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困っている人探しと事件の幕開け

 久しぶりの城下を歩き回りながら、セラフィーネは何か異変はないかと見回していた。

 忙しなく頭をあちらこちらに動かしている様子は、田舎から出てきたばかりで都会の光景に興奮している少女そのものである。

 彼女が王女であり、周囲を見回している目的を知っていても、ジェラルドは純朴な田舎娘に見える行動が可愛らしく、表情を緩めていた。


「セラ様、困っている人はいましたか?」

「いいえ、まったく。……それに見るからに騎士っぽい人達が増えているから、これは時期が悪かったわね」


 セラフィーネの言う『この時期』とは、国境付近に配属されている一部の騎士が報告と休暇を兼ねて王都に来る時期のこと。

 華やかな雰囲気に当てられた彼らは、困っている人を見ると放っておけずに助けてしまうのだ。

 必然的に彼女は、そういった人達を見つけるのが難しくなっていた。


「でしたら、今日は散策だけで終わりそうですね。少し残念なのでは?」

「そのようなことはないわ。困っている人が見当たらないということは、騎士達が頑張ってくれている証拠だもの。むしろ喜ばないと」


 腰に手を当てて仁王立ちしているセラフィーネは非常に満足そうな顔を披露している。


「そうですね。王都という場所で張り切りすぎる彼らのお蔭でした。……では、そろそろどこかの店に入って一休みしませんか? 休憩なく歩いていたので、喉が渇いてしまいました」


 ジェラルドの提案を聞いたセラフィーネは、朝からずっと歩きっぱなしだったことに思い至る。

 不思議なものだが、それに気が付くと足の疲労が急激に押し寄せてきた。

 早急に店に入って冷たいものを飲みたくなってくるから不思議である。


「そうね。足が疲れてたからちょうどいいわ。どうせならジェフの店に行きましょう。彼の店には色々な情報が集まるし、話を聞いてもいいわね」


 集中すると他のことが疎かになるので、疲れていても気が付いていないのではないかというジェラルドの予想は当たっていたようである。

 目的の店に向かって歩いて行く彼女を見て、ジェラルドはホッと息を吐き出す。

 仕えている主人の体調を気遣うのも彼の仕事のひとつだ。



 少し歩くと、セラフィーネの言っていたジェフが営むお店に到着する。

 この店は豪快な店主が切り盛りする人気店だけあって人が集まるので、その分様々な情報が手に入りやすい。 

 そのため、仕事で行き詰まったときは解決の糸口を見つけようと彼女達は、何度もこの店に足を運び、実際に助けられてきたこともある。

 いつもなら人がごった返している店内であるが、今回は昼を大分過ぎていたので、客も少なくゆったりとした時間が流れていた。

 ジェラルドは周囲に人のいないテーブルへ彼女を案内すると、手慣れた動作で椅子を引く。

 何の疑問も抱かず彼女が椅子に腰を下ろしたのを見た常連客達は、こちらを向き、親しげに手を挙げてきた。

 顔見知りなのを確認して彼女も常連客達に笑顔で手を挙げて応える。

 やってきた店員にレモネードを注文した彼女は、疲れからかテーブルに突っ伏した。


「あ~疲れたわ……」

「行儀が悪いですよ」

「今は見逃してちょうだい……」

「見逃したいのは山々ですが、目的をお忘れになったのですか?」


 それを言われてしまうとセラフィーネは体を起こすしかない。

 この店には純粋に休憩しに来たわけではない。店主のジェフから何か情報がないかを聞くという目的もあるのだ。


「今ならお客さんも少ないし、ジェフに聞けるのではないかしら?」

「その前に喉を潤しましょう。休憩は大事ですから」

「確かに疲れたままじゃ、話が頭に入ってこないかもしれないわね!」


 などと話している間に注文したものが出来上がったようで、二人の前に冷たいレモネードが置かれる。

 グラスに水滴がついて非常に冷たそうなレモネードを前に、セラフィーネは目を輝かせた。


「やっぱり、疲れたときはこのお店のレモネードね」


 セラフィーネは満面の笑みを浮かべてグラスを持ち、上品に口に含んだ。

 冷たく甘いレモネードが疲れた体に染み渡り、彼女はこれ以上ないくらいに幸せそうな表情を浮かべる。

 そんな彼女を真顔で見つめていたジェラルドはゆっくりと口を開いた。


「たまにセラ様の頭を物凄く撫で繰り回したくなります」

「あら、撫でてくれてもいいのよ? 誰かに頭を撫でられた思い出とかないから、どのような感触なのかしらって気になっていたのよ」

「……さすがに、一度くらいはお有りなのでは?」

「あるかもしれないけれど、二、三歳の頃の記憶なんてないのだもの。だから、少し憧れがあるの……って、あからさまに地雷を踏んでしまった、みたいな顔をしないでくれるかしら」


 ジェラルドは思いっきり踏み抜いてしまった、とばつが悪そうにしているが、セラフィーネは特になんとも思っていない。

 ちょっとした世間話のつもりだったのに、空気が悪くなってしまった。

 セラフィーネは彼と育った環境が違いすぎることをもっと考慮すべきだったと反省している。


「大丈夫よ。多かれ少なかれ、誰かしら困ってる人がどこかにいるはずだもの。今日はたまたま見つけられなかっただけだわ」

「前向きですね。ですが、そこがセラ様の良いところだと思います。そういった面をお持ちのセラ様を俺は尊敬していますよ」

「へ? ……あ、ありがとう」


 いつもは素っ気ないジェラルドが珍しく褒めてくるものだから、俯いたセラフィーネの顔は一気に真っ赤になってしまう。

 不意打ちの出来事に嬉しさと恥ずかしさがこみ上げてくる。

 この反応を見てジェラルドはどういう顔をしているのか気になり視線を上げてみると、レモネードを一気飲みする彼の姿が見えた。


(ひ、人がときめいて動揺したりしているというのに、何事もなかったかのようにレモネードを飲み干すとか……! 私のときめきを返しなさいよ!)


 期待していた反応と違っていたことに、セラフィーネは歯軋りして悔しがった。

 完璧に八つ当たりである。

 冷静であればジェラルドの耳が僅かに赤くなっていることに気付けたかもしれないが、残念ながら今の彼女にその余裕はない。

 ジト目で一気飲みするジェラルドを見ながら、彼女は口を尖らせていた。


「何か不満がありそうな顔をしていますね」

「別に……!」


 ジェラルドに期待していたことや悔しがってたことを悟られたくなくてセラフィーネはグラスを持ってそっぽを向いた。

 心を落ち着けるためにレモネードを飲み干した彼女は、目的を果たそうと勢いよく立ち上がる。


「じゃあ、ジェフに話を聞きに行きましょうか!」


 ジェラルドの返事も聞かないまま、セラフィーネはカウンターにいる店主のジェフの許に早足で向かって行く。

 突然の行動に慌てたように彼も後に続いた。

 布巾で食器を拭いていたジェフは、彼女が近寄って来たことに気付いて朗らかに笑みを浮かべる。


「俺のとこに来るってことは、何か情報が欲しいのか?」

「ええ、そうよ。でも、いつものように依頼の解決のために来たわけではないわ。何か困ってる人がいないかどうかを聞きに来たのよ」

「困ってる人がいないかどうかぁ? なんだ、見つからなくて最終手段でここに来たのかよ」

「歩き回ってただけじゃ見つからなかったんだもの。それに、王都の情報が集まるお店の店主であるジェフなら知っていると思ってね。さあ、吐いてもらうわよ!」


 身を乗り出し目つきを鋭くさせて迫る様はまるでチンピラのようである。

 しかし威力はほとんどないので、ジェフは苦笑するばかり。

 セラフィーネの後ろではジェラルドがこめかみを押さえて項垂れていた。


「相変わらず人助けに熱心なお嬢さんだな。護衛のアンタも大変だろ」


 ジェフから視線を向けられたジェラルドは、わざとらしく肩を竦めた。


「慣れてますので」

「肝が据わってんなぁ。本当にアンタらはいいコンビだよ」

「恐れ入ります。それで何か情報は?」


 フッと笑ったジェフは二人に向かって身を乗り出すと、声を潜めた。


「困ってる人を探してるんなら、入りたての新鮮な情報があるぜ」

「本当!?」


 ジェフに顔を近づけようとしたセラフィーネの襟元をジェラルドは無言で引っ張り、阻止した。

 グエッと呻いた彼女は首をさすりながら、恨みがましい目をジェラルドに向ける。


「顔が近いです。自重して下さい。異性との適切な距離を保って頂きたいものですね」


 無表情のうえ、早口で捲し立てるジェラルドの剣幕にセラフィーネは目を泳がせる。

 何を考えているのかは分からないが、不機嫌になっていることだけは彼女にも分かった。


「悪かったわよ。不適切な行動だったわ。謝るから、その不機嫌オーラを収めてちょうだい」

「おや? 俺は不機嫌になどなっておりませんよ? 護衛として忠告したまでです」


 嘘つけ! と怒鳴ってやりたかったが、ここで言い合いをしている場合ではない。

 困ってる人がいるのなら、できるだけ早く手助けをしてあげたかった。

 セラフィーネはジェフとの距離を開けたまま、口を開く。


「それで、新鮮な情報って?」

「ああ、東の通りに二週間前に開店した酒場があるんだけどな。あそこにぼったくられた被害者が多数いるって話だ。なんでもメニュー表に書かれてる金額が途中で高い金額に変わってたんだとか。払えなかったら食い逃げで通報するって脅されて、仕方なく払う客がいるんだとよ」

「メニュー表を途中ですり替えているのね。なんて卑怯なことをするのかしら」

「しかし、開店二週間で被害者が多いとなると、噂が出回って客が入らなくなるのでは?」

「それがな。客引きのセクシーな姉ちゃんに鼻の下を伸ばしている内に引きずり込まれるんだとさ。手の込んだことに店への入り口は何カ所もあって、その店だとは気付かれないようにしてるらしいぜ」


 かなりあくどい方法にセラフィーネとジェラルドは眉を寄せる。

 お金を持っている貴族ならともかく、平民を食い物にするとは到底許せない所業だ。


「明らかに詐欺だわ。被害者達は騎士団に直談判しなかったのかしら?」

「したらしいんだが、門前払いで話も聞いてもらえなかったらしい。だから被害者は泣き寝入りだとさ。まあ、一月も経てば噂が王都中に広まって、その店を避けるようにはなるだろうがな」

「その一月の間に荒稼ぎして逃げ出したら、そいつらが得をして終わりではなくて? それにしても遠方の騎士が王都にいるというのに、大胆だこと」

「基本的に彼らは女性に弱いですからね。男性は範囲外でそこまで見ていないのでしょう」

「欲望に忠実すぎるのも考えものだわ。……あ、これレモネード代ね」


 用事が済んだセラフィーネ達は店を出て行こうとすると、焦ったようにジェフが彼女達を呼び止める。


「おいおい。まさか首を突っ込むつもりか? 止めとけ。騎士団が動かない以上、平民の俺らにできることなんざねぇよ」

「あら、それはやってみなければ分からないわ。それに、伝手はあるもの」


 自信満々に言い放つ姿をみたジェフは呆れたように首を振る。

 精々頑張れとの言葉をもらい、二人は店を出た。


「それにしても騎士団が動かないのが気になるわね。動かないとなると、そのお店に有力者が関わっているということかしら」

「大方そんなところでしょうね。あと、まさかとは思いますが、その店に行ってみようとか思ってないでしょうね。セクシーなお嬢さんが客引きをしていたとなると、鐘が鳴った後から開いている店と思われます。そもそも行くことすらできませんからね」

「分かっているわ。潜入して全財産を取られたら堪ったものではないもの」

「では、どうします?」


 問われたセラフィーネは立ち止まり、顎に手を置いた。


(誰もいないだろうけどお店の感じを外から見てみたいわね。あと、周辺の聞き込みもしたいわ。新しい情報が手に入るかもしれないもの)


 無言で頷くとジェラルドにその旨を伝えて、二人は東の通りに向かった。


 東の通りは酒場が多く、昼間は人通りがそれほど多くない。

 二人は例のお店の前まで来て、ジッと人気のない店内を見つめていた。


「見たところ大きく変わったところはない普通のお店だわ」

「ここら辺の酒場よりは窓が小さめという特徴しかありませんが、違和感を覚えるほどではありませんね」

「そうね。とりあえず、外観だけでも確認できて良かったわ」

「では、近辺の店に聞き込みに行きましょう」

「ええ」


 頷き合った二人は、まず真向かいにある銀細工の店に行くことにした。

 店に入ると客はおらず、奥に店主と思しき銀細工職人の老人が作業をしている。

 彼は二人に気が付くと一瞬顔を上げたが、すぐに作業に戻ってしまった。


「お仕事中に申し訳ありません。真正面の店について聞きたいことがあるのですが」


 ジェラルドが声をかけるも、老人は作業の手を止めない。


「あそこはどういったお店なんでしょうか? 噂では法外な値段を吹っ掛けられると聞いたのですが」

「……それを知ってどうする」


 老人はこちらを警戒しているようで、嫌そうに答えた。

 どうやら二人は怪しい人物だと思われているようだ。

 だが、そんなことはセラフィーネには通用しない。


「どうするも何も、途中でメニュー表を入れ替えているのが事実なら詐欺で捕まえないと。大金を巻き上げられた被害者がいるのだもの。これは歴とした犯罪よ」


 顔を上げた老人はセラフィーネの顔を見ると鼻で笑った。

 明らかに子供に何ができるのかと馬鹿にしている態度である。

 だが、二人の顔を凝視していた老人は何かに思い至ったのか表情を変えた。


「……ああ、そうか。あんたら、最近話題になってる困ってる奴らを助けてるっていう二人か。正義感だけは強いみたいだが、身の程を弁えたほうがいいぞ」

「私達では解決するのは無理だと言いたいの?」

「その通りだ。騎士団が動いてないのに、平民が太刀打ちできる相手とは思えんな」

「やってみなければ分からないわ。指をくわえて見ているだけなんてご免だもの。だから、知っていることがあれば教えてちょうだい。奴らを捕まえるためにも証拠が必要なの。お願い」


 両手を合わせて懇願するセラフィーネを見た老人は、呆れたようにため息を吐き出した。


「被害者の中に、あんたらの家族か友人でもいたのか?」

「いいえ」

「なら、どうしてそこまで情報を欲しがるんだ。無関係の人間を助けてあんたらに何の得がある」

「損とか得とか関係ないわ。私が助けたいから助けるの。ただの自己満足よ。私は活気に溢れたこの街が好きだから。ううん。この国が好きなのよ。だからここに住まう人達も大好きなの。その大好きな人達が困っているのを知って黙っていられない。それだけよ」


 老人の目を見てしっかりと答えるセラフィーネ。

 虚を突かれたのか、老人は唖然としている。

 けれど、しばらくして何が可笑しいのか彼がお腹を抱えて大きな笑い声を上げた。

 笑いすぎて目に涙まで浮かんでいる。

 どこに笑う要素があったのかと彼女は頬を膨らませていると、ようやく笑いが収まったのか彼がゆっくりと口を開いた。


「そんな理由で人助けをしてるとは思わなかった。……が、単純明快で良い。あれこれ口にするよりも信じられる」

「本当!? なら、何か情報をくれる?」

「そう慌てるな。とはいっても、あんたらの役に立つ情報ではないかもしれんがな」

「どんな情報でも構わないから、教えて!」


 必死になって頼み込むと、老人はスッと表情を引き締めた。


「あの店の客引き、いつも顔ぶれが違うんだよ。最初は獲物に顔を覚えられないようにしてるのかと思ってたんだが、同じ女が客引きをしているのを見たことがない。何か不自然だろう?」

「それはこの二週間ずっとですか?」

「ああ。怪しいと思って毎日見てたから確かだ。儂は人の顔を覚えるのが得意だからな」

「一週間ごとに顔ぶれが変わるなら分かるけど、毎日違っているのは変よね。そんなに女性の店員さんが多いのかしら」


 しかしながら、店自体はそれほど広くはなさそうだ。

 大金を稼いでいるとはいえ、多数の女性を雇っても利益が出ないだろう。

 何か裏がありそうである。


「来ても数日で辞めてるんだろう。なんたって、あの店は給料がここら辺の店とは違って物凄く高いらしいからな。その分、労働が過酷なのかもしれん」


(なるほど。お金に惹かれて応募する若い女性が沢山いるということね)


 それならば、働き手は勝手に寄ってくる。

 毎日顔が違うのも納得だ。


「後は、時々身なりの良い男が店に入ってくのを見たぐらいだな。儂が知ってるのはこれぐらいだ。他にも知りたきゃ、二軒隣の帽子屋に行ってみるといい。あそこの嬢ちゃんはあの店の店員に応募したけど落とされたみたいだから、何か知ってるかもしれん」

「ありがとう。恩に着るわ。お金が貯まったら何か頼みに来るわね」

「期待せずに待っとるよ」


 老人に別れを告げ、セラフィーネ達は二軒隣の帽子屋に向かった。

 帽子屋では中年の男性と年若い女性が出迎えてくれる。

 顔がどことなく似ていたことから、二人は親子なのだろうと推測できた。

 ジェラルドがあの店の情報を教えて欲しいと頼むと、親子は顔を見合わせる。

 銀細工の店のおじいさんからの紹介だと伝えたら、それならばと二人は了承してくれた。


 セラフィーネが聞きたいのは、あの店の勤務体系。

 こちらの女性は落とされたことから詳しくは知らないかもしれないが、聞かないことには始まらない。

 そうして、女性が語ったことは非常に有益な情報であった。 


 曰く、あの店は貧しい女性の保護を目的としているので、両親が揃っている女性は落とされるのだそうだ。

 けれど、深夜まで営業していることや、柄の悪い男性客に絡まれたり、店の外で被害者に責められたりすることが多いので、すぐに辞めてしまう女性も多いのだという。

 これらのことは人からの又聞きらしいが、実際に彼女もどこかの路地で店の店員に詰め寄る被害者の姿を見たことがあるとのことで信憑性は高そうだ。


 これだけ聞くと身寄りのない女性を助けていると良いお店だと思われるが、被害者がいる以上、それはない。

 身寄りのない彼女達の働き口を潰してしまうのはセラフィーネの本意ではないが、知らない内に犯罪の片棒を担がされ続けるよりはマシだろう。


(もしも、あのお店が潰れたら顔馴染みのお店に頼んで雇ってもらえるように交渉してみましょう。それに、悪事がバレたらきっと奴らは責任を彼女達に押しつけるに決まってる)


 店員の女性を主犯にさせないように上手く首謀者だけを捕まえてもらう必要があった。

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