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第2:試合の説明

【ギュスターヴ・パイロットとフレーム・アカデミー ー 教室、A組】

 ホームルームの時間だった。

 教室には大きな画面があった。中央で分かれ、画面に向かってカーブを描く3列のテーブルが置かれていた。


 画面の隣には一枚の紙だった、生徒たちは、今日の試験で誰が勝者になるかを賭けることになった。


 アカデミーは試験というけど、もっと試合に似てる。


 その紙は2つに分けられ、チームアオとチームルーン。紙の隣には青とピンクのステッカーがあった、学生たちが勝つと思うか、投票することができる。


 比率はルーンが優勢で、およそ3対2だった。


 数人の学生は投票用紙の前には立った、彼たちは誰に投票すべきか議論している。


 女の学生1、「ねえ、誰に投票するの?」


 女の学生2、「もちろんアオくん!だって、すごく素敵な人なんだもん〜」


 男の学生1、「じゃあ、ルーンに投票したくなっちゃう。」


 女の学生3、「なんで?うらやましい?」


 男の学生1、「そー そー そんなことないー」


 男の学生2、「もし、よく考えてみれば、ルーンのパフォーマンスは常にアオを少しに上回っており、今回も例外ではないだー」


 女の学生1と2と3、「おい、雰囲気を台無しにしてるぞ。」


 2列目のテーブルにはアオとリードが隣に座っています。それから、数人の学生はもう2人組で座っていた。彼らは近々行われる試験の準備をしています。


 リードはアオの隣に座って、アオの肩を繰り返し突いた。


「ねえ青、1位になれると思いますか?」


 アオは肩を動かし、自分をつついていたリードの指を止めた。


「やめろうよ、うざい。」


 そして、アオはあくびをした。


「わかんねえ」


 リードは投票用紙の方へ指を向けた。


 紙にアオの分はピンクステッカーをいっぱいだ、ルーンの分に大部分は青ステッカー。


「紙に、あなたの部分に青いステッカーが1枚貼られているのが見えますか?」


 アオは視線を向け、リードをじっと見つめた。


「もしそれはあなた、言わないでくれ」


 リードは誇りみたように、そして、親指で自分を指した。


「はい!それは私です!」


「君に投票したのは、俺一人だけだよ!」


 アオは、わずかにリードの方へと顔を向けた。


「あなたがいないが、もっと嬉しいと思う」


 リードは両手を心臓の上に置いて。


「アウチ!相変わらず冷たい」


 それで、チャイムが鳴る


 学生たちは急いで投票を済ませると、自分の席へ戻った。


 教室の扉がスライドして開いて、女性の先生が教室に入った。


 あの先生は長くゴールデンブラウンの髪があって、眼鏡をかけて、白衣を着している。


 教室の中央へ歩いていると、投票用紙が見えた。彼女は立ち止まって見てみた。


「あれあれ、これは何ですか?」


 ある学生が腕を挙げ、言った。


 男の学生、「アルヴァイン先生!私たちは今日の試験バトルで誰が勝つか、投票していました!」


 女の学生、「アルヴァイン先生、誰かに投票しますか?」


 アルヴァインさんは投票用紙を見た。彼女は顎に手を当て、少しの間考え込む。


 彼女はクラスの方へ体を向け、アオの部分の青いステッカーを指さした。


「リードくん、これはあなたのですね?」


 リードはすぐ立ち上がる。


「当然です!」


 リードはアオの首に腕を回す。


「パートナーは応援するなければならない!」


 アルヴァインさんは、少し口元を歪めて笑った。


「じゃあ」


 アルヴァインさんはピンクのステッカーを取り、それを青いステッカーの上に重ねた。


「ジャジャーン!全部ピンクになった!」


 リードは打ちのめされ、言葉を失った。


 アオはリードから視線をそらし、くすりと笑った。


「今、笑ったでしょ??? おい!!!」


 アルヴァインさんは両手を打ち合わせ、部屋の中央へと歩いていった。


「それは十分です」


「ホームルームを始めましょう」


 アルヴァインさんは手に持っていた書類を教卓に放り投げると、両手を教卓に叩きつけた。


「皆さんご存知の通り、今日は試験の日です。」


「あなたたちは、この学校で最高かつ最強のクラスであるA組の一員だ。」


 後に、てアルヴァインさんは、自身の胸元にある「A」と記された刺繍を指し示した。


「AはACE(エース)のAです。」


 後ろの方から、誰かが声を上げた。


「でっち上げでしょ!」


 アルヴァインさんは苛立ち、叫び声を上げた。


「うるさい!」


 彼女は咳をした後、落ち着きを取り戻した。


「あなたたちはアカデミーで最高の学生だ。自分たちの実力を存分に見せつけてやろう!」


 学生たちの反応がない。


「少なくとも興奮しているね」


 そして、アルヴァインさんはテーブルを軽く叩いた。


「それでは、説明に移ります!」


「シングルエリミネーション形式で行われます。」


 学生の何人かが、教室の後ろの方でひそひそと話をしていた。


「やばいね」


「ルーンやアオとマッチングしたら、我々は終わりだ」


 アルヴァインさんは、教室の後方から聞こえてくるひそひそ話に気づき、声を大きくした。


「ダガ!」


「評価は、主に先生の判断に基づいて行われます。」


「深く入り込めば入り込むほど、より厳しく評価されることになる。そのことを心に留めておいてほしい。」


「ご存知の通り、これはペアで行う試験です。エンジニアは提供したフレームに基づいて評価され、パイロットはフィールドでの活躍に基づいて評価されます。」


「以上です。」


「さて、退屈な話はすべて終わったら。」


「それでは、早速。」


 アルヴァインさんは教卓からリモコンを手に取った。彼女はポーズを決めながらリモコンを上に向けると、そのボタンを押した。


 彼女がボタンを押すと、部屋全体の明かりが消え、背後の巨大な画面がついた。


 そして巨大な画面には、誰が誰と戦うのかを示す対戦表が映し出されていた。


 パイロットは計16名で、トーナメント表では1番がアオ、16番がルーンとなっていた。


 教室の学生たちは、互いに話し始めた。


 リードは画面を見た。


「君とルーンは、トーナメント表の反対側にいるみたいだね」


 アオは、ひどく無関心そうな顔で画面を見つめていた。


「これくらいは想定内だ」


「結局のところ、そのマッチメイキングは、私たちから最大限の情報を引き出すために決められたものだったのだ」


 リードは、アオの顔の前で手を振った。


「おいいい、地球からアオまで、聞いてるか?せめて驚いたふりくらいしてよ」


 画面の前で、アルヴァインさんはまだポーズをとっていた。


 彼女の頭から、一滴の汗がにじみ出始めた。


 彼女は心の中でそう思った。


「このポーズはどれくらい維持すればいいですか?」


 それから、アカデミーのチャイムが鳴り、ホームルームの終了を告げる。


 部屋の明かりが再びついた。


 最前列の学生が口を開いた。


「アルヴァイン先生、もうやめていいですよ〜」


 アルヴァインさんはその発言に苛立った。


 それから彼女は、その学生の頭にリモコンを投げつけた。


「あなた!うるさい!」


 リモコンが学生の頭に当たり、彼は椅子から転げ落ちた。


 アルヴァインさんはそれから白衣を整え、自分の手にせきをした。


「それじゃあ皆さん、各々のハンガーへ向かって、血の惨劇……じゃなくて、試験の準備をしてください」


「バイバイ~」


 学生たちは試験の準備をするため、席から立ち上がり、扉の方へと歩き出した。


 リードは立ち上がった。


「行こうか?」


 リードは振り返り、誰かがアオに近づいていくのを目にした。


「おおい、アオ!」


 アオに近づいてくる男は、アオよりも体格が良い。髪型はマレットヘアで、髪色はアッシュブロンドだが、前髪部分は明るいブロンドになっている。


 彼の後ろには、ピンク色の長い髪をした、眼鏡をかけた、すらりとして内気な少女がいた。


 リードは身をかがめ、アオの耳元でささやいた。


「と今、ルーンが喧嘩を仕掛けてるよ。」


 アオはルーンの方へ顔を向けた。


「どうしたの、ルーン? もし、分かりきったことを言おうとしているのなら―」


 アオが言い終わる前に、ルーンが言葉を遮る。


 どうやら、トーナメント表の反対側にいるみたいだね。


 ルーンはアオを指さした。


「決勝で会うまで、絶対に負けるなよ!」


 アオは目を閉じ、息をこらえた。


 ルーンはアオの表情を見て、机をバンと叩いた。


「おい!なんだその表情は?!」


 アオ反応した。


「言ったように、当たり前のことは言わなーー」


 そして、ルーンは、アオとリードの2人を横切るようにして、教室の扉へと歩き出した。


「今度こそ、確実に息の根を止めてやる。」


 ルーンはその2人を横切って歩いた。彼はピンク色の髪の少女の方へ、少しだけ顔を向けた。


「行くよ、チェリー!」


 チェリーは、ルーンの方へ駆けていく。


「はー はい!」


 それから彼女は素早くアオとリードの方へ顔を向け、さっと手を振った。


「ルーンが言ったことは、気にしないでください。」


「お二人の戦い、どちらも楽しみにしています。」


 チェリーとルーンは、それから教室の扉に向かって歩き、教室を出た。


 アオとリードは、彼らが扉を通り抜けていくのを見つめていた。


 リードは時計を見た。


「急がないと。準備のための時間は1時間しかないんだから。」


 アオはテーブルから立ち上がった。


「準備しましょう」



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