≪ み ≫
○【悪運の災配】
――これだけ追い詰められたのなら、これ以上の悪運もそうはあるまい。
●前提:種族条件《超人種系》以外
●習得:他のプレイヤーからの攻撃で体力が1以下になる
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《能力強化》
●属性:《特殊属性》
●効果:このスキルは、自分に限定因子《悪運の災配》を持つスキルカウンターが付与されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>発動後、30秒間の《スキル・チャージ》が発生する。《スキル・チャージ》中、自分が他のプレイヤーからダメージを受ける度に自分に限定因子《悪運の災配》を持つスキルカウンターを[そのダメージ500につき1個]だけ付与する。《スキル・チャージ》終了後、自分の物理攻撃力・特殊攻撃力は[限定因子《悪運の采配》を持つスキルカウンターの数×2]%増加する。このスキルの発動から5分後、自分に付与された限定因子《悪運の采配》を持つスキルカウンターは全て破棄される。
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○【霧中の抱擁】
――その霧に抱かれた者はやがて白き絶望の中で悲嘆に暮れるだろう。
●前提:装備条件《Lv.240以上》
●習得:短刃【悲願の霊姫の懐刀】の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《誘発効果》
●系統:《デバフ》《視界干渉》
●属性:《特殊属性》《霊咒属性》
●効果:自分がこのスキルの帰属武器を用いた攻撃によって敵にダメージを与えた場合、その敵を対象に指定し、自動的に魔力を消費して以下の効果を発動する。
>対象となった敵に“絶霧中”デバフを付与する。
¶“絶霧中”デバフが付与された存在は60秒毎に限定因子《絶霧》を持つスキルカウンターを1個付与され、その視界に《絶霧中》の追加効果を付与する。
¶¶《絶霧中》の追加効果はその存在の視界を外縁部から[その存在に付与された限定因子《絶霧》を持つスキルカウンターの数+10]%分の領域に白い霧で覆い隠す。
このスキルの効果で付与されたデバフ及びスキルカウンターは、このスキルの帰属武器が《損壊状態》になった場合破棄される。
※備考:該当武器は精霊系ボス“悲願の霊姫アンジェリーナ=W=スティルロッテ”のレアドロップウェポン。通常の戦闘の中で敵の視界を奪う非常に強力な能力を持つが、対デバフ効果やフィールド外への脱出等の通常のデバフ解除手段の他、武器破壊によっても解除できてしまうため弱点は多い。
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○【鬼哭樹の祝】
――その大樹の祝福を受けた矢は必ず誰かに悲劇をもたらすだろう。
●前提:装備条件《Lv.270以上》+《聖弓熟練度20以上》
●習得:聖弓【機式降魔霊弓・鬼哭】の装備
●分類:《付加スキル》《常時展開》《条件効果》
●系統:《攻撃強化》《弾道干渉》
●属性:《物理属性》
●効果:自分が装備しているこのスキルの帰属武器を《抜刀状態》で把持している場合、以下の効果を適用する。
>自分が60秒間敵を注視している場合、敵に枝葉を象ったスキルマーカー《鬼哭の標的》を付与する。
¶《鬼哭の標的》のスキルマーカーはこのスキルの帰属武器が《納刀状態》になった場合破棄される。
また、自分がこのスキルの帰属武器を用いた《射撃属性》を持つ攻撃に《鬼哭の標的》が付与された敵を自動的に捕捉する《追尾性能Ⅳ》の追加効果を付与する。
¶《追尾性能Ⅳ》の追加効果はその攻撃が捕捉した敵に向かって常に弾道が変化する。
※備考:該当武器は巨大樹系フィールドオブジェクト“鬼哭樹”の素材を用いた霊的素養の高い武器。
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○【言葉語りの魔鏡台】([アンダーヒル]が保有)
――鏡よ鏡よ鏡さん、この世で最も美しいのは誰? それは鏡。
●前提:種族条件《超人種系》以外
●習得:7日連続で毎日4時間以上特定プレイヤーを視界に入れて監視する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《情報収集》
●属性:《情報属性》
●効果:このスキルは、自分が自分の《鏡属性》を持つアイテムを注視している場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するアイテム1個を対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、固有の空間拡張ウィンドウ《MIRROR OF TELLER》を展開し、対象となったアイテムを捕捉する。その後、《MIRROR OF TELLER》は対象となったアイテムの鏡面の正面に映る範囲の鏡像を映像情報として表示し、記録する。この効果で記録された映像情報は自分のアーカイブ内の指定フォルダ内に対象となったアイテムと同じ名前で保存される。この時、対象となったアイテムの名前が元々の名前と異なる場合、保存されるデータにもその名前が適用される。この効果は、対象となったアイテムが《損壊状態》になった場合、または実体化が解除された場合解除される。
●特殊効果:このスキルの効果が適用されているアイテムが存在する場合、以下の効果を適用する。
>自分は《自分が所属するギルドの拠点部屋》または《自分が所有する家》の拠点内に鏡台型の専用家具オブジェクト《言葉語りの魔鏡台》を設置することができる。
¶《言葉語りの魔鏡台》はこのスキルの効果が適用されているアイテム及び表示・保存される映像情報の管理に特化した機能を持つ専用端末機で、自分は端末機を用いて管理対象となるアイテムそれぞれに対して《現在地の確認》《遠隔回収》及びその映像情報の《表示ウィンドウの展開》《記録の一時停止・再開》《動体検知による記録設定》《時間指定による記録設定》《保存されたデータの再生・切り取り・削除》を行うことができる。
※備考:FOフロンティア内で数少ない映像データを保存する手段であり、鏡を媒体としているため音を記録することはできないが、アーカイブの容量が空いている限り離れた場所の状態をリアルタイムかつ詳細に中継し記録することができる唯一の手段。ちなみに、鏡はあくまでも範囲を限定するための手段であり、映像自体が鏡写しに左右が反転することはない。
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○【即席蜃基楼】
――幻燭竜が生み出す幻は実体を持ち、その身を何処までも運んでくれる。
●前提:装備条件《Lv.470以上》
●習得:対人狙撃銃【幻筒・蜃】の装備
●分類:《付加スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物体生成》《物体操作》《偽装》
●属性:《物理属性》
●効果:このスキルは、自分が装備しているこのスキルの帰属武器を《抜刀状態》で把持している場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>自分の足元に半透明の実体を持つ板状の物体系スキルオブジェクト《即席蜃基楼》を生成する。
¶《即席蜃基楼》は空間内で特定の座標位置に固定されるように滞空し、自分はその座標位置を任意に指定することができる。また、《即席蜃基楼》は他の存在の《視界》に周囲の環境に溶け込むような色で認識される。
このスキルの効果で生成されたスキルオブジェクトは、このスキルの発動から10分後、または自分が接触している状態で『蜃気へ帰せ』の符丁を用いた場合消滅する。また、このスキルの効果によって《即席蜃基楼》が生成された時、自分の《即席蜃基楼》の数が3個になった場合、最も早く生成された《即席蜃基楼》が消滅する。
※備考:該当装備は巨塔第52層『幻燭竜の楼閣』のボス“幻燭竜・蜃”のレアドロップウェポン。低速ながら移動補助や狙撃のための足場等非常に使い勝手がよく、狙撃銃をメイン武器とするプレイヤーには重宝される。
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○【音鏡装置】
――悲しき精霊の音姫を救った英雄は彼女の加護を得ることだろう。
●前提:種族条件《超人種系》以外
●習得:精霊系モンスター“狂乱の音姫メロディアス・アリア”を鎮める
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《持続効果》
●系統:《情報収集》
●属性:《物理属性》《音属性》
●効果:このスキルは、自分の【音鏡装置】の効果が適用されていない場合にのみ発動することができる。発動時、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>効果処理時、このスキルの発動時に注視していた自分の認識圏内に存在する《空間》の《座標位置》を捕捉する。効果中、自分の《発声》による音は自分の周囲に加えてこの効果で捕捉した《座標位置》を基点としてその周囲にも発振される。
※備考:本来は視界が悪い環境で声を相手の死角に飛ばし、相手を撹乱する目的で用いられるスキルだが、作中では擬似通信に用いられることが多い。その性質上、注視できる地面が存在しない場所は指定できない。発動中は小型のスピーカーのような機械が表現効果が出現し、自分の肩の周りを周回する演出が出る。
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○【鏡面複製】
――鏡が映す鏡像も術式次第で実体を得る。
●前提:種族条件《超人種系》以外
●習得:一度の戦闘ドロップ判定で同名の武器を5つ以上獲得する
●分類:《種族スキル》《戦闘スキル》《任意起動》《即時効果》
●系統:《物体生成》《性能干渉》
●属性:《物理属性》
●効果:このスキルは、自分の周囲半径1m圏内に自分の《アイテム》が存在する場合にのみ発動することができる。発動時、発動条件に該当するアイテム1個対象に指定し、魔力を消費して以下の効果を適用する。
>対象となったアイテムを《原典》としてその鏡像を実体化した物体系スキルオブジェクト《鏡面複製》4個を生成する。
¶《鏡面複製》はそれぞれ原典の名前と同じ性能値を持つ。
この効果で生成されたスキルオブジェクトは、このスキルの発動から1分後消滅する。
※備考:1分間限定とはいえ武器のステータスをもコピーすることができる非常に強力なスキルだが、習得条件が完全に運任せであり、希少度が高い。発動時に鏡の表現効果が出現し、対象の物体の周りをくるくると周りながら鏡像の複製を1つずつ生成する演出が出る。