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〜異世界で契約した従魔がEXランクの魔物達でした〜  作者: ユウキ
第2章 イングレア王立学園編
59/63

幕間〜それぞれの思惑〜

フィールドでルディの試合が繰り広げられてる一方騎士に連れられオーグと共に国王陛下の元に行っていたユーマ


一体どういった理由で陛下は2人を呼び寄せたのか


この国に侵入している魔族達に関する話がついに動きます!



お楽しみに


それではスタートです!

ルディがフィールドで戦いだした少し前、僕は近衛騎士に連れられオーグと一緒にガルム国王陛下に会いに来ていた。


「陛下!ユーマ殿とアウグスト殿下を連れてまいりました」


「うむ!来ていいぞ」


「失礼します!」


 騎士の人がノックをし部屋の扉を開けるとガルムさん、エリーゼさん、シャルロッテ、ヨハンさんがいた。


「ご苦労であったな。君はもう下がっても良いぞ」


「はっ!それでは失礼しました」


 騎士の人は深くお辞儀を下げて部屋を退出していった。



 騎士の人が退出すると、ガルムさんが口を開いた。


「すまないな。大事な決勝戦の時に呼び出したりしてしまって」


「いえ、全然大丈夫ですよ。ところでなにか用事ですか?」


「用事は1件なんだがその前にユーマくん、オーグ、決勝進出おめでとう!」


「「ありがとうございますガルムさん(父上)」」


 僕とオーグは頭を下げた。


「特にユーマくんには感謝してるよ。オーグだけでなく1年Sクラスみんなの戦闘力を底上げをしてくれた上にうちを3年ぶりに武魔法大会の決勝に導いてくれて。これ以上負ければ馬鹿な考えを持つ貴族たちにクーデターや暴動を起こされてしまいかねなかったからな」


「みんなのやる気と気力、そして何より僕を信じて付いてきてくれた結果です。それにまだ武魔法大会は終わってはいません。感謝のお言葉はもちろん嬉しいですがそれはこの大会が終わってからという事で」


「分かりました。その時にまた伝えさせて貰いますね」



 暫くガルムさん達と談笑していたが、急にガルムさんが真剣な顔付きになって僕に聞いてきた。


「ユーマくん、ひとつ聞きたいのだがユーマくんは結界魔法は使えますか?」


「ええ、使えますよ」


「効果など教えて貰えますか?」


「勿論です。効果は込める魔力量によって違いますが、超級魔法は耐えれると思います。他にも結界の中での会話が聞こえなくなる効果も付属でつけることが出来ます」


「それは大事な話をする時に便利ですね」


「ええ、そうですね。そしてガルムさんの狙いも見えましたよ」


「ほう?」


「今から重要な話もしくはここにいる人以外に聞かれたくないことを話したいからこの部屋に結界を張って欲しいと言ったところですか?」


「当たりだよ。流石ユーマくんだね」


 ガルムさんは大きな声で笑いだした。


「ありがとうございます。オーグやシャルもいますが、この2人は聞いても大丈夫なのですか?」


「ええ、この2人にも国の大事に関わるこの話は聞いていて欲しいのです」


「分かりました。では、張りますね。<プロテクション>!」


 僕は話す内容が会話が外に聞こえないように結界魔法に空間阻害を付与して部屋全体に張った。



「張り終えました。ガルムさん」


「ありがとうユーマくん。ではオーグ、シャルロッテ今からここで話すことはきっと驚くことだと思うが決して外に漏らしてはいけないよ」


「ユーマや父上がそこまでするほど大事なのですね。分かりました。他言は一切致しません!」


「私もお父様やユーマを困らせたくは無いのでこのことは絶対に漏らしませんわ」


「2人ともありがとう。ではユーマくん、話してくれ」


「分かりました。オーグとシャルには初めて話すことだけど実はこの国に魔族が2人潜んでいるんだ」


「「魔族だって!?(魔族ですか!?)」」


 2人とも驚いた顔をしている。


そりゃあそうか。僕だってゼノン達から初めて聞いた時はびっくりしたからな。


「それは本当なのか?ユーマ」


「ああ、創造神であるゼノン達から聞いた」


「神様から聞いたってお告げでも聞いたのか?あと俺は気にしないが神様達を呼び捨てで呼ばない方がいいぞ?」


「僕がこの国に転生する前と転生してきたあとも神様達とは直接会ってるんだ。それでこの前会いに行ったら創造神のゼノンが呼び捨てとタメ口で話す事を許してくれたんだ。魔族の事もその時ゼノンから聞いたんだ」


「そうなのか?確か神様達に直接会える人って相当信仰が深くないといけないって聞いたことがあるぞ?」


「僕は前世の時から神様に対しての信仰が深かったんだ。そして地球で死んだ僕がこの世界に来れたことに感謝してるからこっちでも信仰してるんだ」


「なるほどな。では、本題に戻ろうか。魔族は何人くらいいるんだ?」


「ゼノン達が言うには今の所2人だが動きによっては増える可能性があるとも言ってた」


「2人でもしんどいが増える可能性があるとなると厄介だな」


「それでユーマはどう動くのですか?」


 シャルが可愛く首を傾げて聞いてきた。


「そうだな。ガルムさん、手筈はどうですか?」


「ユーマくんに言われた通り避難経路の確保と各場所に割く人員と部隊の配置は整ってるよ。戦闘が起これば直ぐにでも避難はできる」


「そうですか。こちらの作戦は僕がまず奴らに触れて国外にあるグランベリー平原に僕ごと転移します。その後この国全域にかなり頑丈な結界を貼るので国民の皆さんを安全に避難させて下さい。シャルの質問についてだけど魔族に対しては僕だけで行ってくるよ。本当はメンバーで行った方がいいのは分かってるんだけど出来ればあいつらがまだ準備が出来ていない今を狙うのが最善だと思うんだ」


「ユーマが強いのは指導してもらってるので分かっているのですが魔族相手に1人で戦われるのですからですから心配になります」


 シャルは僕の胸に飛び込んできて上目遣いで見てきていたからめちゃくちゃ可愛かった。


 こんな可愛い子が心配してくれてるんだなと思って僕はシャルの頭を撫でてあげた。


「ふぁっ...」


「シャル、心配してくれてありがとう。でも僕は負けないし元気で笑って帰ってくるよ」


「約束ですよ!」


「うん。約束」


 僕とシャルはお互いに小指を突き出して指切りをした。



「おいおい。俺らのいる前で見せつけてくれるなぁユーマ。それにお前には婚約者が3人もいるのにそんなことしてもいいのか?」


 オーグがニヤニヤしながら肘で僕の横っ腹をつついてくる。


 よく見るとガルムさんは親指をグッと立ててるしエリーゼさんは口を軽く抑えて少しびっくりしているようだった。


 実の兄に指摘されたことで自分がやっていることがいかに大胆なのかが分かったのかシャルは顔を赤らめてパッと僕から離れた。


 抱きつかれたのは嬉しかったしシャルの柔らかさやいい匂いに対してドキドキしてしまう僕はシャルの事が好きなのだろうか?


「もう!からかわないでください!オーグ兄様」


「いやぁ悪い悪い。だが、ユーマには素敵な婚約者が3人もいるんだ。それは分かっているのか?」


「ええ、わかっておりますわ。でも私がユーマのこと好きになったのは変わりないですし諦めるつもりは無いですから」


 シャルは顔を赤らめながらも真っ直ぐに僕とオーグの方を向いて言った。


「ありがとうシャル。シャルの気持ちはとても嬉しいよ。でも、今は魔族の事や武魔法大会に集中したいんだ。それらが片付いて落ち着いてからゆっくりシャルのことを考えたいから少し待っててくれる?」


「勿論待ちますわ。ゆっくりと考えてから答えを出して欲しいです」


「分かった」


 僕はシャルを手招きして呼んでそれに反応して近付いてきたシャルをもう1回力強く抱きしめた。



「ガルムさん、エリーゼさんすみません。目の前で大事な娘さんに...」


 僕はシャルの親であるガルムさんとエリーゼさんに頭を下げた。


「気にする事はないよ。ユーマくんほどの人物なら信頼できるし安心してシャルロッテを任せられるよ。それにシャルロッテは王位継承権の順位が低いから嫁に出す必要がある。その相手はお見合いとかじゃなくシャルロッテ本人が選んで欲しいと思ってるんだ。やっぱり将来を共にするパートナーは好きな人同士じゃないとね」


「私もガルムと同じです。娘には好きな人と幸せになって欲しいと思っております。その相手がもしユーマさんならこれ以上にないと思っておりますわ。それにこの国では貴族や王族の誰かと結婚したからといってその貴族のお抱えになる必要はありませんから。勿論次期当主になるご子息やご令嬢だとそう簡単には行かないかもしれませんが基本的には当人たちの自由なのです。勿論お家によっては絶対うちに婿に来いと横柄な態度をとる貴族もいますから気をつけてください」


「ありがとうございます」


 僕はもう一度2人に頭を下げた。


「ユーマ...」


 2人に頭を下げ終えて上げた時、オーグから声を掛けられた。


「どうしたの?」


「妹をよろしく頼む!手のかかる子だが根はいい子だから気にかけてやってくれな」


「分かってるよ。これからも兄妹共々僕と仲良くしてくれると嬉しいな」


「「ああ勿論だ!(ええ、勿論ですわ!)」」


 僕はオーグとシャルに握手をした。


(魔族についての話をしていたのにまさかシャルから好きって言われるなんて思ってなかったからびっくりしちゃったけど真剣に言われたからには僕も真剣に考えて答えなきゃ行けないからこの問題と武魔法大会が終わったらしっかり考えるか)


 そのあとは僕はガルムさん達と別れゼノンに教えて貰った2人の魔族が潜んでいるという路地裏に向かった。



----------------------魔族side------------------


 一方その頃、とある路地裏にいたリースとザドキアルは......


「今は武魔法大会決勝の副将戦だから次の試合が終わってその後の閉会式の1番盛り上がるピークで襲う作戦でいいわよね?」


「ああ、それでいいと思う。それにしてもリースは相変わらず良い作戦を思いつくな。俺はデクズほど脳筋では無いがやはり詳しい作戦を立てるのは苦手だ」


「それは嬉しい言葉ね。ザドキアルも結構難しい作戦でもしっかり遂行してくれたり意見を言ったりとかなり頭きれる でしょ?」


「そうだな。でも俺は決まった作戦に対しては着いていくことは出来るが自ら難しい作戦とかは考えられないからやはりリースは凄いと思う」


「何よ!?やけに褒めるわね」


「事実を言ったまでだ。だが今回は俺、リース、クェーサ、デクズの4人でやるが本当ならもっと居ても良かったんじゃないかなとは思ってる」


「あら?私達4人では役不足かしら?」


「そうは言っていない。俺たち4人でも充分な戦力だと思ってる。だが、人数は多い事に越したことはないからな」


「相変わらずザドキアルは奥手というか心配症よね」


「念には念をと言うやつさ。俺たち魔族が人間に負けるはずはないが万が一という事もある。それにほかの魔族の情報では人間達は個々の力は弱いが大人数で協力し合えるという強さを持っていると聞いたことがあるからな」


「なるほどね。でも、大丈夫よ。私とザドキアル、デクズ、クェーサの4人なら勝てるわ」


 2人が話をしていると、手元にあった通信用の魔道具が光り声が聞こえてきた。


「リース、聞こえる?クェーサだよ」


「ええ、聞こえるわよ。どうしたの?」


「そろそろ向かう準備をしたいんだけどそっちは大丈夫?」


「ええ、大丈夫よ。いつ来て貰っても平気」


「分かった。今から準備して向かうからあと3時間から4時間後にそちらに着くと思う」


「分かったわ」


 リースが納得したところで魔道具の光は消え、通信が解除された。


「いよいよだな」


「ええ、楽しみね」


 2人が談笑していると肩に手を置かれ後ろから突然声がかけられた。



「ちょっとそこの魔族のお2人方僕と場所を変えましょう。<転移!>」


 2人が振り返るまもなく景色がぐにゃりと曲がり気付けばイングレア王国から少し離れた(といっても馬車で2日程歩くと3日から4日程かかる)場所に移動していた。

はい!どうも。ユウキです( *´ω`* )/


今話はシャルロッテちゃんの好き発言にびっくりしましたね。


王女様もユーマくんのかっこよさに惚れた感じですかね(*°-°*)キュンッ


私の中ではメインヒロイン(ユーマくんの婚約者)は前後すると思いますがシャルロッテちゃんも含めあと4~5人ほど出てくると思います。


これからもユーマくんたちの活躍と婚約者達にも注目してみてください


そして今話も含めて2~3話は幕間としてイングレア王国に潜む魔族との戦闘シーンになると思います。


本当は本編で書こうかな?とも思ったのですが今の本編は武魔法大会ですしもっと先の話で本編にも魔族関連の話は沢山書いていく予定なのも考慮して今回は幕間としての扱いにします。


勿論幕間だからといって手は抜かず本編と変わらないくらいの熱量で書いていこうと思ってますのでこれからもお付き合いよろしくお願いします(^人^)



次回予告

イングレア王国に潜む魔族2人との接触に成功したユーマ


自身の転移魔法で国外に自分も含め魔族を転移させ王国に結界を張る


そしていよいよ魔族との戦闘に入るユーマ


果たしてユーマは魔族2人に勝つことは出来るのか!?


また魔族2人が通信をしていたもう2人の魔族の動向やいかに!?



次回:幕間〜戦闘開始

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