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7/11

夏合宿

早くも中学2年の夏が訪れた。


春にクラス替えがあったが、篠田さゆとはクラスが分かれてしまった。

もちろんそうなることも知っていた。


だからこそ、今日にかけていた。


今日は、毎年行われている塾の夏合宿だ。

夏合宿は、2日あり、1日目の夜にBBQがあるのだ。


そこで、何とか声を掛けたい、そう思っていた。


早朝に合宿所に着き、朝から勉強。

昼からも勉強だった。


そして、ついに待ち待ったBBQが始まった。


席は自由で、敦に引っ張られて、何とか篠田さゆの前に座ることができた。


本来は、篠田さゆとは違う席になるはずだったので、初めて敦に心の底から感謝した。


席は6人グループで、リーダータイプの梓が率先して肉を焼いたりしていた。

本来は男が、しかも最年長の自分が仕切ってやらなきゃいけないのかもしれないが

梓はそうゆうことが好きと、成人式の二次会で言っていたことを思い出した。


6人での会話はなかなか盛り上がっていたが、篠田さゆは元々大人しいタイプで

相槌を打ちながら、ずっとニコニコしていた。

そうゆう所も好きだった。


あーやっぱり可愛いなと思って見ていると、篠田さゆがこっちを見てニコッとした。

その時に、すぐに目を逸らしてしまった。

今までずっとこんな感じだ。

もう好きになって、結構たつのに…と思っていると

敦が突然言い出した。


敦「そういえばさ、みんな好きな人とかいるの?」

梓「私と涼子はいないけど、さゆはいるよ!(笑)」

自分「えっ…」

敦「え、誰?」


篠田さゆは困り顔をしたまま、何も言わなかった。


梓「さゆ、ごめん(笑)って」

さゆ「うーん。もう絶対変なこと言わないでね。」

梓「わかったよ(笑)」

敦「めっちゃ気になる!(笑)」


結局、言ってくれなかった。


でも自分ではないだろうと、何となくだが思った。


その晩、自分は振られた気持ちになって、一人涙した。

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