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 隊長と日向隊員が近づくと、テーブルに座ってる2人がそれに気づき、立ち上がりした。その内の1人が手を差し出しました。

「どうも!」

 隊長はその男性と握手します。

「ああ、どうも!」

 もう1人の男性も手を伸ばし、隊長と握手。

「よろしくお願いします!」

 3人と日向隊員はテーブルの席に座りました。先に握手した男性の自己紹介。

「私はテレストリアルガード所属の弁護士、錦耕太郎です」

 隊長はその発言に大きな疑問を抱きました。テレストリアルガード所属の弁護士が「テレストリアルガード所属の弁護士です」と言うはずがないからです。

 テレストリアルガードに関係してる人は、作戦部門以外テレストリアルガードの関係者という身分を隠さなくてはいけません。たとえ仲間内であっても。この弁護士、なんでテレストリアルガードという言葉を口にした?

 錦弁護士はもう1人のスーツの男性を見て、

「この人は明石さん」

 明石、それは隊長が事前に聞かされていた固有名詞。隊長は応えます。

「あなたが今回の被害者の父親ですね?」

「はい」

 それを聞いて日向隊員は驚きました。今回被害を受けていた女子生徒は、どこからどう見ても日本人ではありません。なのにこの人物は典型的な日本人。この明石て人、いったい何者? ほんとうにあの女の子のパパなの?

 今度は隊長の自己紹介。

「私は香川です」

 隊長は横眼で隣に座った日向隊員を見て、

「このは日向愛」

 日向隊員のあいさつ。

「日向です。よろしくお願いします!」

 ここでウェイトレスが来ました。

「いらっしゃいませ! ご注文はお決まりですか?」

 隊長はウエイトレスを見て、

「あ、コーヒーで」

 次に隣りに座った日向隊員を見て、

「お前は?」

 突然振られたもので、日向隊員は慌てます。

「え?・・・」

 隊長は促します。

「なんでもいいよ」

「じゃ、チョコレートパフェ」

 隊長はそのオーダーが予測の範疇になかったらしく、思わず苦笑しました。

「あは、そっか?」

 隊長はウェイトレスを見て、

「このにはチョコレートパフェを」

「わかりました!」

 ウェイトレスが立ち去りました。錦弁護士が口を開きます。

「では、本題に入りましょう!」

 隊長は明石さんを見て、

「うん・・・ 言いにくいことてすが、あなたの娘さんは・・・」

「ええ、娘から直接聞きました」

 錦弁護士。

「私も同席して聞きました。恐喝は去年夏休み明けから始まったそうです。身体の方は3ヶ月前から」

 日向隊員は唖然。

「ええ~・・・」

 隊長は呆れ顔で思いました。

「おいおいおい、3ケ月もられっぱなしだったのかよ?」

 今度は声を発し、明石さんに強めに質問しました。

「あなた、ぜんぜん気づかなかったんですか?」

「すみません。仕事が忙しくって・・・」

「しかしねぇ、まだ13歳でしょ。それを・・・ くっ、こんなバカなこと、あっていいのか?・・・」

 明石さんは無言。隊長の怒りの発言が続きます。

「お金の方だって・・・ いったいいくら恐喝カツアゲされたんですか?」

 明石さんは今度は口を開きました。

「実はこの話を聞いて何通か通帳を確認したのですが、8千万円消えてました」

「ええ、8千万も?・・・」

 隊長は呆れてしまいました。明石さんは言葉を続けます。

「それ以外にも行方不明になってる通帳がいくつかあります。最終的には1億・・・ いや、2億消えてるかもしれません」

 ええ、2億って・・・ 日向隊員は呆れを通り越し、口をぽかーんと開けたままになってしまいました。

 続けて錦弁護士の説明。

「娘さんを恐喝してたグループは1つだけではなかったようなんですよ。20前後はあったようなんです。中には高校の不良グループや、半グレのグループもあったようなんです」

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