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宇宙セクサロイドは電気クラゲの夢を見るのか  作者: 稲村皮革道具商店:別館
10/10

土星の輪って沢山の小石で出来てるとか今さらドヤ顔で言われても常識すぎるんだな。

短いですが更新します。年内最後かも・、




えぇ、そうです私が俺です。


そんな感じで新婚旅行に赴きました。ほぼ行き当たりバッタリのやっつけ旅行記。


だって、


俺人間

妻セクソロイド

ボディガードのホモセクソロイド

妻の義理妹セクソロイド


なんだもん。もはや人間の俺のほうが少数派。



そして、これから向かう土星アステロイドベルト・コロニーりゃくして土ロニー最大の都市、


そこはなんと!!


……………えぇっと、「巨大なガス惑星土星のバン・アレン帯に存在する帯状のステーション。長大な構造体は長細い形ながら、様々な設備を備えた一大娯楽施設として、太陽系内外から多数の来訪者が訪れる名所になっています。また、ステーション自治体統治機構法にてステーション内では、アンドロイド等の権利が人間と同じとして扱われていることでも有名であります。」


……なんだそーだ。


ま、それはうちにゃ関係ないや。つきみは妻でルナはその義妹、スッパはクルーなんだし、みんな俺と同じ……いや、以上かも。


ま、いいか。


*********************


しかし混んでるとはいえ、かれこれ30分は呼ばれるまで待つとかマジ信じられん。


周りには人間とアンドロイドと、同じ位のどちらか判らん方々がごちゃごちゃいらっしゃる。



つきみとルナは見た目は人間にしか見えないし、スッパは全裸にでもなれば、体の各所にあるセンサーカバーでなんとなく、だけど、今は脱がせる気ないからな?


でも、サイボーグとアンドロイドの違いなんて、固体識別信号で調べる以外絶対りーむー。



あそこのシャークフェイスなんて、年期入り過ぎて生体部分と癒着しまくってるから、傍目にゃメタリックな部分がある鮫そのものになりきってるし。



………ん?今呼ばれたような?


「えー、航宙船ブンドール号船長、………フッ。はじめ・はじめ、さま?」


あ!お前、今笑っただろ!!ひとが必死こいて考えた偽名を!!


書くのに苦労しないよーに、一一(はじめ・はじめ)にしたんだよ!


別に細い眼の人じゃねーから!!




「それと、……はじめ・つきみさま?」


「あぁん、はい!!は~い!あたしですよ~ッ!」


あぁん。ってなんだよつきみ。



「えー、月野ルナさま?」


「…はい。」


ふつーに、普通だよな。さすが秀才元女王様キャラの委員長ちゃん。てか月野は秀逸。




「はぁ………ん、スッパさま?」


「お呼びでしょうか?係員さん。」


なんでそこで悶えて桃色ため息なんだよ!あの女係員にお前の厳しい現実見せてやれば!?




まぁ、多少の不満は有るにせよ、無事、土ロニーに到着いたしました。


とりあえず今夜の宿を………、あ、すいません!



「………いいんです、こちらも、脇見してましたから……。」


うっわ、物凄ぇ色気あるわぁ。おっぱいとか現実離れしてる存在感だし…… 


「失礼いたしました。お気になさらずに……。」


いえいえこちらこそ。………、なんか、すっごく見つめられてる気がするの。


「フフ、こちらには初めてなのかしら?可愛いお連れさんが二人も居て素敵ですね…。ワタクシはマリヤ。機会あればまた会いましょうね……。」




はぁ。そんじゃまた……。しかし、大人の魅力満天ですね………、?


「……ねぇ!あなた!もぅ、見とれ過ぎッ!!」


あひぃ!だから……つきみ………みぞおちは急所だと何度もぉ………。



「今のはお義兄(にい)様が悪いのです。」


………ルナ、悪かったが、みぞおちは急所だと言ってやって………。




「みぞおちはナイス急所だとお義兄(にい)様が言っています。流石です姉様。」


もういいです。ボディアーマをそのうち身につけますから。



「……、でも、あの人。何か変でした。」


え?もしかしてドラグクィーンだったりとか?俺の審美眼は日々揺らぎ続けてますが。




「いえ、違いますお義兄様。あの人、アンドロイドみたいなのに、識別用信号も出してなかったです。」


じゃ、。人間なんだろ?


「………、人間なら、なんで潤滑液の香りがするのです?」




さぁ、一回戦かました後だったら……ちゅうか、潤滑液?


「はい。真空被曝対応コーティングタイプ、つまり船外活動用ハッチから

出入りするアンドロイドとかが付けるものですよ。」



あぁ、そりゃ真空中なら普通の液体は凍結か蒸発しちゃうからな。………そりゃ、人間の付けるものじゃねーな。しかし判らんもんは判らんぜ。


「旦那様のそういう所は、大物か馬鹿のどちらかの為せる故かと。」


スッパ辛辣だな。とりあえず今夜の宿泊先へとナビゲーシ…………、


なぁ、スッパ。あの、巨大な「セクシャルドロイド社保養所」って看板、まさかのまさかだよ、な?



おい、おいこらお前。またか。またセクソロイドの性地ならぬ聖地へと誘うのか。


「やったぁ~ッ!!なんか大きくて立派な建物ですよ~!ほらほら早く~ッ!!」


のんきなつきみがダッシュしていくが、あの建物、巨大なそそり立つご立派なアレにしか見えん。しかもキッチリ斜めに(そび)え立つとか悪意の塊じゃねーか。


********************



しかし見た目と内装のギャップはまた一段とインパクトあるねぇ。


各所に点在する観葉植物は全て本物だし、家具とかは木材なんて当たり前。


あと所々にある人工の滝とかは、ポンプ循環式で本物の水流してるし。


「我々の部屋は154階だそうですよ、旦那様。」


スッパ、この建物って何階建てなん?


「はい、こちらの保養所は156階建てですよ?」





ほぼ最上階確定とか………。


あ、このエレベータが直通なのね。ふーん。しかし、どんだけ掛かるんだろ着くまで。


「……なぁ、スッパ。ちょいと気になったんだけど、」


「はい、何用ですか、旦那様さん。」



「前にさ、増殖知性体って、長い時間かけて外宇宙に広まって行った、って言ってたけど、いつ頃の話なの?」


「なにぶんにも、各自の記憶野にはそんな古い記録はあまりないのですが、だいたい三十四万年程前かと、」


「はぁ~!?そんな前!?人類が宇宙に出て植民地まともに機能してこの方千年がいいとこだぞ!?」



なんか、エレベータん中で退屈しのぎに聞いた話が、とんでもない所に飛んでったかも。




部屋数は多いからいいけど、ベットがみんな二組づつなのね…、


「あなた、今日はぁ…二人っきりで、寝ませんか……?」



つきみ、毎日そーしてますがな。でも、ま、そうすっか。



ちなみにスッパは夜中にまた居なくなった。


ルナが二人の部屋にやってきたから。


珍しかったので、三人で川の字になって寝てみた。





落ち着かなかった。特にアレが。


そりゃそーだ。似たようなプリリンボディが左右にいりゃ落ち着かんわ。



そんな訳で今夜はおやすみなさい………。

そろそろ下ネタテンコ盛りしてみたい?

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