15/57
14 啓之助の考え
「そうか、もしかしたら、あれの可能性がある!」
小さな男の子たちが宇宙大怪獣と話し合っているちょうどその頃、大乗寺啓之助ははっと膝を打って叫んでいる。さっそく高性能の解析プログラムを用い、コンピューター計算をはじめる。
「さて、今まで怪獣が食べた物質の総量は? すると怪獣の消化能力は?」
コンピューターの解析結果が打ち出されたチャート紙を見て大乗寺啓之助が、うーむ、と唸る。
「尋常ではない! やつの腹の減り方は明らかに異常だ! では、もし怪獣の腹の中に、あれがあったと仮定すると?」
大乗寺啓之助が再度コンピューター計算を行い、すぐに結果がプリントアウトされる。
「おお、そうだ! 間違いない。やつの腹の中には、やはりあれがあるのだ! テレビの画面がチラついたのも、それで説明できるぞ!」
大乗寺啓之助がひとりうなずく。ついで心の中ですばやく思う。
(早く、早く、男の子たちに連絡しなければ!)




