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【祝75000PV突破】 三姉妹の姉達は、弟の俺に甘すぎる!  作者: 佐々木雄太
一年生  四月篇
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第51話  告白からの闘争心

 嵐が過ぎ去った後、四人の雰囲気は最悪だった。


 敦也は、三人が中学時代、何と言われていたのか、敦也自身がどんな過去を持っていたのかも知っており、それを忘れているわけではない。


「それじゃあ、三人共、どこにいこうか?」


「…………」


「…………」


「…………」


 敦也は、雰囲気を変えようと、話題を変えようとするが、三人共、黙ったままである。


「はぁ、姉ちゃん達がそのままなら、別に俺は構わないよ。あいつらの事は、別に気にしていない。逆に言えば、ただの僻みにしか聞こえなかったな。俺は、姉ちゃん達の方が、好きだし、凄いと思っているよ。たぶん、世界中の誰よりも愛しているんじゃないかな?」


 三人を励まそうと、そう言った。


「それ、本当ですか?」


「え? 嘘ではないけど……」


 唯が、敦也に確認を取ると、そう返事が返って来る。


「ふふふ……」


「ははは……」


「くくく……」


 三人は、不気味な笑い方をする。


「あの? 御三方? 何がそんなにおかしいのでしょうか?」


 嫌な予感がした。


「あっちゃんが、誰よりも愛しているって……」


「あの敦也が、私に向けて告白だなんて、それも公共の場で……」


「あっくん、大胆すぎ……」


 三人共、敦也の話を聞いていない。


「もし、俺の話聞いています?」


 困った敦也は、三人を元の世界に戻ってくるように努力する。


「はっ! いけない、いけない。私とした事が、正気を失っていました! 不覚です……」


 唯がようやく、こちらの世界に戻ってきた。


「それにしても、相変わらず、憎たらしい人たちですね。嫌気がさします」


「そうだね。別に周りから何を言われたって、もう慣れたけどね」


「そう、二度と会いたくない」


 三人共、言い方は違うが、同じ意見である。


 それを聞いた敦也は、さっきまでの心遣いを返して欲しいくらいだ。


「じゃあ、姉ちゃん達は、落ち込んでいたというわけではないの?」


「何を言っているのですか? あれくらいで、私が落ち込むと思いますか? むしろ、徹底的に叩き潰したい気分ですよ」


 唯の闘争心が燃えている。


(ああ、これは……。いつか、どえらい事になりそうだな。この人達が本気になったら、何をしでかすか、分からないし……)


 敦也は、今後の自分の身の保障が危うくなったのを悟った。

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