君に伝える。
[凛にぃ、放して。手ぇ痛い。]
はっとしたように手を放した。そして、
「あいつ、誰?」
と言った。その時の凛にぃが少し怖かった。
[ソウマ君。昨日傘貸してくれた子。]
簡潔に話す。
「同級生?」
[わからない。先生に聞いたけど知らないって。]
凛にぃは、何か考え事をしてるみたいだった。
「変なヤツだったら言えよ?夜乃のこと護るから。」
一週間前のことを思い出した。
[凛にぃ、彼女出来たでしょ?私のことより、彼女さん大事にしたほうがいいよ。]
凛にぃは目を丸め、
「彼女なんていないよ?誰かが言ってた?」
と真顔で答えた。
私に挨拶をしてくれた、
[綺麗な女の人。同じ制服着て玲奈<れいな>って言ってたよ。]
その人物がわかったらしく、
「それは、冗談だ。あいつ、沢山嘘付くから、信用ならない。」
そうなんだ。って言いながら、凛にぃはどんな人が好きなんだろうって思った。
[凛にぃ、好きな人いるの?]
驚いた顔をして、
「いる。」
と言ったので、
[誰?誰?美姫さん?花さん?]
と催促した。
「夜乃。」
[嘘でしょ?本当は誰?]
凛にぃが私をちゃかしたと思った。
「だから、夜乃!」
びっくりして、
[えっ?]
それしか言えなかった。冗談だと思ったから。
私、機械オンチが少々ありまして、確認しまして
(°д°;;)びっくり
こんなにも読んでくださる方がいらっしゃるなんて(涙)
えっと、
それで書き忘れてたのですが、
君を知りたい。
を書き替えましたことを連絡致します。
次回は、多分、
明日のおやつの時間位には書けると思います。
連載なので、定期的にしたいと思っています。
これからもよろしくお願いいたします。