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黒部すみれはスマホを取り出し、画面にタッチ。電話です。
「もしもし、対象が動いた。そっちは?」
スマホから、
「いつでも動けます!」
「じゃ、出動して!」
「了解!」
黒部すみれはスマホの電話を切り、運転席の男性を見て、
「私たちも始めましょうか!」
「了解!」
黒部すみれはつぶやきました。
「まったく、世話のかかる妹ねぇ・・・」
トレーラートラックのエンジンが始動しました。
おしゃべりをしながら駐車場を歩く3人。3人はコンビニで何かを買ったらしく、1人がレジ袋を持ってます。a。
「しかし、驚いたなあ。メガヒューマノイドがほんとうに存在してたなんて」
cは自分のスマホを2人に見せ、
「あの女がどういう存在なのか、ここに全部録画しておいたぜ!」
b。
「ふふ、帰ったらすぐにネットにあげないとな!」
c。
「真土灯里が住んでる家の映像もあげないといけないんじゃないか?」
aは、ズタボロになったかつての真土勝之の新居を思い出しました。
「みんな、覚えてるか? 真土灯里の父親の家をズタボロにしたこと?」
bとcは同時に応えます。
「もちろん!」
aは今度は今真土灯里が住んでいる家を思い出し、
「今真土灯里が住んでる家も、もっと住みやすい家に変えてやらんといけないんじゃないか!?」
cは暗闇の中、真土勝之邸を破壊する複数の人影を思い出し、
「あんときゃ、ネット民がたくさんいたっけなあ!」
a。
「誰かがあの家の位置をネットに貼ったからな」
c。
「今回もみんなに教えてあげようぜ!」
b。
「じゃ、あげるときは位置情報も添付しないといけないな!」
a。
「みんなで盛大にぶっ壊してやろーぜ!」
笑う3人。
「あははは!」
3人がそれぞれ軽自動車のドアを開けました。
トレーラートラックのエンジンがかりました。トレーラートラック始動開始。店舗の方にゆっくりと走り出します。
軽自動車内。運転席に座ったaがシートベルトを締めてます。と、ふと何かに気づき、ドアの窓越しに外を見ました。
「ん?」
そこにはこちらに向かって来るトレーラートラックが。
「おい、あのトラック、なんかやばくないか?」
このままトラックが進み続けると、軽自動車に激突します。助手席のbは慌てます。
「なんだよ、あいつ、ぶつける気かよ、このクルマに!?」
後部座席のcも慌ててます。
「おい、早くクルマ出せよ!」
aはオートマチックのギアをDに入れ、
「ああ、わかってんよ!」
軽自動車はこの時点で道路側を向いてましたが、急発進。が、すぐに急ブレーキを踏むことに。
車内、びっくりしてるa・b・c。
「ええ~っ!?」
さて、何があったのでしょうか? 実は街道から2台のマイクロバスがこの駐車場に入ってきたのです。2台は左右の車線から、まったく同じタイミングで入ってきました。この2台が同時に軽自動車に突っ込んできたのです。
車内のa・b・cの顔がひきつります。
「うわーっ!」
一方大型トレーラートラックはコンビニ店舗に向かってます。コンビニの防犯カメラの端にこのトレーラートラックが映りました。
コンビニ店内。レジにいた店員が突然店舗のすぐ外にトレーラートラックが現れ、びっくりしてます。
「ええ~!?・・・」
コンビニの防犯カメラは、トレーラートラックによって目隠し状態になりました。
トレーラートラックはそのまま低速で通り過ぎて行きます。すぐに防犯カメラは復旧。防犯カメラが捉えた駐車場には、軽自動車の姿も、マイクロバスの姿もありませんでした。
それから数十分後。ここは地元の警察署。今ここの駐車場に軽自動車が駐まり、中からa・b・c3人が降りました。




