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第1話 学校紹介 1年生紹介

STTというのは「サウンドテーブルテニス」の略で視覚障害者が行う卓球の競技です

球の中に金属の球が4つ入っていて、その音を頼りにプレーします。 静寂の中でプレーする姿から会場には緊張感が漂います


「STTって知ってる?」そんな唐突的な話からはじまった出会いは私の運命を変える出来事となった


亮「STT?なんだそれ?」



亮「卵かけご飯?それはTKGか」


なんかの略語かと考えているとさらにその女の子が現実的なことを言い放った



「あ!そういえば入学式だね!遅刻しちゃうね!行こうよ」



スッとわれに帰った俺は急いで入学式の行われる体育館へと足早に急ぐのであった



、、、



ギリギリ入学式が行われる体育館に着いた

私の他に1年生は3人入学するらしい

どうやらさっき話した子はどうやら1年生ではないようであった

まだ先輩なのか後輩なのかもまだ良くわからないのだが



校長先生のありがたーいそして長い言葉が続く



俺はそのありがたい言葉を右から左へと受け流す


後ろを向くと他の生徒に混じって道で話した子がいた

後ろってことは中学生? なのか?




無事に入学式が終わり教室に戻った1年生は入学した1年生のクラスの自己紹介が行われていた



私を含め1年生の生徒は全員で4名ほどと30人クラスが何個もあった俺の中学校と比べるとめちゃくちゃ少なかった


ここで私を含めない今年入学した1年生3人を紹介することにする






メガネをかけててなんだか勉強できそうな雰囲気のある1年生

高橋太一(たかはしたいち)くんだ

なんだか俺に不満があるのか嫌そうな顔を浮かべている







ショートカットの髪型に背が170センチぐらいありそう

なんかの運動してそうなガッチリとした感じの1年生 


伊藤裕也(いとうゆうや)くん


白状を持ってて点字版を使っているがどうやら弱視 みたいだ






クラスの唯一女子で長いロングヘアの髪型に背が160センチぐらいかな?

スラッとしていてなんかかわいい!大人の女性って感じ 胸はちょっと大きいかも

もう学園のアイドルを確立した1年生女子高生の


清水絢音(しみずあやね)ちゃん



これでわたくし橘亮を含めた4人でこの盲学校の学校生活をスタートすることになったのである



4人は全員弱視みたいだが

人によって見え方が違う

一括りに弱視といってもさまざまで視野が欠けていく緑内障や

黒目がない病気 色障害

衝撃などで起こる網膜はく離などもある

俺は生まれつきの目の病気 先天性緑内障だが

全然見えないってことはなく

白杖なしでも生活ができるレベル





しばらくとめどない話をしていると担任の先生らしき人が教室のドアを開いた





「みなさん入学おめでとう!これからいろんなことがあると思うけど頑張りましょうね!」


先生は女性の先生だった

加藤先生というらしい

加藤先生はセミロングヘアーで髪がモフってしているメガネをかけている

年齢は30代から40代ぐらいだろうか


加藤先生「入学したてで突然なんだけど部活動の話をしたいと思います」


加藤先生に聞くと1年生のクラスも4人と少なかったが先輩である2年生、3年生はもっと少なかった

2年生はたった1人で3年生は3人だけだという

そこで加藤先生から聞かされたのは部活動の掛け持ちという話だった


盲学校では人数が少ないためか複数のいろんな部活動を掛け持ちすることができること を伝えられたのだ

中学校でも部活動はあったが一つしか選べなかったので頭が混乱していると学園のアイドルである綾音さんから




絢音「部活動は何個でも入っていいんですか?」と質問があった



加藤先生が即座に答える

基本的には運動部一つと文化部一つらしいがそれ以上入っている生徒もいるそうだが

基本的に文化部一つ運動部一つらしい

ガッチリ体系の裕也くんは運動部に入りたいみたいだ

 



加藤先生「明日から部活動紹介があるから気に入った部活にどんどん入部してね」 


先生のお話が終わり

また1年生の生徒たちと話を始めた


綾音「亮君って中学部いなかったけど盲学校じゃない中学校から来たの?」

亮「そうです 地方の普通の中学校」

中学部があるってことは今朝の道で話した小さい子は中学部だったのかな?と思った


裕也「俺は中学部から高等部に入学してきた

ずっと小学部も一緒」

亮「え?小学部もあるの?」と驚いた

裕也「そうそう!俺達のいる高等部のほかにも小学部、中学部、それに専攻科まであるんだぜ」


亮「専攻科ってなんですか」

裕也「はり師、灸師を勉強するところさ 人数いないけど手だけでマッサージするあん摩もあるよ」

いろいろあると混和してしまう


太一「僕は中学は東京の中学校に入ってたんだ」

亮「東京!?なんかすごそう」

太一「対したことはないさ」

東京と聞くと頭すごそうっていうのは私だけではないはずだ 


綾音「私も一般の中学校からここに入学してきたからよろしくねー」

綾音さんの話を聞くと安心するもう好きになっちゃいそうだ

こうして互いの自己紹介が終わりまたたわいもない話をしていると

今朝入学式の前に合った子が急に教室のドア大きく開けたのであった








  



???「1年生! STTって知ってる?」





「え?」

こちらの小説は白黒反転も対応しておりますので右上の表示調整から好きなものを選んで読んでみてください

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