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第二四話 図書室

**********

レベル:72

**********


 レベルを見ようと思って、癖で【鑑定】を使う。すると、レベルだけ見れた。同じことが【ステータス】でも出来ないか試してみたが、出来なかった。何が違うんだろうか。レベルが72を超えたので、ついに転移魔法を手に入れれる!これで行き来が楽だ。そういや魔術書ってどういう仕組なんだろう。読むだけで手に入るってだいぶゲーム感が強いよな。ステータスとかある時点で今更か...?

 そうだ。ヴァルドさんがクラリスもレベル120を超えろって言ってたよな。クラリスは確かファンタズマスキル持ってなかったんじゃないか?


「なぁ、クラリス、お前ってファンタズマスキルって持ってたか?」

「いえ、しかしまだ【騎士の加護】は、書物でも見たことがないので、格を認識した今もう一度見てみますか?」

「あぁ」


**********

【騎士の加護】

ランク:ファンタズマ


主人からの号令により一時的にステータスが飛躍的に上昇する

『全ステータス150上昇』


忠誠の心だけは捨てるな―――by???

**********


 ファンタズマだったのか。いや、ヴァルドさんが言うぐらいだからそうなんだろうなとは思ってたが...しかも前までなかったよくわからないメッセージ、これも少し気になるな。そもそもスキルってなんだ?スキルは何から生まれてるんだ?異世界って言葉でまとめるには少し根拠が弱すぎる。まだ情報が足りなさすぎるな。もっとこの世界に慣れてから考えることにしよう。


「クラリス、それはファンタズマだった。」

「本当ですか。何故でしょう。そうなると、レイジさんはファンタズマを作れるスキルを持っていることになります。それはファンタズマと呼べるものなのでしょうか?」

「たしかにそうだな。だが、神がファンタズマって言ってるんだ。実際そうだろう。どうせあの神はケチってゴッズとか与えるわけが無いんだから。」

「そうですか...」


 まぁ、確かに不可解な内容だよな。だが、特殊条件とかあったよな。あれもなにか関係しているのか?あー、考えることが多すぎる。一回整理しないと。


・転移魔法取得(今やる)

・レベル上げ

・ダンジョン攻略

・スキルについて

・天地の天秤の行方


 軽く考えただけでこれだけあるんだが...まず一つづつ解決していかないとな。


「クラリス、俺は図書室に言ってくるから、お前はヴァルドさんとかから、個室のことを聞いてきてくれ。俺等が使えるなら、宿をチェックアウトするつもりだからな。」

「わかりました。」


 俺は転移魔法を習得、取得?出来る魔術書を読みに行くために図書室に行った。図書室はやっぱり綺麗で、整理されている。あったあった。入口の近くにあるってことは、よく使われるんだろうな。


『転移魔法の魔術書 初級 制限レベル70』


 初級...簡単なものしか手に入らないのか。そりゃそうだよな。距離を無視できる魔法がこんなレベルで手に入るとは微塵も思ってないからな。早速ページを開いてみる。




 ――――…???。何を書いているのかさっぱりわからない。「その本、初見だと難しいよね。」うおっ!?気づいたら隣に知らない人が居た。


「ごめんごめん、驚かせちゃったね。私はミリアム、ここの司書をやってるんだ。本が大好きで、やっぱりさっきの転移魔術とか、その応用とか、原理とかそういったものを知ったり読んだりするのが大好きで、あぁ、語りたいことが多い!」


 ...変な人だ。

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