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悪魔でファンタジー  作者: nannryou
1/13

悪魔で敗戦刻

あくまでファンタジーです。ハヤカワSFコンテストの選考モレの適当なSFです。悪魔でというタイトルそのものがそもそもアングラ的で悪魔でという単語に着目したシリーズがあるようなので、アウトと思ったら一報ください。また、現実の組織名や国家名、企業名を現実感を出すために出していますが、あまりにアングラだと思われたらご一報ください。

 マクスウェルの悪魔が死んだのを知っているかな?

 エントロピーの増加は熱量の増加を伴うからとか。

 とまあ、悪魔もエントロピーから逃れられない時代だからね。夢とかなんとか言われてもね。アメリカ大統領もサンタクロースの存在に疑義を呈する時代だからね。そもそも、釈迦もキリストもアーリア人種だし、天皇の天は中国の天に由来している上に、三皇五帝の家柄が常任理事国で拒否権をもっているわけだから、どうもね。日本人には神も仏もいそうもないね。一時期、不思議な力や凝りすぎたフィクションを否定する芸術運動や批評があったとか、なかったとか、近所のオタクのおじさんが熱く語っていたけれど・・・、ともかく、リアルフィクションは覇権国でないと盛り上がらないという難点があるような気がするなー。

 え、この手のモノローグ語りかけのフィクションは見飽きたって?

 そう、かもしれない。

 なんと立派な平城京。泣くよ鶯平安京。いい国作ろう鎌倉幕府。

 ・・・そんな語呂合わせを覚えて、入試の準備をした方がいいのかも。それにしても鎌倉幕府はいい国だったのかなー。いい国って何だろう。幸せな人が多い方が幸せなのか、幸せが多い人が多い方が幸せなのか。

 あー、どうだろ。幸せって何だろう。オンラインゲームで一位を取ること? それとも、試験で一位をとること? それとも美人のチヤホヤで一位を取ること? うちの兄貴は昔、男性アイドル集団が歌った歌を引き合いにして一位じゃなくてもいいんだよ、といいながらゲームをプレイしているけど。幸せ? 幸せとは?

 あー、今日も女の子といちゃいちゃ側が楽しそうな一日かなあ。

 羨ましい? 羨ましい? 羨まし、い? 

 うーん。でも、家の所得からすると、女の子にもてなくても自然だよね。

 それに、

「それ以上は言わない約束だ! 少年」

 それに、

 そもそも、「禁止だ! 少年」の男系男子でも、外国系の血筋でもないから、なんとなく仕方がないような気がするなあ。

 でも、僕らって「だから禁止だ! 少年」責任はないんだよねえ。だから、何の因果があって「重ねて言うが禁止だ! 少年」責任の一端を背負いながらその「それ以上は言わないことだ! 少年」側が指導する側に立っているのやら。そもそも日本国憲法の前文には主権が国民に存することが明確に定められていて、二度と戦争の惨禍を起こさないように決意することが明記されていて、「だが、戦争映画やゲームは少年も好きだろう?」、うーん、どうかなあ。戦争映画は格好いいんだけど、個人的には歴史上の一番下に見せられている、悪役でやられ役の相手にさえ勝てるほど努力しているかなあと最近思うような、「平成世代以上に夢が無いな、少年」そうそう、僕ら夢が無い世代だね。国の借金1000兆円だよ。1000兆円。文庫本が2兆冊も買える値段だよ。ゲーム22千億本も買えちゃうよ。「この新世代の少年の価値観はどこかずれているなあ。1000兆円あったら、まず軍だろう」うーん、男だったら自衛隊ですね。航空自衛隊はあこがれないわけではないですよね。しかし、日本国憲法は国際紛争の解決手段としての戦争は永久にこれを放棄しているわけで、「軍を持たないとは、それでも男なのか? いや、そうだったな。この国は確か大戦争を起こして一度滅んでいたような情報が」航空自衛隊は格好良いけど、憲法が陸海空軍はこれを保持しないと明確に、「少年、暇だなあ」うーん。そうだよね。今日も暇で平和で素晴らしい。無事これ太平。「時間蠅は矢を好むともいうぞ。少年」時間は蠅ではないし、蠅に矢が作れるとも思えないですけど「いや、そのようなことは我々、悪魔の手にかかれば難しいが不可能ではないはずだ。少年」そうそう。あの戦争の大義はともかく結論は最低で、あの戦争では日本人の悪魔性が・・・?

 ?

 あ、あれ? あ、悪魔? 僕ってそんなオカルト「いや、君の主張を嫌う人間には君の話がオカルトだろうよ。少年! そんなことより、少年。悪魔についてのオカルト話の方が良くないか?」だったかなあ? 悪魔。そうそうマクスウェルの悪魔について考えていたからかな? 「いや、少年。認めようよ」いや、僕の主張を嫌うということは、これは政府の陰謀に違いない。内閣調査室だったかなあ、いや、内角調差質だったかなあ? 政府の陰謀ならいつも兄貴が言うように、「だから、禁止だ! 少年」元帥の霊が夢枕に立って「だから、禁止だ! 少年」を手招きしていると狂ったふりでもして精神病院に行くか、それか睡眠薬で。「いや、その、なんだ。この国には、既に我々は必要ないような気もするな、少年」そもそも少年、少年って僕は結構青年のつもりなんだけどなあ。まあ一応、そこまで子供ではないけど、反抗期もする気はない的な? 第一、僕のも一応名前があって、「ふーむ。神波正獅維(かみなしすいい)とは、かみなしすいい、ねえ。よい予感がするよ。少年」だけど。かみなしすいいってなんていうかなあ「少年。神を信じるか?」信じられない「だろう。少年」だよね。「ところで、少年。願いはあるかね?」願い? というか、「君が欲しいとかはなしだぞ? もしひれ伏して私を拝むなら」これを全て与えよう、というのには答えが決まっていて世界が欲しい「な、バカな!」と、言われると退け、サタン。『あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ』と書いてある、というのがあれなんだけどね。「ちょ、君! ちょっと、君、果てしなく嫌な予感がするが」そもそも家はキリスト教徒なのにさあ。「あー! あー! あー! あれ、その何か聞こえてはいけないことが聞こえたような気がするなあ」だからさあ、神波正なんて苗字でよくパッションを信じる気になったものだよね。母さんも父さんも。「あれー、あれー、あれー? そうするとこれ、イワン雷帝以来のあれじゃない?」イワン? あー、去年の読書感想文の元本に選んだ『イワンの馬鹿』の話は美しいよね。なんというか市民の魂が揺れる感じ? 「これ、あれじゃないか? 世界を与えた上に、相手は神の恩寵を得ているとは、これ、あれじゃないか? 何ていったかな。この世界の小説? リアルファウスト?」ファウスト? 確かあれは、西欧における時間移動フィクションの始めだよね。それにしても時間移動は相対性理論上一応不可能じゃないかなあ? 南部ゴールドストーン場が破れて時間成分が空間成分に逆転しない限り。「あれー? あれー? あれー? これ失職ものではないですか? 私? 誘惑しようとしたら、神に愛された天才候補とか何の嫌がらせなのかなー。これじゃあ、あれだね。少年も罪な少年だよ。まるで、ネリウス派だな。少年」んー。ネリウス? って誰?「我々悪魔さえも神が愛していると知らしめた究極のこの比較劣位な世界における異端派だよ。少年」悪魔? 悪魔、ねえ? 悪魔と言えば悪魔の詩だよね。ムハンマドを風刺して、歴史を動かしたあれですよね。「うーむ。悪魔、なのか? アジアにも、2億人のムスリムがいると聞くが? 少年。ムハンマドは宗教上というより戦史上の英雄で」そもそも、三大宗教は全てコーカソイドが行った宗教改革に由来しているし、仏教は世界宗教なのか、よくわからないような気もするけど、言ってしまえば、日本人がテキトーな宗教観なのは、どう考えても「少年! 君はダブルシンクという言葉を知っているかい?」年の敗戦のせいだよね。つくづく僕らの国は「愛国心は大事だぞ。少年!」し、世界第二位の経済大国で日本の地価を換算すればアメリカ全土だって買えたって母さんたちは自慢するけど、「うん。それは本当に意味のない自慢だな。少年」だし。もう僕らの世代には夢のような話ばかりだね。米軍も駐留しているし、なんとなく古代「その名はタブーだ。少年!」を髣髴とするよ。戦争責任から見ても、国土から見ても、AU、ASEANを地域にまとめると日本は最底辺国家一直線のような気がするなあ。そもそもモンゴロイドは「うむ、そういわれると終わっているね。見事に!」の対象だし、ネグロイドのように人類直系という正当性もないわけだね。さらに言えば、アジアで混血していないモンゴロイドは「本格的だね。少年」それにしても、さっきからうるさいなあ。何が邪魔しているんだろう? 「まあ、悪魔だから」うーん。またオカルトか。悪魔。悪魔。ジーザス・クライストはそこにある石をパンに変えて見せろと言われて変えなかったそうだけど、悪魔が誘惑したら、何を願うんだろう? 世界平和? 「いや、さっき世界が欲しいって願ったじゃん」世界のことは、さておいて、ジーザス・クライストがゴットそのものなら、ゴットは石ころからもアブラハムを作り出せるわけだから、石からパンを作り出すのも「いや、操作性からは石からパンを作り出すのも難しいとは思うが」のはずなんだけど。うん。さっきから、あえて気にしないようにしてきたんだけど、何かに思考を読まれているような、何かに話しかけられているような、嫌な感じがするんだけど。むむ、気恥ずかしい。多分、女の子に告白するよりもはずかしいけど、これは、クリスチャンなら聞いておかないと。何せ「ペンテコステではあるようでないですよ。神波正少年」で、悪魔、か。われらを試みに会わせず『悪より救い出したまえ。国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり』悪、か。「悪とは美しいものとも言われるよ。神波正少年」悪源太、悪党、悪左府という日本伝来の古典的武士の美学というやつだね。「さあ、不本意だが、契約は交わされた。少年。我々『悪魔』と呼ばれるロールプレイ者も、ゴッドは四次元時空でキリストを選んだと設定によって五次元空間人の一派から聞かされている。我々ロールプレイ者にとっては疑いをさしはさむ余地があるのだが、それ故我々は『悪魔』と呼ばれる。さあ、少年。『世界』を君は得るのだ。我々、悪魔は運命を信じるものだ」

 僕の眼前にいるスタイル抜群の露出狂に近い魅力抜群の漫画かライトノベルに登場しそうな、女性が手を取って突然浮き上がった僕らが空を飛んでいようが、悪魔はいない。石ころがパンに代わろうが悪魔はいない。なぜなら、マクスウェルの悪魔は確かに死んだのだ。

「『世界』を望むとは運命を引き当てたな。少年。私を欲しいと願った男以来の難題だが。少年。ロールをプレイしようではないか」

 確かにマクスウェルの悪魔は死んだのだ。

「そうだ。少年。確かにマクスウェルの悪魔は死んだ。だが、負のエントロピー空間ではなく、量子もつれ状態の正のエントロピー空間を操作すれば、まだ、人間にはエントロピーの増加は観測できないはずだ。未来人にさえそうだった」

 そう。

 悪魔は死んだのだ。

 そうでなければ、僕たちは、僕たちは・・・。

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