1、溶けるってどんな気分だろうか
厨2が不快な方
読むのはお控えください
本当は読んで欲しいけどね(笑)
「あっちぃ……」
俺こと浦原凌馬はそう呟いた。
ホントになんなんだろうか、この暑さは。
まだ6月だぞ、6か月。
暑くするにもほどほどにしてほしい。
このままなら7月、8月どうなんだ?
俺溶けるぞ?
溶けてはぐれメタルになんぞ?
なんて考えてると
「そこ!授業に集中しなさい!」
という声がとんできた。
えーと確か今は数学の時間だったかな……
数学の教師は……やべっ!担任じゃん!
「まったくいつも君はそうだ。
窓の外をみてプーさんみたいな顔して…」
キーンコーンカーンコーンー
「授業が終わってしまったか、浦原くんあとで職員室に来るように。では終了、起立!」
ガタガタッガタ
「「ありがとうございました」」
皆がそういうと数学の教師で
担任の荒木が出ていった。
それにしても 職員室かぁ……だるいな。
あ、まてよ。
クーラーがあるじゃないか!
ラッキー!!
とか思ってしまった俺がバカだった……
「で、なんだその顔は?」
当然だ、クーラーがある職員室ではなく
進路指導室に連れてこられたのだからな。
「あー暑いか。」
うぉぉぉぉ!察してくれたか!
ありがとう。先生、マジ天使!
次からちゃんと授業聞くよ!
「クーラーなんてつけないがな。
そのままで話聞いとけ」
地獄に叩き落とされた気分だ。
「何で君はそんなに私の授業聞かない?」
「退屈だか……」
「言い残すことはあるか?」
「いえ、自分が悪かったです」
あぶねぇぇぇ、もうちょっとで有名なあの川に逝くところだった……
「しんどいのはわかる。だからと言って聞かないのはダメだ、わかるな?」
「はい…… 」
「わかればよろしい」
きた!やっと解放される!
「ではあと二時間、そこにいとけ」
あっこいつ俺をはぐれメタルにする気だ。
バタンッ
え?マジ?ホントにやんの?
「冗談だ。」
「そうですよね、一瞬あせり」
「一時間でいいから、終わったらあけてやる」
俺は溶ける気分がどうなのか考えていた。