ちょっと休憩
今、部屋には私達しかいないんで目隠しはしていません。
「どうせなら…」
「あれは欲しいな…」
主にルイスとアイザックが交渉内容についてつめているので私は暇です。
「もにもに~」
ジェリーちゃんをもにもにするぐらいしかやることがありません。
「びろ~ん」
ジェリーちゃんはひんやりしていて気持ちいいです。
「もふもふも欲しいなぁ」
私はもふもふも好きだが…何故か私を見ると猫は逃げる。犬は服従して怯える。虎まで私を見ただけで服従のポーズをした時、私はもふもふを愛でられないのだと絶望した。
「モフモフ?」
私はジェリーちゃんにモフモフを説明した。
「デキマスヨ」
ジェリーちゃんがモフモフ毛玉に変身した。
「ふおお…もふもふ!」
なんてこった!すごいフッカフカだ!!
「もっふるもっふる~!」
「…エルシィ様は何をしてんすか?」
「あいつはこういうの苦手だから、せめて邪魔しないようにしてるんだよ」
「…なるほど」
シルスの話に、ルイル君が納得した。出来なくはないよ。苦手だからしたくないだけだよ。ただ、アイザックとルイスレベルの討論は難しいかな…戦術なら得意なんだけどなぁ…
さらにジェリーちゃんは猫や犬、さらにはライオンにも化けた。でかいもふもふ…!
「ふおお………」
至福の巨大もふもふである。私は幸せだった。存分にもふもふしてやった。
「アア、母様ガ1番好キナモノヲ思イダシマシタ」
「え?」
きっと、ジェリーちゃんはサービスしてくれたのだろう。この世で私が1番好きな存在に変身した。
私はライオン姿のジェリーちゃんにひっついていたので、それを至近距離で見てしまった。
私が1番大好きな、ルイス全裸を。それはもう、バッチリみてしまった。
私は男の全裸など見慣れている。しかし、ルイスは別枠である。鼻血をふいた私にジェリーちゃんが慌てるが、まずは元に戻っていただきたい。
「母様!?」
いや、だから全裸で近寄らないでほしい。ジェリーちゃんの悲鳴に、本物のルイスが気がついた。
「ちょっ!?何してるの!?ジェリー、元に戻って!!」
ジェリーちゃんは本来のぷにぷにボディに戻った。そしてテキパキと私の鼻血を処置するルイス。
「ジェリー、なんでまた僕になったの!?しかも裸で!」
「母様ハ父様ガ1番好キダカラ喜ブカナッテ…」
「…………え?……………そう……いや、でも裸は…いやいや、僕になるのはダメだからね!」
ルイスは真っ赤になりつつジェリーちゃんに注意した。
「ハイ、スミマセンデシタ」
私も鼻血が止まって復活しました。
「ジェリーちゃんや、気持ちは嬉しいけど、なんであんなに完璧なルイスに変身できたの?」
「一緒ニオ風呂ニ入ッタコトガアリマス」
「………ずるい」
「へ?」
「ジェリーちゃんずるい!私もルイスとお風呂に入りたい!ずるい、ずるい!私もルイスの裸が見たい!」
「ええええええ!?」
「ルイスは私の全裸を見てあーんなことやこーんなことまでしたんだから、私もルイスの裸を見る権利はあると思う!!」
全裸に剥いたあげく隅々まで見たんだから、私にも権利はきっとある!
「あんなことや」
「こんなこと…」
「ルイスは何をやらかしたんだ…」
アイザックとルイル君は鼻をおさえ、シルスは死んだ魚みたいな目をしていた。
そしてルイスは、鼻血をふいて倒れた。見事な血の噴水だった。
「ルイスぅぅー!?」
乙女にクラスチェンジしたルイスには、色々と無理だったみたいです。
ルイスが気絶したため草案作成に時間がかかり、叱られました。結果的に邪魔したので、おわびに書類作成をお手伝いしました。
とりあえず、帰ったら一緒にお風呂をねだろうと思います。早く帰りたいなぁ。
ルイスさんは両想いになったからこそ、もうエルシィを剥いたりはできません。出血多量で多分死にます。
その辺りの心境変化はそのうち書きたいと思います。




