当日1-6
僕らは、高橋の魔法の方法を聞いて衝撃を受けた。
だってな?高橋が掛けた魔法は僕たちだけじゃない。
多分日本人なら誰だって知ってる魔法であろう。
賢い読者様なら気づいた人もいるだろう。
そうだ、、
「てるてる坊主」だ。
まあ、地域によっては違う呼び名もあるだろうが、ティッシュを丸めて更に上からティッシュを重ね、首の部分を紐で縛り窓に吊るすアレだ。
僕「て、てるてる坊主が魔法だと!?」
サトーも何か凄い魔法を見せてくれると思ってたのだろう。予想外過ぎたのか僕らの話を黙って聞いていた。
高橋「そう!!師匠も知ってるだろ?雨を晴れに変える魔法さ」
僕「あれは、魔法と言うのか?」
高橋「魔法だろ?だって天気が変わるんだぞ?俺結構な高確率で天気を変えることができるぞ」
僕「それはそれですげーな」
高橋「だろぉ?えへへ」
高橋は僕の言葉を素直に褒め言葉と取ったのだろう。
得意げに笑うも少し照れくさそうな様子だ。
なるほど。「てるてる坊主」か、
確かに気持ちの問題だとは思うが天気を変える言わば「魔法」と、言うよりは「おまじない」だ。
まあ、高橋にしてみればこれは立派な「魔法」なのだろう。
少しでも高橋が魔法を使えると思った僕がバカだった。
でも高橋が「てるてる坊主」を魔法と言うならそれは魔法になるだろう。
僕がごちゃごちゃ考えていると、突然サトーが口を開いた。
サトー「お、俺今まで「てるてる坊主」をバカにしてた!ありがとう高橋!俺はお前のおかげで魔法を一つ思い出すことができたよ!」
サトーと高橋は熱い握手を交わしたのだ。
勿論その様子を見ていた僕は、、特になにも考えてなかった。




