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闇と光ー壱の理ー  作者: ハイロリ
第0エリア
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第32話 トライ&デス

殺気を向けられていて気に食わない。とりあえず剣をいつでも抜けるように手を背中の剣の柄にかけておく。



「何用だ!」



師範らしき人が言葉を放つ。



「剣の使い方を教えてもらおうかと」



「それならそれらしくちゃんと入ってこい・・・。道場破りと勘違いしたではないか・・・」



そうゆうことか。勘違いさせてしまったらしい。しかし看板をコンプリートするのもまた一興。いずれ集めようと思う。動機は面白そうだから。



それから剣の振り方を教えてもらった。剣によるアーツ(技)なるものがあった。要するにスキルのことだな。アーツを放つ時は武器の色が変わるため、非常にわかりやすい。威力は上がるが、発動後僅かな硬直時間が生じる。それ故、上級者ほどアーツを使わないということだった。使ってもトドメに使うのが良い。避けられれば致命的な隙を作ってしまうからと言っていた。



なるほど。オレは必殺アーツを思いついてしまったぜ。あとはかっこよくエフェクトも添えないといけないな・・・ふふ。自分の必殺アーツに思いを馳せながらひと通り基本形、基本アーツを教えてもらった。相手の動きを見ていればそれを脳裏に焼き付けてコピーし、そのイメージを自分の姿に重ね動きを叩き込んでいった。模倣。そんなスキルも生えていた。



模倣・・・相手の動きに倣い、自分の動きに反映させる。大きく能力が離れている場合には発動できない。



覚えが早いと言っていたが、君達は覚えるのが遅いのかね。もっとしっかり鍛錬に励み給え。アーツなしでできるようにひたすら練習あるのみだな。うんうん。



「最初は看板取りに来たのかと思ったけど、熱心に練習するんだなお前は」



「そうか?褒めてもなにもあげないからな。看板はいつかこの街のすべての道場から奪おうと思っているけど?」



「「「「「やっぱり道場破りじゃないか!!」」」」」



そう言うとやつらは再び殺気立った。師範が言葉を発した。



「看板が欲しくば我ら全員倒して奪ってゆけ!!」



そんな目で見ないでよ。ゾクゾクしてきちゃうじゃないか。あれ?この場合殺しちゃっていいのかな。うーむ・・・なんかあかん気がする。木刀あとでヴェルンドにもらおう。そうしよう。ということでまずは回避に徹しよう。ご丁寧に1人ずつ来てくれるらしい。武士道精神。戦場に行ってもそんなことを言っているならぬるいな。



全く当たる気配がない。教わった技しか打ってこないんだもんな。剣の腹で殴れば大丈夫かな?いやパリィの練習をしよう。



受け流しのパリィは簡単にできるな。隙だらけで叩きたいけど我慢、我慢。次は弾くパリィだな。お、これは難しい。普通に受けてしまうな。リズムゲーみたいな感じだな。ジャストなタイミングでパリィしないと弾き返せないな。略してジャスパとでも名付けておこう。いつか1対多での練習もしたいな。あれ?相手木刀を捨てたな。それでは遠慮なく・・・木刀をいただいてぶん殴ろうかね。さぁ次、次〜。



今は6人目を相手している。全員木刀を捨てたけどなにかの決まりごとなのだろうか・・・。お、新しい技か。その程度なら初見で見切れるぞ。



「もっと新しい技を見せてみろ!!ナマクラ剣術ではオレはやれないぞ!?」



煽って使ってもらいましょう。うーむ。ジャスパまではマスターしたぞ。もうないのかね。あ、こいつも木刀捨てたぞ。



さぁ28名の門下生を殴り捨て次はいよいよ師範代か。さぁどんな腕前か。お、速い。単純に振りが速い。



もう慣れてきたぞ。師範代とやら。新しいアーツを使ってこいよ。勝ち目はないぞ。ん?壱の太刀と言ったなこいつ。ちっ・・・。一撃かよ。



「すぐくるからな。首を洗って待っていろ」



そう言いながら、オレは初のデスを経験した。痛いが耐えれないこともない。こんな痛み、あの痛みに比べたら大したことはない。目の前が真っ暗になっていく。



気づけば、部屋にいた。アリスとの愛の巣である。アリスも訓練しにいってしまったらしい。寂しい。アリスの温もりが恋しい。ってあいつらにリベンジしにいくんだった。デスペナもあるが、強制ギプス的な負荷が入ってる程でいこう。気にしない気にしない。



「命唱。我は風。風の加護をその身に纏わん」



よし、工房に着いた。ヴェルンドでてこいやあ!!ちなみに命唱句はなんでもいい。昨日はマナを高速に取り入れて激しくしてたからな。吸収速度は上がったのさ。オレにもアリスにもバフてんこ盛りだったのだよ。そのおかげでオレは、昨日までのオレじゃない。ヴェルンドから各種武器の模擬戦用のものをいただいた。木刀以外を転送しておく。さぁいこうか。



「命唱。我は風。いざ戦場へ行かん」



扉は蹴破るぜ!!



「よぉ!またきたぜ。続きをしようじゃないか」

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