第8章 靖国神社と平和~幸運と健康運
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国会議事堂を見て思った。
~オレの不条理な過去を振り返りつつ、国家と個人の意識の繋がりに気づいて感謝する。
大検を受け、40歳で医大合格(のち放校)という凄まじい熱量と挫折の過去がある。
東京の象徴的な景色、すなわち皇居、靖国、千鳥ヶ淵、銀座を巡ることで、オレの人生を「根なし枯れ老木」から「大器晩成の青い花」へと昇華させるのが夢だ。
第8章 靖国神社と平和~幸運と健康運
大鳥居の巨大さに、オイは思わず背筋を伸ばした。
「なんか、ここに来ると、オイのどん底人生もちょっと、
ましに見える気がするばい」
健二がつぶやく。
「ここは命の重さを感じる場所だからな。
人生のオンボロ具合なんて、ちっぽけなもんだぞ」
「お前、たまに哲学者みたいなこと言うね」
境内を歩くと、空気が変わった。
風の音も、鳥の声も、どこか遠くに感じる。
オイはふと、人生を振り返った。
振り返っても過去たちは走馬灯のように流れていくが?
過去の選択はすべて正解じゃなったのかな。
今までの経験や人間関係は人生の一部だが、
大事なのは、どの道を選ぶかよりも、選んだ道でどう生きるかかもよな?
いま年齢を重ねるにつれて、見通しが良くなる分、将来への不安が消える。
不安の大半は杞憂に終わるんや。
自分に最も厳しいのは自分自身であって、他人の言動には寛容になれる。
自分を責めすぎず、過去の努力や頑張りを客観的に認めよう。
自分にて優しくなることは、強く生きていくことだ。
オイは健康なんて、気にしたことなかった。
酒もタバコも女も、仕事のストレスも、全部気合いで乗り切った。
ワイズマンがでてくる。
「命は気合いだけでは守れない。
君は、むかし少し無茶をしすぎることもあった」
「むかしとはいえ、耳が痛かばい!」
スピ女が続く。
「死を意識するとね、生きる力が目を覚ますのよ。
隆さんの体も、まだ生きたいって言ってるわ」
オイは胸に手を当てた。
「ほんなこつ、ありがとう。まだ生きたいんかね、オイの体」
魂の声がささやく。
《幸運とは偶然のラッキーではない。
生きていることそのものが、最大の幸運なのだ》
オイは立ち止まった。
「生きとるだけで幸運?
今まで、そんなふうに考えたことなかったばい」
健二が続ける。
「戦争で亡くなった人たちは、
今日を生きたくても生きられなかったんだぞ。
おっちゃんは、今日も歩けてる。
それだけで奇跡だよ」
オイは、胸の奥がじんわり熱くなってきた。
靖国神社の参道を歩きながら、オイはつぶやいた。
「オイは健康運が悪い、と思っとった。
けんど、体は何でも知っている。
ただ体の声を無視しとっただけかもよな」
甥っ子が語る。
「健康運って、運じゃなくて選択だよ。
睡眠、食事、ストレス管理は小さな選択だけど、
この積み重ねが、体の未来を作るんだよ」
ワイズマンも頷く。
「高田君は生き急いだだけだ。
これからは生き味わう暮らしがいいよ」
「生き味わうなんか、ええ言葉やね」
オイは、戦没者の碑の前で手を合わせた。
「これからはもっと丁寧に生きるばい。
せっかく、宇宙からもらった命やけん、大事に使わんといかん」
スピ女が、そっと言う。
「命を大切にするとね、幸運も健康も、自然と寄ってくるんよ。
だって、宇宙は生きる意志を応援するから」
オイも年末入院して死にかけた。
とのとき、宇宙がサポートしてくれたので、生き返っている。
有難い命だ。生きることったすばらしい。
残りの人生をいかに生きるか?日々考えながら生きている。
魂の声が、静かに告げる。
《生きるとは、誰かの願いを継ぐことでもある。
その願いを胸に、前へ進め!》
オイは深くうなずいた。
「よーし、進軍ラッパで前に進むぞ!
オイはこの足でまだまだ歩くばい。
命がある限り、幸せは探せるっちゃ!」




