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第七話 冒険者登録

 知らないうちに忠誠を誓われていたんだが、、俺みたいなやつに忠誠を誓うとは、、不運だな。


「お前、俺に忠誠誓ってるのか?」

「えぇ。命の恩人ですので。」


 まじかよ、今後仲良くするつもりでいたから、壁ができるのはな、、


「忠誠をしてもらうのはありがたいが、できれば対等な関係としていてほしい。」

「よろしいのですか?」

「あぁ。」

「わかりました。」

「それぐらいの方が俺としては話しやすい。一応護衛として雇っているがな。今後ともよろしく頼むぞ。」

「よろしくお願いします。」


 とりあえず俺はレベル上げたいんよな。今のままじゃ弱すぎるしなぁ。カチコミにも行けねぇわ。


「とりあえず俺は強くなりたいんだよな。ちょうどいい場所とかってあるか?」

「でしたら冒険者ギルドに行きましょう。あそこで冒険者登録をすると、依頼でお金を稼ぐこともできて、一石二鳥ですよ。」


 一石二鳥知ってるってのは他の転移者の影響か、それともただの偶然か?他の転移者はやっぱり爆裂魔法(エクスプロージョン)とか使って無双してんのかな。


「冒険者ギルドってのはどこだ?」

「ここの右隣です。冒険者ギルドから素材を買うことが多いので、便利ですよ。」


 へ?全然見てなかった。とりあえず冒険者ギルドに行くか。


 冒険者ギルドの扉を開くと、やっぱり強面のメンツがを揃ってるな。やっぱりテンプレのくだりとかあるのかな?弱そうなおっさんと、美少女が二人で一緒に入って来て、強面の冒険者が揃ってんだ。フラグめっちゃまっすぐ立ってるだろ。あれ?なんかこっち見て怯えてる?いや、これはクラリスの方を見てるな。え、どゆこと?


「なんか怯えてない?」

「えぇ。まだ元気だった頃に手を出そうとしてきた輩をちょん切ったのです。」

「ヒェッ」

「レイジさんにはしませんよ。ですが、そういうのは心の準備が、、」


 怖ぁ。俺にはしないって。よかった。ん?なんか言ってたか?まぁいいか。とりあえずテンプレ通りに冒険者登録するか。


「この後冒険者登録すれば良いのか?」

「よくご存知ですね。私はすでにしてあるので、レイジさんが終わり次第、パーティ申請をしましょう。」

「わかった。カウンターに行ってくる。」


 俺は受付嬢のところへ行き冒険者登録をした。テンプレ通り、ランクがあるようで、F~Sまである。今俺はFランクだな。依頼ごとにポイントがあり、Cまではポイントだけで上がることが出来るが、それ以上は誰かからの推薦が必要らしい。一定以上の地位がないとダメだそう。血印登録をするときに、自分の短剣を使ったので、これが初使用だ。初使用が自傷ってなんかやだな。武器を持ってることの証明も兼ねて、ナイフは受付においてないらしい。格闘家の人はどうするんだろ。他の人から借りるのか?


「クラリス〜」

「はい」

「この二人でパーティー登録をお願いする。」

「わかりました。しかし、寄生行為は禁止されていますのでご注意ください。」

「わかった。」


 寄生行為ってたしか強い人について行って強い敵を倒してもらって高い経験値を吸うことだったよな。あれ?この世界に経験値っていう概念あるのか?もしかしたら現象として認識されているのかもな。俺等のレベル差が広すぎて受付嬢に警戒されてるかもしれん。頼らず自分で倒せるようにはなっておきたいな。


「依頼でも見るか?」

「えぇ。ですが、Fランクはは常駐依頼しか受けることはできません。さらに、パーティーは寄生対策として、一番下のランクの人が受けれる依頼しか受注することはできないようになっています。」

「なるほどな。薬草収集とかか?」

「えぇ。ですが、この街から北側の森にいるゴブリンの間引きがレベル上げ、一番ポイントが高く割に合っています。戦利品をカウンターで売れば、それはお金になります。ですが基本的にはゴブリンは魔石しか落とさなく、レアドロップすら有りません。それ以外が欲しければ戦闘中にもぎ取る以外に無いそうです。」

「なるほど。魔石はマジックバッグに入れればいいか。」


 これだけ寄生対策が厳重なのは、経験が乏しいままランクが上がり、強い魔物と戦った時死なないようにするためかもな。最悪、味方の足を引っ張って全滅っていう可能性もあるからな。ってか、死んだら魔石しか落とさないってゲームかよ、、


「北の森に向かうか」

「えぇ。わかりました。」


 街の北門を出る時、門番に確認を取られたが、冒険者証を見せると通ることができた。へぇ、こういう事もできるんだ。北の森に入ると、ゴブリン1匹がウロウロしているのを見つける。


「俺がやる」

「わかりました。急所は人間と同じですので短剣でも簡単に倒せると思いますよ。」


 俺は後ろからこっそり近づき、ゴブリンの首を腕で引っ掛け、腕を上げることで首ががら空きになる。そこを短剣で喉仏を切り裂き、声を出される前に絶命させる。その瞬間、ゴブリンは紫色のもやとなって大気中に消えていった。急に実体がなくなった俺は尻餅をついた。足元には小ぶりな薄紫の石が落ちてある。


「...凄まじいですね。本当に初戦とは思えませんね。」

「そうか?これぐらいなら元の世界でもやったことあるからな。」

「えぇ...」


 借金を返さず逃亡を図る奴らを殺せとかボスとかに言われたから獲得した技術なんだよな。俺が入ってたのは正規の消費者金融じゃないからなぁ。強引な取り立てとかもあったし。


「この調子なら2匹相手でも行けそうですね。」

「そうだな。1匹は奇襲で倒し、2匹目は慌ててるうちに急所を一突きかな。」


 俺等は北の森を練り歩きつつ、ゴブリンを殺しながら。時々3匹で集まったゴブリンを見つけたら1匹をクラリスに倒してもらい、後の2匹は俺が倒す。そしてマジックバッグに入れるそんなことを繰り返していると日が暮れてきた。


「だいぶ倒したな。」

「えぇ。」


ズズン.


 そんな事を話した途端、地響きがなった。巨大な魔物だろうか?


ズズン..

ズズン...


「おい、なんだか音が近くなってきてないか?」

「そうですね。」


 目の前の木が倒れて大きなゴブリンがでてきた。普通のゴブリンの3倍はあるだろうか。


『グギャァァァァァァ!!』

「おいおい...」


 地響きの主は叫びながら俺等の前に姿を表した。

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