第40話 三姉妹への愛
三人、それぞれのデートが終わり、四人はリビングに集まった。
「さて、ここであっちゃんには、三人の評価をしてもらおうと思います!」
三人は、まじまじと、敦也を見る。
「え? 三人の評価というのは?」
敦也は困っていた。
評価とは、どういう評価をすればいいのだろうか。
「それは、誰が一番、敦也とのデートが良かったのかだよ」
「そう、それを決めるのはあっくん」
迫られる三人に、敦也は誰が一番だったのか選ばなければならない。
(この中から選ぶのかよ……。そう言えば、この三人って、色んな事で争うのが好きだったよな。俺が、評価するたびに、喜んだり、ガッカリしたり、文句を言われたりしたんだよな)
敦也は、昔を思い出しながら、この三人が本気なのは分からない気もしないが、誰が一番とか、決めれるはずがない。
自分にとって、最高の姉達なのである。
「さぁ、あっちゃん、答えて!」
「敦也、男を見せてよ!」
「結果は大事」
三人は、今以上に敦也に近づく。
我慢できなくなった敦也は、どうにでもなれと思い、決断した。
「分かったよ! これが俺から姉ちゃん達への評価です!」
敦也は、唯・里菜・咲弥の頬に一人ずつキスをした。
「……。これが姉ちゃん達への俺からの答えです。皆、同じくらい良かったです。だから、これで勘弁してください!」
敦也は、視線を下に向けながら、顔を真っ赤にしていた。
三人は、いきなり敦也からキスをされて、そのまま同時に床に倒れた。
「えっ⁉ ど、どうしたの? 三人共ぉおおおおおおおお‼」
敦也の叫び声が、部屋中に響き渡った。




