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借金で売られたけどSR旦那引きました。ただしヤンデレ。  作者: からん


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15/15

ステラ・ミリオン


ダンスパーティーを終えた帰路の馬車内は、静かだった。

夫婦らしくなったでしょう、という私の言葉に返事はなかった。


難しい顔をしたままのエドワードに、私は空気を読まずに何度か話しかけたが会話が続くまでいかなかった。エドワードは不機嫌というよりは上の空で、私は沈思する彼の邪魔をしない選択をとった。


私は私で、母親の言葉が気になっていた。


(真面目に受け取る必要はないと思うけど)


商人という存在は大なり小なり裏と関わりがある。というよりそうでなければ商売が成り立たないのが現実だと、少なからず知っていた。


その裏、がどんなものかは知らない。

ただある程度繁盛してくるとどうしたって裏の人間が現れて、話し合いになる。バランスをとって上手くやっていかなければならない。


私が勤めていたパン屋だってそう。

個人商店だというのに、奴らのシマだからとか言ってお金か何かを店長は渡していたと思う。目を付けられると危ないから、と私はいつも裏へ引っ込むよう言われていた記憶がある。


ミリオンは、商会として街一番と言っていい。

そこまで大きくするには、どこかで必ずマフィアや政治家とかち合っているはずだ。


そしてその中で悪い事を・・・、と言っても私にはお金を渡すぐらいしか思いつかないので、本当にそれが悪い事なのかもよくわからない。でも、まぁきっと母親がいうほどの悪い事をしているのかもしれない。


だからと言って、私に何が出来るのだろう。


現在教えてもらっている仕事の内容は帳簿を含めて、クリーンだ。

母親の言葉を真に受けるには、私の中で母親の存在は正直エドワードよりも高くない。


ちらり、とエドワードを見つめるが視線は合わない。いつもは痛いほど感じる彼からの視線も今はない。一体どこをみているのやら。


止まった馬車から降りる時に、手を差し出された時に少しだけホッとした。その手を取った時、彼も少しだけ安堵したように見えた。


(エドワード様も、不安なのかしら)


何を不安に思っているのか、想像をしてみるけれどそれはどれも杞憂なのではないだろうか。だってきっとそれは私が怖がるとか逃げ出すとか、そういうものだろうから。


(自意識過剰かしら)


私も自信家になったものね、と思いながら自室へと戻った。

アリサに着替えるわ、と手伝いをお願いすると珍しく戸惑うような表情をしていた。


「ご夕食は」


正直に言うと気分じゃないのだが、パーティーで食べない選択をする際にエドワードはシェフに用意させていると言っていた。今は少し憂鬱になっているが、コルセットを外すと空腹を自覚するかもしれない。


「・・・エドワード様は、食べられるのかしら」


「何か言っていたとしてもマスコーが連れてきますよ」


なのでこちらにしましょう、と極シンプルな室内ドレスを掲げた。ネグリジェはアリサの身体で隠すようにされて、私は小さく笑いを漏らしてしまう。


察しのいい彼女は私たち二人が妙な空気で帰宅したのを気にしているらしい。


「パーティー、楽しかったわ」


「それは良かったです。ダンスはされましたか」


「ええ、エドワード様は人の隙間を縫って踊るのが上手いわ」


まず真っ先にコルセットを外して、大きく深呼吸をした。一気に解放された感じがする。柔軟をしたいところだが、背筋は曲げずに丁寧な足取りで化粧台へと向かった。まとめ上げられた髪の毛をアリサに丁寧にほどいてもらいながら、ぽつぽつと今日の楽しかったことを話す。


「・・・母もいたわ」


言うつもりはなかったが、不安がそうさせたのか思わず口から零れ落ちた。アリサの迷いのない手が刹那止まった気がする。すぐに髪を解きほぐされて櫛が滑らかに通っていった。優しく引っ張られて、私の頭はわずかに傾き真っすぐに鏡を見つめることになる。


「そう、ですか。自由度の高い集まりですからそういうこともございましょう」


「うん、元気そうで少し安心したわ」


「・・・何かございましたか」


アリサは髪の毛をまとめ終えると、先ほど薦めてくれたドレスを広げてくれる。ややこしい構造ではないのでサッと着用でき、アリサは全体を見て裾などを整えてくれた。あとは夕食の席に向かうだけだが、どうにも脚が重い。


「誤解しないで欲しいのだけど、聞いてもいい?」


「どうぞ」


「ミリオンは裏で危ない事をしているのかしら」


「・・・」


「何もない、と言ってくれれば私はそれを信じるわ。だって私は既に母親よりもあなた達を信頼しているもの」


アリサは私に真っすぐ向き合ってくれた。

髪に飾っていた花やドレスを移動させ、フィシューを私の肩へ掛けてくれた。


「奥様、その言葉は旦那様の口から聞いてくださいまし」


「・・・ええ、そうね。当たり前だわ。あんまりエドワード様が不安そうな顔をするから、伝染しちゃったみたい」


変に気まずいしこりを残したままではいけない。できれば今日を終えるまでに話をしようと思った。夕食を食べて、寝酒を一緒に嗜めばいい。きっと彼は私を無視しない。話し合いを拒否しないはずだ、と信じている。


「・・・奥様、私は御針子からメイドになったと言ったでしょう」


「ええ、覚えているわ」


夕食へ向かおうと立ち上がった所で、扉を開けるため前に立ってくれたアリサ。動きを止め、こちらを見ずに口を開くのは珍しい仕草だった。決して下品ではないが、アリサは優秀なメイドで、相手の反応を観察しつつ話をする人間である。


「元々は娼婦となるためこの街へ来ました」


「・・・!それは、何故と訊いても?」


「私の故郷は農業に向いていない土地でして、いつだって食料が足りませんでした。特産品や観光地としても不毛、ただ貧しいだけの場所。売れるのは人間だけです」


振り返ったアリサの顔にある張り付けられた笑顔。その黒々とした瞳に映る私はどこか恐ろしい。


「当時ミリオンは商会として立ち上げ直後、人手が足りないからと御針子として引き取られました」


私は、運が良かったと思っています。

アリサはそう言って小さく頭を下げ、扉を開けてくれた。


ゆっくりと部屋を出て、歩きながら私はどうしてかひどく嬉しくなった。


徹底して優秀な使用人であったアリサが、ようやく自我を出したと思えたのだ。雇い主たるエドワードの商会を良いとも悪いとも言えない立場の彼女へ問いただした私が悪いのだが、それでも彼女の言葉で語ってくれた。


(エドワード様ともちゃんと話ができればいいのだけど)


夕食は既にセッティングされており、私が席に座ると顔を出したシェフが料理をお出ししましょうかと尋ねてきた。いつもならば二人揃ってから料理を出してくれるが、私の前は空席。室内を探すもマスコーの姿もない。


私はシェフに私の分だけ持ってきて、と指示するつもりで口を開いた。だがその前にマスコーが慌ただしく飛び込んでくる。いつもの優雅さを忘れた様子に驚いて見つめると、マスコーも私を驚いたように見返していた。


「ま、まだ来てないのですか」


「エドワード様のこと?見ての通りよ」


「な、なんて意気地のない・・・!探してまいりますので」


マスコーは懇願するようにお待ちいただけますか、と言って部屋から掛けていった。

マスコーはエドワードを送り出したが、エドワードは夕食を私と取るのが嫌で逃げ出した、ということだろうか。


私は着席したまま空の皿を見つめた。


「お、奥様、お戻りに?」


「いえ、私も旦那様を探しに行くの」


部屋から立ち去ろうとする私に慌ててシェフが引き止めに来たが、私はそう言って足を止めなかった。マスコーはおそらくエドワードの私室や書斎へ探しに行っただろう。ならば私は庭へ行こう。


扉を開けた瞬間に冷たい空気が入り込んできて、その肌寒さに少し怯む。帰宅したときはこんなに寒くなかったのに、と思いながら外へ出た。


すっかり日が暮れていて、庭の花はよく見えない。整えられた芝生を踏む音がした。


もしもこの庭にいるとしたら、木立の並ぶ死角になりやすい場所にいるか、奥にある小さなガゼボにいるかだろう。


そうして予想通りに、エドワードはいた。

ガゼボの椅子に座り込んで空を眺めている姿は物憂げだ。


ダンスパーティーの恰好のまま、一体いつからそうしていたのか。

心配よりも怒りが勝った。


「何故夕食の場にこないの」


冷静に、静かに声をかけたが、怒りはにじみ出ていただろう。

ハッと私に気づいたエドワードは立ち上がって、傍にくる。すぐに上着を脱いで私の肩へ掛けてくれた。


「ステラ、寒いだろう。こんな時間に・・・」


何も返事をせず視線を合わせようと彼の顔を見つめれば、気まずそうに視線を逸らす。


「私に逃げるな、と言った癖に貴方は逃げるの」


視線が合う。

上着を掛けてくれたまま、動きの止まった手を握ってやれば随分冷えていた。


「そんな、つもりはない」


「・・・あんまり悲壮な顔をされると、そんなに悪い事をしているのかと疑ってしまうわ」


娘である私は母親の言葉など当てにならないと思っているのに、エドワードは誰より悲痛に受け止めているように思える。


「清廉潔白とは、とても言えない」


「はい」


「でも、君を迎えるにあたって整理はした」


「・・・はい」


ぽつりぽつりと静かに零される話は具体性のない抽象的なものだったが、それに煙に巻こうといった意図は感じなかった。私は静かに耳を傾ける。


「マフィアのような組織とも、手を組んでいる」


「はい」


「完全に、裏社会と縁を切ることはできない」


理解しているつもりだったが、はっきりとそう言われてしまうと漠然とした不安が渦巻く。


「貴方の命が狙われたりとか、危なくないのかしら」


「さぁ、どうかな。でも思うほどの危険性はない」


今のところメリットのほうが大きいと言った。

その皮肉気な笑みに頭が仕事に切り替わっているようだ。先ほどよりずっと落ち着いた声。


そんな声で彼はまるで懺悔するように俯いて、絞り出すように話を続けた。


「き、君が・・・借金の返済に必死に働いているのも、ずっと見てた」


「・・・それって」


「しようと思えば、すぐに君を保護できたのにしなかった」


借金取りに殴られそうになったのも、周囲の大人に冷遇されていたのも、変なのに絡まれているのも、ご両親が詐欺師に騙されるのも、助けなかった。


そう吐露するエドワードに、私は当たり前だろうと思った。


見ていたとして、なんだというのか。借金を抱えているのは私で、それを眺めていた彼は無関係だ。助けられる手段があったからなんだというのか、慈善事業や博愛主義は彼の仕事ではない。


そもそも、今の私の結婚だって借金の肩代わりをしてくれたみたいなものだ。

感謝すれど、もっとはやく助けてくれればよかったなんて思うはずがない。


「君のことを、ずっと昔から知っていたんだ」


「いつ会ったことがあるの?私が覚えてないぐらい前ってこと?」


「・・・思い出さないでくれ。俺は、貧相でみすぼらしいガキだった」


エドワードがそう言うから、私は素直に頷いた。

だが、容姿ががらりと変わる成長期前の子供、みすぼらしい、という単語で考えを巡らせるのは仕方がない。


子供の頃を知っていて、借金で働く私を知っている。

そんなにずっと傍にいる人いたかしら、と思ったが、商会の立ち上げ時期を考えれば何もずっとエドワードが張り付いていたわけではあるまい。


「僕は借金が膨れ上がるのを待って、君を買い取ったようなものだ」


「借金はミリオンからじゃないわ。マフィアからでもない。同じ元貴族、商人、色んな所からよ。そしてそれは私の両親の豪華な買い物のせいよ、貴方のせいじゃないでしょう」


そう返しても、まだ物言いたげなエドワードに、もしかしたら何か裏があるのかと勘ぐってしまう。そもそも何を目的に私を見張っていたのか。


「だいたい、取り立てだってそんなに・・・」


言いかけて、口を閉じた。


取り立ては、いつの頃か鎮静化した。

私は必死だったから気づかなかったが、当初はもっと激しくて子供の私を散々脅かしてくれたものだ。僅かであれ、継続して返済しているから態度が軟化していったのだと思っていたが、その癖借金取り達は両親の借金をどんどん煽っていくのが不思議だった。


大きくなる借金額に、ついに身体を売るしかないのかと覚悟していた時もあったが運が良いことに仕事は途切れることなくもらえ、わずかな返済でも殴られたり借金取りによる危ない仕事の斡旋などはなかった。手っ取り早く屋敷を手放せと言われることだって。


騒めいていた脳内に静寂が広がった。


「・・・私、ずっとあなたに守られていたのね」


そんな言葉が零れ落ちた。

運よく、たまたま、身体も命も家も両親も無事でいれたなんて、ありえないことだ。


ずっと見ていて、何にも知らせずに見守ってくれていたのだと、理解した。


私の言葉を否定せず、困ったように笑うから、視界が滲んで、ぼろりと涙が零れ落ちた。

それを見て、エドワードは瞠目して焦っているのがわかる。


「わ、わたし、何にも知らずに」


言葉がつっかえて、考えも纏まらない。


「世間知らずで・・・私ばっかりって思って、誰も・・・」


あぁ、違う。言いたいことはこんなことではない。


こんなにも近くにいるのに、うろうろと手を迷わせているエドワードに、私は勢いをつけて抱き着いた。高い服に化粧がつくかもしれないわね。でも許して欲しい、と思いながら彼の胸に顔をうずめた。


「ありがとう」


みっともない涙声。

ようやくエドワードは腕を私の背中に回してくれて、随分強く抱きしめてくれた。その腕が震えているようだったから、私は彼の背中を宥めるように撫ぜた。


「僕は、今でも君を監禁しておきたいと思っているけれど」


「聞かなかったことにするわ。優しいあなたが好きよ」


「・・・僕も前向きではっきりしてる君が好きだよ」


お互いに顔を見合わせて、面映ゆくて思わず笑ってしまう。


「ねぇ、もう分かってるでしょうけど私ってお淑やかでも貴族っぽくもないの」


「そんなことはない、君はいつだって気高かった」


「ん~・・・とにかくね。貴方に好いてもらえるだけのものは家柄にしか価値がないんだって思っていたのだけど」


どうやらそうではないかもしれない、そう思えた。

私だってそう、エドワードをエドワードとして好きになれそうだった。


自分の能力には自信がありそうなのに、私の顔色を窺って不安で押しつぶされそうになっている、どこか臆病な姿。不器用にも大切にしようとする慎重さ。


私は安心させてあげたいな、と思った。


「ねぇエドワード様、結婚式しません?」


「け、結婚、式・・・?」


「ええ、そう、田舎とかなら家族で集まってする小さいものだったり、大きいものなら王族とか影響の強い家同士だとか契約の強さに比例した披露目結婚式をするでしょう?商家で結婚式はあまり一般的ではないですけどお金が絡むことですし、逆に商家こそやるべきでは?」


私はふと思いついたことを言ってみただけだ。

だが戸惑った様子のエドワードを見て、説明をしようと話はじめると、なんだか止まらなくなり、この考えはどんどん良い物のように思えた。


「このお屋敷での結婚式でしたら華やかですし、結婚式用のドレスとなれば豪華さや流行、伝統、あらゆる要素で作れますし、儀礼的な一着はどれだけ豪華でもお求めになる方はいるはず・・・!」


「そ、それはもちろんそうかも知れないが」


「早めに招待状を出せば結婚式のためにドレスを新調してくださるでしょうし、エンテ家ですから結婚式をしても批判は少ないはず、今後結婚式が一般的になるとドレス需要はますます上がり・・・そう、私たちで広告塔になりましょう!!」


ぐるぐるとお金が頭の中で積みあがっていき、先ほどまでの空気はなんだったのかという勢いでエドワードへ迫った。


「す、ステラ!わかっているのか?僕たちの結婚は、君を金で買い取った書類一枚の関係、取引先にはもちろん通達しているが・・・結婚式なんて上げれば、今度こそ君に逃げ場はないぞ」


私の勢いに押されていたエドワードがなんとも苦しそうな顔でそう言った。


「ミリオン家の人間として一生その名前を背負うことになるんだぞ」


「とっても今更だわ、私を馬鹿にしている?」


まだ逃げると思っているのかこの男は、とじっとりした視線を送れば、思いのほか真剣な顔をしていた。


たしかに、家名を背負うことの重さは借金で十分わかっている。結婚式を盛大にした前後では周囲の私の扱いが変わって来るのも確かだ。


「私、今日何人にミリオンの名前を名乗ったと思っているの」


私がそう言えば、エドワードは自嘲するように笑った。


「・・・そうだな、すまない。君が自分の手元にくる度に恐ろしくなるんだ」


夜空の下で抱き合ってばかりではいられない。そろそろマスコーたちが困惑しているだろう。私は屋敷内に戻ろうとエドワードの腕を取った。寄り添って歩きながら呟くように話をする。


「君と釣り合うためには、金があればいいと思っていて」


「うん」


「でも君は金がなくても美しくて」


「あらあら」


「僕の、金で固めたハリボテが滑稽じゃないかビビってた」


屋敷に入ると思っていたより冷えていたのか触れる空気が温かくて、頬に血が通うのがわかった。視界の端に一瞬マスコーとアリサが見えたが、私たちが話をしているのを見て、静かに様子を窺っている。


エドワードのいう理屈はあまり想像がつかないけれど、言いたいことはある。


「貴方はお金が無くても美しいとか言ってくれるけど・・・お金は大事よ!」


「あ、あぁ」


「マフィアに頼らず、汚いことをせず、悪いことをせず、クリーンな経営ができるかなんてわかりませんけども。でもお金があれば、なんとかなることも多いんじゃないかしら!」


「それは・・・なんというか。いいのかな」


「いいですとも!その為にも結婚式をして、二人で一緒にいっぱいお金を稼ぎましょう!」


再び勢いをつけて私がそう宣言すれば、呆気にとられたエドワードが、思わず噴き出して笑ってくれた。


「素敵な誓いの言葉だ」


「そうでしょう?二人でよ」


「うん、結婚式しようか」


エドワードがそう折れたのを見て、私はどことなくズレていた二人の隙間がかっちりとハマった気がした。


このタイミングだと思ったのか知らないが、すぐにマスコーとアリサが出てきて夕食の準備が出来ていることを知らせてくれた。それを言われてようやく空腹に気づき、エドワードを見上げれば、彼も急に食欲が湧いたと笑った。


丁寧なエスコートを受けて、久しぶりに向き合って夕食を取った。

ワインを乾杯して、結婚式の話を続ける。


美しい絵画を前にしたような穏やかな心地で、私はようやく思ったのだ。


(私、エドワードのお嫁さんになりたいわ)



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