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私は読書がしたいだけ!~本読みスローライフがしたかっただけなのになんでこんなことに?~  作者: ラッテ・カフェ
第十四章「魔界と天界の和平締結祭」
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65.再開!ルシファー

 ハル達が魔界に来た翌日、歓迎会は盛大に行われ、何事も無く終了した。

 そしてその次の日ハル達は応接間でリリスに呼ばれていた。



 「皆の者、昨日はご苦労じゃったの。皆楽しんでおったぞ」

 「いえ、こちらこそ。こんな豪華な歓迎会を開いて貰って」

 「恐縮するでない。お主らは我が国にとっての支配し……恩人じゃからの」

 一瞬、聞いてはいけない言葉が聞こえた気がするがハルはスルーした。リリスは上機嫌で続ける。



 「そういえば、お主らはこれからどうするのじゃ? 1週間も滞在するとなれば色々行きたかろう」

 「1週間?」

 「そうじゃ、言うのを忘れておった。締結祭は2週間に渡って開かれる。前半の1週間をここで残りは天界で過ごす約束じゃったな」

 うっかりというようにリリスはカラカラと笑い、屋敷のメンバーはその様子に苦笑した。

 一通り笑うとリリスは引き出しからとあるものを出した。1つ目の小型の悪魔らしき者でメンバーは乗り出して、それを見た。



 「これは?」

 「案内用の悪魔じゃ。魔界は広いからの。後護衛にもなるぞ」

 リリスがほれ、というとその悪魔は目からビームを出し、紙を燃やした。

 おおーと感心するメンバーにリリスは得意げになり、メンバーにその悪魔を貸し出した。



 「ねぇ、悪魔さん。図書館はどちらに?」

 『ソレナラ、300メートルサキ、ヒダリニマガル』  

 「ありがと」

 ハルは悪魔に道案内されながら、図書館に向かった。

 魔界に来てもハルのやる事は変わらず、ハルは浮き足だってそこに向かっていた。

 

 

 (にしても、ラッキー! 本来ならとても高貴な人しか入れない図書館に行けるなんて! それに魔界の本よ? どんなのがあるのかしら。やっぱり人間を惑わすための本かしら、でもあの世界観ならビジネス本もありそうね)

 ウキウキしながらハルは図書館に入ろうとしたその時、自分の手を掴む感触がした。

 その方向に目を向けると、なんとルシファーが自分の腕に抱きついていたのだ。ハルは驚いて慌てて彼女を振りほどいた。



 「ヒドいじゃない! いきなり振り落とそうとするなんて!」

 「それについてはごめん……でもいきなり抱きついて来たからさ」

 「だからって!?」

 涙目になるルシファーに申し訳なくなったハルだったが、なんとも無さそうなのを確認すると図書館に入ろうとした。しかし、すぐにルシファーが止めに入る。



 「ちょっと、人間! 付き合ってほしいところがあるんだけど!」

 「お断りしまーす。私忙しいのでー。あと、ハルって名前で呼んで」

 「な、な、な!」

 そう言ってまた泣きべそをかくルシファー。流石にハルもいたたまれなくなったのか、彼女の側に来てしゃがみ、宥めるように聞いた。



 「……で、付き合ってほしい場所って?」

 「よくぞ聞いてくれたわね! デパートに行きたいのよ!」

 「……何で?」

 「も~~! 決まってんじゃない! アタシの誕生日プレゼントよ!」

 「そんなの私じゃなくてもいいんじゃないの?」

 そういって怪訝な顔をするハルだが、ルシファーは立ち上がりドヤ顔で言った。



 「人間のセンスを知りたいの! それに魔界を案内したいしね! ハッハー! 崇めろ!」

 「別に図書館が分かれば何でもいいんだけど……聞いてないし……てか崇めろって」

 「さあ行くわよ!」

 「え!? ちょっと!?」

 ハルが立ち上がるかどうかの寸前でルシファーはハルの手を掴み、そして走った。

 ハルはこれから起こることに絶望しながらルシファーにされるがままだった。

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