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異世界と12の召喚獣  作者: ドンサン
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異種族会議

パトラの復活後、メリアスとアイラ、2人を連れてきたトモンとマモンの4人はすぐに姿を消した。

雅斗達は複雑な感情が表情に出ている。自分たちが倒して喜んでた魔王が復活して、それを喜ぶ者達に囲まれているわけで…


「これは一体なんの集まり?」


到着したアロンソンが状況を理解できないようだったので、おれは立ち上がり、69を集めて魔王の復活を説明した。

この状況をパトラや鬼の2人が不思議そうに見ている。

そこに龍人が降ってきた。


「みんなおらんと思ったらここに集まっとったんだ~。 え!!パトラさんじゃん!なにこれどーゆーこと!?」


今度は遅れて混ざってきた龍族に同じ説明をした。

説明が終わった頃にビテス達が眠らせていた人族が目覚める。

「はぁ。。」また同じ説明かと思うとついため息が出てしまった。


「誰からでも相手になるわ!」


最後まで立っていた女の子が、意識が戻って早々に刀をおれ達に向けながら強く言い放ったが、さすがに身の危険を感じてるようで、刀が小刻みに震えていた。

見覚えのあるくのいちと、初めましての男は、近くにいた69のメンバーや、氷漬けになっている仲間を見て、すぐに武器を構えることはなかった。


「今はそんな状況じゃないからさ。 やめなよ。どうしてもやりたいなら相手にはなってあげるけど」


アカリが出てきて説得を促すと、女の子は早々に武器を落とした。

震えながらその場に座り込み腰を抜かす。

怯え切った女の子にアカリは肩を組み、顔を近づけて言った。


「そんなに怯えちゃったらあたしがめちゃくちゃ怖い人みたいじゃん。元気だしなって」


女の子がアカリに何をされたかは知らないが、おれは目が合ったら攻撃されていた。


(お察しします。)



現状の確認のため、69達の人族、おれとパトラとスーリの魔族、アカリとペッシュの鬼族、龍族のたぎつ、精霊(王)のジェミニで集まった。


「状況を確認したい。みんななんでシャティロンに来たの?」


「うちは仕事。配達で来たのにみんなおらんかったけん、びっくりしたよ~」


龍人のたぎつが真っ先に答えた。

それにペッシュが続く。


「最近あんぽんたんの3人が、よくこことオルレアンの間を遊び場にしているらしくてな。その時に不審な人族を見かけたってもんで、必要なら加勢するつもりで来てたんだがな。 七神刀はついでだ」


こちらはパトラ復活前に聞いた内容のままだった。

問題は次だ。

おれ達はその襲撃してきた69へ向く。


「そんなにみんなで注目しないでくれよ。順を追って話すからさ。」


唯一見たことなかった男が真っ先に口を開き、話し始めた。


「まずおれ達がこうして一か所に集まることはほとんどない。戦力の分散でそれぞれの国に滞在している。一部国を滅ぼされたやつは例外だが…」


その時おれとくのいちを往復するように見たが、それは無視する。


「とにかく特別な招集がない限りは集まることがないわけなんだけど。それなのにここに全員が集まっているのは、イチノセという中央の大国から魔族の殲滅という目的のもと招集の声がかかったからだ。」


男の話を割って入るように笛のお姉さんが話し始めた。


「人族の領地のことを少し説明させていただきます。まず中央にあるのがイチノセ。国力が一番強く、人や物、いろんなものが集まる国です。次にニホンギは彼女の国で、傭兵の国とされています。今回ニホンギ協力もあって本作戦を決行しています。そしてミツモリ。大きな火山を囲うように複数の街があり、温泉と魔法の研究が盛んな国です。次にヨツヤ。今は魔王によって滅ぼされましたが、忍びの国と言われていました。最後にゴモクラ。ここは一番広大な土地を持ち、人口も最大です。何よりも農業や畜産業が盛んで、人族領全体の食料をまかなえるほどと言われています。 これら五つの国は、創設した5人の転移者の名前を使っていると言われています。」


長々と喋り終えた笛のお姉さんは一礼して続きを男に譲った。


「まあそういうわけで、イチノセがでかい態度を取ることがよくあるんだけど、今回もその一つ。理由は聞かされてないが、『魔王が代替わりした今、不安定なうちに滅ぼしてこい。ついでに獣人領と精霊領もやってこい』ていうことでおれ達がここにいる。まあこの戦力でも、完敗だったけどな」


おれの従魔達が強すぎたってだけで、こいつらいなかったら全滅もありえただろう。

鬼族の判断には感謝だな。


「ダイダロと一緒にいたフードの猫の獣人について何か知ってることはある?」


「ねこっていうのは、イチノセの王宮の中にいる動物で、この世界には一匹しかいないのに、国創立以来ずっと王族を癒す動物と言われているな。実物は数えるほどしか見たことない。あのフードの男のことは、今回初めて会って名前も知らないな」


69はみんな知らないようだったが、ニホンギの女の子と紹介された彼女は、猫と聞いて少し口角が上がったように感じた。


「とりあえず関係がありそうなイチノセにかちこんでみるか。」


「我はもう魔王ではない。お前の好きにすればいい。ただ固有スキルが変わっているのは、あとで話す。」


ひとまず話をまとめて解散し、数日は自由にしてもらうことにした。ただし、人族領への帰還だけは禁止させてもらった。一応の保険だ。

おれも少し休息を取ったり、魔王としての仕事をして数日過ごした。

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