再会の花
彼女は突然俺の前に現れた。
桜の花も散って、過ごしやすくなってきた。
このぐらいならもう半袖で外に出てもいいだろう。
空が綺麗だから何か描こうかと思ったとき、うるさい教師が転入生の話をし始めた。
……でも、この時期に転入生は少し変な気がする。
「ほら、入っていいぞー!」
「皆さん!初めまして!暁 彩花です!」
えっ…
「下の名前は『あやか』じゃなくて、
『いろは』なんだ!」
しばらく使って無かったであろう
俺の表情筋が引きつってる。
「『彩りの花』って書くんで覚えてね!
よろしくおねがいしまーす!」
「なんだ、あの子かわいすぎる。」
「ほんとお花みたいね。」
あちらこちらで彼女を褒める声が聞こえた。
「暁はそこの席な。」
先生が指した席は俺の隣りの席。
「はぁい!」
その席に向かって歩き出すと
俺と目がバッチリ合った。
「わぁ!しゅんちゃん、久しぶり!!」
「あ、うん…」
「反応うすいよ…私泣くよ。」
「3日に1回行ってたろ。」
「そうだけどさー。」
話し込んだら目立つから、今じゃなくたっていいだろうに。
「え!暁さん、一条知ってんの?」
「知ってるよー、
だって私の幼なじみだもん!!」
「ブッフォッ!!」
「マジかよ!」
「もうデキてるのねぇ。」
いろ…言わなくても。
「付き合ってないよー。」
「そうだな、せめていうなら俺の飼い犬ってとこか。」
「冷たぁーい。」
「もう座れよ。」
「あーい。」
教室のざわつきが無くなって、授業が始まった。
拙い文章を読んでくださり、ありがとうございました!!




