなんだよね。ルイス、Tバック作って」
「てぃー?」
「ぱんつだよ。こんな感じで……」
ルイスに図を描いて説明した。
「!??え、エルシィ!チャイナドレスは家以外で着用禁止!」
「は~い」
ルイス以外に見せる予定はないから問題なし。
「流石にイオリアたん達のまでルイスに作ってもらうのは問題だよね…」
「ああ、なら私のいきつけで買おうか。エロ下着の専門店なんだよ」
「え…あ、お願いします」
「私も行く!!」
「エルシィ!?」
私はルイスの肩をつかんで、目を合わせてお願いした。
「ルイスが驚くようなエロを仕入れてきます。イイコで待っててね」
「うん!ご飯作って待ってる!!早く帰ってきてね!」
可愛かったのでちゅーしたら、人前だったから叱られた。ルイスが可愛すぎるから仕方ないの。
そして、私たちはお目当てのTバックだけでなく人体を卑猥に見せる下着…つまり魅せる下着を大量購入したのだった。
その夜?大変盛り上がりました。そして、なんかできた気がする。
マチさんちも盛り上がりすぎたらしく、翌日マチさんがお店を休んでいた。
イオリアたんは猫耳チャイナドレス網タイツによりアイザックを悩殺。理性をなくしたアイザックはイオリアたんパパにみつかり式まで二人きり禁止令が出たらしい。馬鹿め。
イオリアたんはアイザックに手を出されかけ、喜んでた。よかったね。
その後チャイナドレスの下にあるエロについて語ったら、アイザックが泣いた。馬鹿め。
でも、結婚すれば今後チャンスがいくらでもあるのだ。そのうち気がつくだろうから放置した。
異世界に転生した女の子たちは、こうしてずっと幸せに過ごしましたとさ。
めでたし、めでたし。
これで終了となります。最後まで読んでくださってありがとうございました。




