第5章-第3話 ジャンクヤード滞在6日目~クライマックスーエンディング
クライマックスシーン:ジャンクヤード滞在6日目最終戦
登場侵蝕値
PC1 『滅びを纏うモノ』鈴木佳奈 10(92)
PC2 『死に至る幻影』竹内優子 5(108)
PC3 『輝く華』春日響 5(93)
PC4 『アイテム頼り』春日恵 5(88)
PC5 『庭園の騎士』春日奏 4(107)
『ジャンクソーター』の遠吠えに応えるように、演習場の境界である森の中から3匹の犬…いやオオカミが現れた。
「さて、君達のこの訓練所での最後の相手はこの子達と私だ。頑張ってくれたまえ」
そう言ってジャンクソーターは狼たちを撫でた。
「…たしか、貴女は動物使いのオルクスでしたか。そしてその使役獣は…オオカミ」
私がそう言うと『アイテム頼り』が口を開いた。
「マスターエージェントを含む相手の後に通常のセルリーダー格が相手…と言うのは釈然としませんが…」
「そうだね、だけど確か『ジャンクソーター』の使役獣は只のオオカミじゃない…率いる群れのそれぞれがアニマルオーヴァードだよ、気を付けて」
私がそう言うと『ジャンクソーター』は短く鳴き声のような音を発した。
すると、3匹のオオカミは戦闘態勢を取る…そして、3匹のうち1匹から放たれる殺気は尋常なものではなかった…その個体は強力なジャームに違いなかった。
そして、その個体が咆哮を上げた。
そのプレッシャーに私達のレネゲイドが刺激される。
衝動判定 目標値9
PC1 『滅びを纏うモノ』鈴木佳奈 (1+4D(CL10))-5→4 失敗 暴走(憎悪) 侵蝕値+2D→17(109)
PC2 『死に至る幻影』竹内優子 2+5D(CL10)→11 成功 侵蝕値+2D→+6(114)
PC3 『輝く華』春日響 15+6D(CL10)→29 成功 侵蝕値+2D→+16(109)
PC4 『アイテム頼り』春日恵 10+6D(CL10)→21 成功 侵蝕値+2D→+13(101)
PC5 『庭園の騎士』春日奏 10+6D(CL10)→18 成功 侵蝕値+2D→+10(117)
「憎い!この畜生が!私を殺そうとする気か!ぶっ殺してやるわ!」
『滅びを纏うモノ』がそう叫んだ。直後、その狼が膨れ上がる…比喩ではなく、物理的に。そしてあっという間にその個体は全長10mを超える巨体になっていた。
「フェンリル…そんな個体を従えているだなんて」
「うむ、ちょっとした奇縁でな。ま、人生万事塞翁が馬という奴だ。では始める。死力を尽くせ」
『ジャンクソーター』は巨獣の背にまたがり、『アイテム頼り』のつぶやきにそう答えた。
行動値一覧
PC1 『滅びを纏うモノ』鈴木佳奈 6
PC2 『死に至る幻影』竹内優子 4
PC3 『輝く華』春日響 8
PC4 『アイテム頼り』春日恵 12(7)
PC5 『庭園の騎士』春日奏 5
ジャーム:フェンリル 18 (アンチェインアームズ p106を元に強化)
狼A,B 10 (アンチェインアームズ p101、EXジャーム:猛獣)
NPC 『ジャンクソーター』森田めぐる 14
初期配置 (めぐる、フェンリル、狼A、狼B)←5m→(佳奈、優子、恵、響、奏)
「フォーメーションBに散開!なんとしてでも勝つよ!あと、『死に至る幻影』は『庭園の騎士』の回復!」
「「「了解」」」
ラウンド1
セットアッププロセス 行動者 春日恵 コーリングシステム
セットアッププロセス 行動者 春日響 ファンアウト 響:侵蝕値上昇+4(113)
セットアッププロセス 行動者 竹内優子 女王の降臨(癒しの水4) 優子:侵蝕値上昇+7(121) 対象:春日奏 HP回復 2+4D→20(残HP82)
配置 (めぐる、フェンリル、狼A、狼B、佳奈、奏)←5m→(響)←5m→(恵、優子)
「ほう、そう来たか。では行くとしようか、(ルリ、まずは軽く撫でてやれ)」
『ジャンクソーター』の指示を受けて、フェンリルが動き出した。
行動者:ジャーム:フェンリル 18
マイナーアクション 破壊の爪5+完全獣化3+剛身獣化3+巨神獣化3を宣言、
素手のデータを変更(諸修正込み) 命中0 攻撃力+24 ガード値1 装甲値9 HP+50 白兵攻撃力+15 肉体判定にDB+5 ドッジ不可になる
メジャーアクション 鬼の一撃2+獣の殺意5+獣の力5+増腕5+コンセントレイト:キュマイラ3を宣言し、素手(破壊の爪)で攻撃
対象 佳奈、奏
命中値10+26D(CL7) 攻撃力+49ドッジにDP-5、ガード時、ダメージ+10
命中判定達成値 命中判定10+26D(CL7)→54
佳奈:暴走によりリアクション不可
奏:輝く雷盾(崩れずの群れ+磁力結界4)+プロテクトアーマーの効果を宣言、佳奈をカバーリング 奏:侵食値+5(122)
攻撃側 ダメージ算出 49+10+6D→96
防御側 奏:ガード値31+5D10→51 装甲値10→35×2=70 鉛の兵士5→最終ダメージ65 残HP17
「ぐっ…『ジャンクソーター』!こんなのに勝てとか殺意高すぎない!?」
「ほう、耐えたか。だがそろそろ限界のようだな『庭園の騎士』。そして本番はここからだよ、訓練生諸君。(ルリ、『広げる』。もう一撃だ。サンゴとメノウも続け)」
行動者:『ジャンクソーター』森田めぐる 14
マイナーアクション 無し
メジャーアクション アドヴァイス6+戦場の魔術師6+導きの華6+光り射す場所1
対象:フェンリル、狼A、狼B
対象が次の行うメジャーアクションの判定に次の修正
CL-1(下限6)、DB+6、達成値+17
『ジャンクソーター』は『黄色く輝く華』を展開した…それはまさしく…
「これは…私と同じ!?」
「そうとも、私と君の能力は驚くほど似ている、故に実は一度戦いたかったんだよ。私と君、どちらがよりうまく領域を操れるか、勝負と行こうじゃないか」
『ジャンクソーター』はそう言ってニヤリと笑った。
イニシアチブプロセス
行動者 フェンリル 加速する刻3を宣言
マイナーアクション なし
メジャーアクション 鬼の一撃2+獣の殺意5+獣の力5+コンセントレイト:キュマイラ3を宣言し、素手(破壊の爪)で攻撃
『ジャンクソーター』森田めぐる:『拡散する世界』を宣言し、対象をシーン(選択)に変更。HP20点消費
対象:佳奈、優子、恵、響、奏
命中値10+17+32D(CL6) 攻撃力+49ドッジにDP-5、ガード時、ダメージ+10
命中判定達成値27+32D(CL6)→82
佳奈:暴走によりリアクション不可
優子:リアクションを放棄
恵:リアクションを放棄、砂の結界を宣言し、優子をカバーリング 恵:侵蝕値上昇+2(103)
響:リアクションを放棄
奏:リアクションを放棄、崩れずの群れ+命のカーテンを宣言し、響をカバーリング 奏:侵蝕値上昇+6(128)
攻撃側 ダメージ算出 49+9D→119
防御側
佳奈:戦闘不能 『ジャンクソーター』へのロイスをタイタス化、昇華して復活 残HP15
恵:戦闘不能 『ジャンクソーター』へのロイスをタイタス化、昇華して復活 残HP12
奏:戦闘不能 『ジャンクソーター』へのロイスをタイタス化、昇華して復活 残HP15
Eロイス発動 敗者死すべし 戦闘不能にした相手が復活するたびにDB+1(累計+3)
行動者:狼A 10
マイナーアクション なし
メジャーアクション 鬼の一撃5+形無き剣2を宣言
対象:佳奈
命中値4+17+16D(CL9) 攻撃力+16、ドッジにDP-2、ガード時、ダメージ+25
命中判定達成値21+16D(CL9)→39
佳奈:暴走によりリアクション不可
奏:輝く雷盾(崩れずの群れ+磁力結界5)を宣言、佳奈をカバーリング 奏:侵食値+5(133)
攻撃側 ダメージ算出 16+25+4D→70
防御側 奏:ガード値28+5D10→56 装甲値10→4 鉛の兵士5→最終ダメージ0
行動者:狼B 10
マイナーアクション なし
メジャーアクション 鬼の一撃5+形無き剣2を宣言
対象:奏
命中値4+17+16D(CL9) 攻撃力+16、ドッジにDP-2、ガード時、ダメージ+25
命中判定達成値21+16D(CL9)→39
奏:ガードを宣言し、磁力結界5を宣言 奏:侵食値+3(136)
攻撃側 ダメージ算出 16+25+4D→55
防御側 奏:ガード値28+5D10→60 装甲値10→0 最終ダメージ0
「よーし、耐えた。それじゃあ反撃、こっちのターンだよ、『死に至る幻影』の攻撃を『広げる』から、ほかのみんなは『ジャンクソーター』に集中攻撃!指揮官から落とすよ!」
行動者:『輝く華』春日響 行動値8
マイナーアクション なし
メジャーアクション 導く声(アドヴァイス6+導きの華7+光り射す場所)+要の陣形(未知なる陣形適用済み)を宣言し、華美なる華を使用。
特殊効果:対象が次に行うメジャーアクションに後述の修正を加える。
CL-1(下限6)、DB+6、達成値+19、攻撃力+5
対象: 佳奈、優子、恵、響、奏
響:侵蝕値+13(126)
『赤紫色に光輝く華』が一面に咲き誇り、私の領域が展開され、『黄色く輝く華』と拮抗…いや、6:4程度でこちらが若干有利な状態となる。
「ほう、やるね、『輝く華』、私の昔のコードネームを引き継ぐ者よ」
「オルクスの力としては私の方が少し優位、と言った所でしょうかね…さあ、みんな、始めて!」
「了解ですわ」
行動者: 『アイテム頼り』春日恵 行動値7
マイナーアクション なし
メジャーアクション カスタマイズ3を宣言、CR弾を使用し、STALKERで攻撃。
対象:めぐる
命中値7+19+19D(CL9)、攻撃力10+3+5
命中判定達成値26+19D(CL9)→42
めぐる:リアクションを放棄
フェンリル: イージスの盾3+軍神の守りを宣言して、めぐるをカバーリング
攻撃側 ダメージ算出 18+5D→49
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→16 装甲値9→24 最終ダメージ24
恵:侵蝕値+2(105)
『ジャンクソーター』を狙っていつものようにCR弾を弾倉一本分豪華に打ち込んだ『アイテム頼り』だったが、その弾幕はフェンリルに遮られた。
「ん…?あ、また暴走していたか。ごめん、『ジャンクソーター』狙いで良いんだったね」
『滅びを纏うモノ』は正気に戻るとそう言って跳躍しようとした。
行動者:『滅びを纏うモノ』鈴木 佳奈 行動値6
マイナーアクション 暴走を解除
メジャーアクション 滅びの刃(アタックプログラム8+コンセントレイト3)を宣言、滅びの刃で攻撃。
対象: めぐる
命中値31+19+14D(CL6)、攻撃力20+2D+5
Eロイス 虚無の咆哮 判定にDP-5、それが攻撃ならさらにダメージロールに-5D
しかし、突如フェンリルから発せられた強烈な殺気が『滅びを纏うモノ』の踏み込みを鈍らせた。
命中判定達成値50+9D(CL6)→85
めぐる:リアクションを放棄
フェンリル: イージスの盾3+軍神の守りを宣言して、めぐるをカバーリング
攻撃側 ダメージ算出 25+6D→48
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→25 装甲値9→14 最終ダメージ14
佳奈:侵蝕値+6(115)
そして、『滅びを纏うモノ』の一撃はフェンリルの毛皮を浅く傷つけた。
「くっ…浅いか!ごめん、怯んだ」
「いまのは仕方ないよ。実戦じゃなくてよかった…ね!」
行動者:『庭園の騎士』春日奏 行動値5
マイナーアクション なし
メジャーアクション リバウンド・シールドバッシュ(伸縮腕4+異形の絶技4+コンセントレイト:エグザイル3)を宣言、クリスタルシールドで攻撃。
対象:めぐる
命中値10+19+18D(CL6)、攻撃力0+4D+5
命中判定達成値29+18D(CL6)→100
めぐる:リアクションを放棄
フェンリル: イージスの盾3+軍神の守りを宣言して、めぐるをカバーリング
攻撃側 ダメージ算出 5+15D→91
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→16 装甲値9→66 最終ダメージ66
奏:侵食値+8(144)、HP3消費(残HP12)
奏が殺気の波が弱まった一瞬を突いて『ジャンクソーター』めがけて強烈な一撃を放った。
それをフェンリルは庇い、傷を負い、怯んだ…様に見えた。
「よし、私の番、頼むよ、『輝く華』!」
行動者:『死に至る幻影』竹内優子 行動値4
マイナーアクション なし
メジャーアクション 死に至る幻影(絶対の恐怖8+神の御言葉8+コンセントレイト3)を宣言、攻撃。
響:『拡散する世界』を宣言し、対象をシーン(選択)に変更。HP20点消費 残HP8、侵蝕値+10(136)
対象:めぐる、フェンリル、狼A、狼B
命中値6+19+19D(CL6)、攻撃力53+5 装甲値無視
Eロイス 虚無の咆哮 判定にDP-5、それが攻撃ならさらにダメージロールに-5D
させない。そういう意思の乗った殺気が再び私達を襲い、『死に至る幻影』の放った幻覚物質を妨害した。
めぐる:絡みつく蔦(支配の領域4+絶対支配4)を宣言、判定に干渉(2回目の降り足し時にダイスの目を5つ、1に)
響:妖精の手4を宣言、判定に干渉(2回目の降り足し時にダイス目を1つ10に)、侵蝕値+4(140)
「させん」
「させるか」
『ジャンクソーター』が領域を操り、蔦を生やして『死に至る幻影』の妨害をする。
それに対して私も領域を操り、妨害を妨害した。
命中判定達成値25+14D(CL6)→58
めぐる:リアクションを放棄
フェンリル:ガードを宣言、イージスの盾3+軍神の守りを宣言して、めぐるをカバーリング
狼A:ドッジを宣言 4+10D(CL10)→17 命中
狼B:ドッジを宣言 4+10D(CL10)→20 命中
攻撃側 ダメージ算出 58+1D→61
防御側
フェンリル:ガード値1+3D10→7→54×2 最終ダメージ108
狼A:最終ダメージ61 戦闘不能
狼B:最終ダメージ61 戦闘不能
配置 (めぐる、フェンリル、佳奈、奏)←5m→(響)←5m→(恵、優子)
優子:侵蝕値+9(130)
領域操作合戦は五分、と言った所ではあるが、『死に至る幻影』自身の力もあり、狼たちはその場で腹を見せて降伏のポーズをとる。フェンリルも大分辛い様にみられた。
ラウンド1 クリンナッププロセス なし
ラウンド2 セットアッププロセス 行動者 竹内優子 女王の降臨(癒しの水4) 優子:侵蝕値上昇+7(137) 対象:春日奏 HP回復 2+4D→19(残HP31)
イニシアチブプロセス
行動者 『ジャンクソーター』森田めぐる 軍神の一手を宣言し、メインプロセスを行う。
マイナーアクション 無し
メジャーアクション アドヴァイス6+導きの華6+光り射す場所1
対象:フェンリル
対象が次の行うメジャーアクションの判定に次の修正
CL-1(下限6)、DB+6、達成値+17
「さて、指揮官を落とすとしようか(ルリ、指揮官に攻撃)」
『ジャンクソーター』がそう言うと彼女の領域が、『黄色く輝く華』が光を増す。
「っ!響!」
奏が叫んだ直後、フェンリルが跳躍した。
それを防ごうと、奏はとっさに体を伸ばす。
「ダメ!」
私の叫びは間に合わなかった。
行動者:ジャーム:フェンリル 18
マイナーアクション ハンティングスタイルを宣言、巨獣の背を宣言し、戦闘移動
配置 (佳奈、奏)←5m→(めぐる、フェンリル、響)←5m→(恵、優子)
メジャーアクション 鬼の一撃2+獣の殺意5+獣の力5+コンセントレイト:キュマイラ3を宣言し、素手(破壊の爪)で攻撃
対象:響
命中値10+17+35D(CL6) 攻撃力+49ドッジにDP-5、ガード時、ダメージ+10
命中判定達成値27+35D(CL6)→82
響:リアクションを放棄
奏:飛来する雷盾(崩れずの群れ+命のカーテン+磁力結界5)とプロテクトアーマーの効果を宣言し、響をカバーリング 侵蝕値+9(153)
「かかったな、『庭園の騎士』、君なら『輝く華』を庇うと思っていた」
そう言ってジャンクソーターは大型の拳銃で奏を打ち抜いた。
めぐる:チェックメイト4を宣言。
攻撃側 ダメージ算出 49+10+(9+8)D→146
防御側 奏:ガード値31+5D10→65 装甲値10→71 鉛の兵士5→最終ダメージ66 戦闘不能 『アイテムユーザー』へのロイスをタイタス化、昇華して復活 残HP15
Eロイス発動 敗者死すべし 戦闘不能にした相手が復活するたびにDB+1(累計+4)
行動者:『ジャンクソーター』森田めぐる 14
マイナーアクション 無し
メジャーアクション アドヴァイス6+戦場の魔術師6+導きの華6+光り射す場所1
対象:フェンリル、めぐる
対象が次の行うメジャーアクションの判定に次の修正
CL-1(下限6)、DB+6、達成値+17
体勢が崩れた奏の身体を引き裂いてフェンリルが私の目の前に着地した。
「くっ、きっつ…」
「ほう、まだ立つか。いいぞ、もっとレネゲイドをたぎらせろ!『庭園の騎士』!」
「『ジャンクソーター』のいう事に耳を貸しちゃだめ!畳み掛けるよ!」
私はそう言ってワイヤーウィップを振るった。
行動者:『輝く華』春日響 行動値8
マイナーアクション なし
メジャーアクション コントロールソート(偽)(エフェクトなし)を宣言、ワイヤーウィップで攻撃。
対象:めぐる
命中値15+19+12D(CL9)、攻撃力6+5
「きめる」
「させんよ」
響:妖精の手4を宣言、判定に干渉(ダイス目を1つ10に)、侵蝕値+4(144)
めぐる:絡みつく蔦(支配の領域4+絶対支配4)を宣言、判定に干渉(ダイス目を5つ、1に)
命中判定達成値34+12D(CL9)→38
めぐる:リアクションを放棄
フェンリル:イージスの盾3+軍神の守りを宣言して、めぐるをカバーリング
攻撃側 ダメージ算出 11+4D→30
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→15 装甲値9→6 最終ダメージ6
響:侵蝕値+0(144)
「熱くなったな、いまのは悪手だ、『輝く華』」
「いや、あっているよ」
イニシアチブプロセス
行動者 『輝く華』春日響 軍神の一手を宣言し、メインプロセスを行う。侵蝕値+5(149)
マイナーアクション 無し
メジャーアクション 導く声(アドヴァイス6+導きの華7+光り射す場所)+要の陣形(未知なる陣形適用済み)を宣言し、華美なる華を使用。
特殊効果:対象が次に行うメジャーアクションに後述の修正を加える。
CL-1(下限6)、DB+6、達成値+19、攻撃力+5
対象: 佳奈、優子、恵、響、奏
響:侵蝕値+13(162)
エフェクトレベルアップにつき、継続効果を下記に差し替え
CL-1(下限6)、DB+7、達成値+21、攻撃力+5
『ジャンクソーター』が私の攻撃を防いだことで出来た隙を突き、領域の支配率を一気に拡大、世界を私の色に塗り変えていく。
「ほう、壁を越えたか、『輝く華』。ならば私の不利だな…来い!訓練生ども!」
「「「「「いわれなくとも!」」」」」
『ジャンクソーター』の言葉に私たちは一斉にそう返した。
「引きつけますわ、頼みましたわ『滅びを纏うモノ』」
「うん!」
行動者: 『アイテム頼り』春日恵 行動値7
マイナーアクション なし
メジャーアクション カスタマイズ3を宣言、CR弾を使用し、STALKERで攻撃。
対象:めぐる
命中値7+21+20D(CL9)、攻撃力10+3+5
『庭園の騎士』『死に至る幻影』『輝く華』のロイスをタイタス化し、昇華、CL-3
命中判定達成値28+20D(CL6)→28+35→63
めぐる:リアクションを放棄
フェンリル: イージスの盾3+軍神の守りを宣言して、めぐるをカバーリング
攻撃側 ダメージ算出 18+7D→61
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→11 装甲値9→41 最終ダメージ41 戦闘不能
Eロイス:修羅の世界を発動 不利な効果を全て回復、戦闘不能回復時、HP1
恵:侵蝕値+2(107)
行動者:『滅びを纏うモノ』鈴木 佳奈 行動値6
マイナーアクション 戦闘移動
配置 (奏)←5m→(めぐる、フェンリル、佳奈、響)←5m→(恵、優子)
メジャーアクション 滅びの刃(アタックプログラム8+コンセントレイト3)を宣言、滅びの刃で攻撃。
対象: めぐる
命中値31+21+15D(CL6)、攻撃力20+2D+5
命中判定達成値52+15D(CL6)→93
めぐる:リアクションを放棄
フェンリル: イージスの盾3+軍神の守りを宣言して、めぐるをカバーリング
攻撃側 ダメージ算出 25+12D→99
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→14 装甲値9→76 最終ダメージ76 戦闘不能
佳奈:侵蝕値+6(121)
『アイテム頼り』と『滅びを纏うモノ』の挟み撃ちがフェンリルと『ジャンクソーター』襲い、フェンリルの体勢が崩れた…勝った…か?
「取った!」
「私たちが、な」
『ジャンクソーター』の言葉と同時にフェンリルから凄まじい気迫が放たれた。
「!?しまった!詰め手を間違えた!」
フェンリル: 魔獣の証5を宣言、戦闘不能を回復。
イニシアチブプロセス
行動者 フェンリル 加速する刻3を宣言
マイナーアクション なし
メジャーアクション 鬼の一撃2+獣の殺意5+獣の力5+増腕5+コンセントレイト:キュマイラ3を宣言し、素手(破壊の爪)で攻撃
対象:佳奈、響
命中値10+17+36D(CL6) 攻撃力+49ドッジにDP-5、ガード時、ダメージ+10
めぐる:支援射撃6を宣言
命中判定達成値27+42D(CL6)→99
佳奈:リアクションを放棄
響:リアクションを放棄
「庇うな!フェンリルを攻撃!」
私は私を庇おうとした奏に向かってそう叫んだ。
周りの光景は数舜前と変わり、黄色い華が咲き乱れていた。
攻撃側 ダメージ算出 49+10D→82
防御側
佳奈:戦闘不能、『庭園の騎士』へのロイスをタイタス化、昇華して復活 残HP15
響:戦闘不能、『ジャンクソーター』へのロイスをタイタス化、昇華して復活 残HP12
Eロイス発動 敗者死すべし 戦闘不能にした相手が復活するたびにDB+1(累計+6)
行動者:『庭園の騎士』春日奏 行動値5
マイナーアクション なし
メジャーアクション リバウンド・シールドバッシュ(伸縮腕4+異形の絶技4+コンセントレイト:エグザイル3)を宣言、クリスタルシールドで攻撃。
対象:フェンリル
命中値10+21+19D(CL6)、攻撃力0+4D+5
めぐる:絡みつく蔦(支配の領域4+絶対支配4)を宣言、判定に干渉(2回目の降り足し時にダイスの目を5つ、1に)
響:妖精の手4を宣言、判定に干渉(2回目の降り足し時にダイス目を1つ10に)、侵蝕値+4(166)
命中判定達成値31+19D(CL6)→66
フェンリル:ガードを宣言してイージスの盾3を宣言。
攻撃側 ダメージ算出 5+11D→64
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→24 装甲値9→31 最終ダメージ31
奏:侵食値+8(161)、HP3消費(残HP12)
行動者:『死に至る幻影』竹内優子 行動値4
マイナーアクション 戦闘移動
配置 (奏)←5m→(めぐる、フェンリル、佳奈、響)←3m→(優子)←2m→(恵)
メジャーアクション 恐ろしき幻(絶対の恐怖8+コンセントレイト3)を宣言、攻撃。
対象:フェンリル
命中値6+21+21D(CL6)、攻撃力13+5
めぐる:絡みつく蔦(支配の領域4+絶対支配4)を宣言、判定に干渉(1回目の降り足し時にダイスの目を5つ、1に)
響:妖精の手4を宣言、判定に干渉(1回目の降り足し時にダイス目を1つ10に)、侵蝕値+4(170)
命中判定達成値27+21D(CL6)→58
フェンリル:ガードを宣言してイージスの盾3を宣言。
攻撃側 ダメージ算出 18+6D→47
防御側 フェンリル:ガード値1+3D10→19 最終ダメージ28
やっと終わる、そう思った時、『ジャンクソーター』の操る蔦が奏の攻撃を妨害、私の支援虚しく、威力が半減してしまった。
「追撃行くで!なんとしても決める!お前なんて駄犬や!」
『死に至る幻影』はそう叫んでフェンリルに幻覚物質を浴びせた。
それを受けて、フェンリルは苦しみ、悶え、心が折れた様子で、バタリと倒れて縮んでいった。
「よし、勝った!」
と、『滅びを纏うモノ』…いや、佳奈が
「やりましたわ!」
と、『アイテム頼り』…恵が叫んだ。
「いや、まだよ」
そう、『死に至る幻影』…優子が嗜める。
「うん、まだだね」
そう、奏が続く。
「そうだね、でも王手はかけた。詰みだ」
私はそう言って、ワイヤーウィップを構えた。
その先には、『ジャンクソーター』森田めぐるが大型の拳銃を構えて立っていた。
ラウンド2 クリンナッププロセス なし
ラウンド3 セットアッププロセス なし
行動者:『ジャンクソーター』森田めぐる 14
マイナーアクション 無し
メジャーアクション 放棄
「ふむ…よろしい、合格だ」
ジャンクソーターはそう言って拳銃に安全装置をかけ、ホルスターに仕舞った。
「これにて状況終了とする。君達の当施設での実践訓練は全て終了した。おめでとう」
「「おめでとう」」
少し離れて観戦していた鈴音母さんと恭二伯父さんもいつの間にかそばに戻ってきており、そう言って拍手をしてくれた。
HP推移表
ジャーム:フェンリル 208→258→234→220→154→46→40→0→1→0→50→19→0
狼A,B 38→0
NPC 『ジャンクソーター』森田めぐる 34→14
エネミー改造内容
生命増強2→5
巨獣の背0→5
超生命力0→3
Dロイス:実験体×1、Eロイス:修羅の世界×1、虚無の咆哮×2、敗者死すべし×1を取得
Eロイス・Dロイス数一覧
『虐殺の糸』春日鈴音 Dロイス1(実験体)(未撃破につきカウントせず)
『ディアボロス』春日恭二 Dロイス1(不死者)(未撃破につきカウントせず)
『謳う二頭犬』祇園カナタ Dロイス1(装着者:オルトロス)
フェンリル:Eロイス4+Dロイス1
『ジャンクソーター』森田めぐる:Dロイス1(動物使い)
バックトラック
侵蝕値・ロイス数確認、Eロイス数4
PC1 『滅びを纏うモノ』鈴木佳奈 侵蝕値121→4D(24)→97 ロイス3
PC2 『死に至る幻影』竹内優子 侵蝕値130→4D(22)→108 ロイス6
PC3 『輝く華』春日響 侵蝕値170→4D(14)→156 ロイス5 メモリー3
PC4 『アイテム頼り』春日恵 侵蝕値107→4D(27)→80 ロイス2
PC5 『庭園の騎士』春日奏 侵蝕値161→4D(10)→151 ロイス4 メモリー3
バックトラック
PC1 『滅びを纏うモノ』鈴木佳奈 侵蝕値97→3D(13)→84 成功 5点
PC2 『死に至る幻影』竹内優子 侵蝕値108→6D(31)→77 成功 5点
PC3 『輝く華』春日響 侵蝕値156→2倍振り10D(53)→103 メモリー:霧谷奏を使用 93 成功 3点
PC4 『アイテム頼り』春日恵 侵蝕値80→2D(13)→67 成功 4点
PC5 『庭園の騎士』春日奏 侵蝕値151→2倍振り8D(47)→104 メモリー:霧谷響を使用 成功 3点
経験点算出
配布経験点:15点(基本点)+3~5(バックトラックの結果)+5点(Sロイスがタイタス化しなかった)+7点(Eロイス+Dロイス)=30~32点+エンブレム:戦闘適性体
PC1 『滅びを纏うモノ』鈴木佳奈 32点+エンブレム:戦闘適性体
PC2 『死に至る幻影』竹内優子 32点+エンブレム:戦闘適性体
PC3 『輝く華』春日響 30点+エンブレム:戦闘適性体
PC4 『アイテム頼り』春日恵 31点+エンブレム:戦闘適性体
PC5 『庭園の騎士』春日奏 30点+エンブレム:戦闘適性体
共通エンディング:訓練終了
「え?本当に終わり?」
私が訪ねると『ジャンクソーター』は起き上がって甘えるように寄ってきた狼たちを撫でながら答えた。
「ああ、本当に終わりだとも。みなで喜び、私の事を忘れるようならばもう少し痛い目を見せてやる予定だったが、な。(ルリ、サンゴ、メノウ、お疲れ様。ハリ、コハク、ヒスイ、迎えを頼む)」
『ジャンクソーター』がそう言って吠えると森からゆっくりと3匹の狼たちがやってきた。そして先ほどの相手だった3匹と共に『ジャンクソーター』の周りに侍った。
「…思い出しました。たしか、貴女が従えるのはフェンリルの『番』でしたね、まさかもう一体フェンリルと戦わせる予定だったのですか?」
私が『ジャンクソーター』に問う。
「さすがにそこまで鬼畜ではない。大型拳銃で一番はしゃいだ奴を打ち抜くだけの予定だったさ。私の仕事はお前達を鍛える事であって、潰す事ではないのだからな。それに…いささか玻璃の能力は凶暴なのでな、そうそう解き放つわけにもいかん」
そう言って『ジャンクソーター』は一見無害そうだが、6匹の中で一番大きな個体を撫でた。
「さあ、とりあえず訓練生の諸君は治療を受けて風呂でも入ってくるといい。デブリーフィング(訓練後の総括)はそれから…1700から、第2会議室で行う」
『ジャンクソーター』がそう宣言し、いったん解散となった。
私達は医務室で治療を受け、一風呂浴びて休憩を取ってから第2会議室に集合した。
それから、私達は訓練中の行動について話し合い、教官役達からコメントを貰い、分析を重ねた。
そして、その晩、私たち5人は『ジャンクソーター』が用意してくれた菓子と飲み物で簡単な訓練終了祝いをした。
「では、乾杯!」
「「「「乾杯!」」」」
極々普通の炭酸飲料を紙コップに注いで普通にポテトチップスなどの菓子を広げてのファルスハーツのらしからぬごくごく普通の小学生から高校生のする宴会であった。
「そう言えばさ、みんなは普段どんな生活をしているの?皆、施設詰めじゃないんだよね?」
この訓練所での訓練の感想や愚痴で盛り上がっていると、佳奈がそんなことを言い出した。
「…それ、聞いちゃう?ファルスハーツの流儀としてはあまり褒められた話題じゃないのはわかっているよね?」
私は若干嗜めるような感じで佳奈に言った。
「いいじゃない、響。差し支えない程度で、だけど私は話すわ」
そう、優子が言った。
「私は、普段は高校に通いながら放課後と休みの日はファルスハーツ系列の闇医者の所で働いているわ。その稼ぎと時々『ディアボロス』や『ジェノサイド・スレッド』が持ってくる任務の報酬で暮らしているわ」
「へぇ…将来はお医者さんとかになる感じ?」
奏がそう問うた。
「ええ。その為の資金も貯めているわ。正規の医者か、闇医者か、どちらになるかはわからないけれどね」
「そうなんですのね。私は高校に通ってごくごく普通の一般人みたいな生活をしていますわ。半年ほど前まではレネゲイド合金の錬成が忙しかったんですが…モルフェウス能力者がある程度コツを掴めば模倣できる程度には生産方法が確立されてしまっていますわ」
「アーうん、今日の相手のオルトロスにも採用されている軽量装甲向けのレネゲイド合金だっけ。属人性が下がって大量生産できるようになるのはユーザーとしてはうれしいけれど、恵としては複雑だよね」
「そうなんですの…おかげで両親の寵愛を戦闘バカの兄が多く受け取るようになっていて…お父様にお願いしてここに来たのですわ」
私の言葉に恵はそう答えてため息をついた。
「私と響も似たようなモノかな。小学校に通いつつ、時々お仕事、って感じ」
「皆、そんなもんなのか。わたしも学校と訓練で大体過ぎていく感じかな…これからもそんな感じだと良いんだけれども、そろそろ仕事させられるんだろうなぁ…パパとママもそんな事言っていたし…」
そう、佳奈はぼやいた。
エンディング シーンプレイヤー『アイテム頼り』春日恵
春日恵は父である春日恭一の部下に送迎されて半月ぶりに実家に帰り、両親の前に座っていた。
「ただいま帰りました」
「うむ、お帰り、恵」
「お帰りなさい、恵。あなたの戦いはお父様と見せてもらっていたわ」
春日恵の母、春日明日香がそう言った。
「え?ご覧になっていたのですか?では、お父様とお母様も『ジャンクヤード』にいらしていたのですか」
「いや、私達はFH内の秘匿チャンネルでの配信を見ていただけだ。まあ、おまえの経歴の割にはよく戦っていた。コードネーム通り、我等ファルスハーツの道具に依存した戦い方ではあったが、ムーンドックセル(FHの著名な戦闘セル)の一般隊員程度では相手にならん程度には強くなったな」
「では!私にも任務を割り振って下さるのですね?」
そう、恵は父であり、上司でもある春日恭一に目を輝かせて言う。
「その事なんだがな、恵。
確かに軽量レネゲイド合金装甲の製造はファルスハーツ内部ではすでに確立された技術になっている。
しかし、その錬成を担当するというのも裏方仕事ではあるが、大事な任務だ。
無理に外での任務に就く必要はないのだぞ?」
「いいえ、お父様。今はそれでいいかもしれません。ですがいずれ私がもっと大人になった時、戦えない、弱い、というのはファルスハーツ内での地位が低くなる事に繋がりますし、ひいては一族の名を汚す事にもなりかねません」
「む…そう言われると弱いが…竜一の庇護下で活動する、あるいは研究方面に進むという道もあるのだから無理をしなくとも…」
「お父様、…私、兄さんと協力してプランナー様と一族の為に働く気はありますが、兄さんの下に着くつもりはありませんので…戦闘力だけではかなわずとも総合力では対等…いえ、上を行きたいのです。その為には実戦経験を積んで成長しないといけませんわ」
「だが…」
恭一はそう言い渋る。
「あなた。こうまで恵が言っているのです。戦闘任務はともかく、支援部隊くらいならばよいのではなくて?」
「明日香…うむ…仕方あるまい。良いコネもできたようだし、いくつか支援任務を割り振る様にしよう。ただし、おまえのメインはレネゲイド合金関連の仕事だ、それを手抜きする事は許さんぞ」
「!ハイ!もちろんですわ!」
そう言って恵は喜びをあらわにした。自分の価値が高められる、両親に認められる手柄を立てるチャンスが回ってくる、と。
しかし、傍から見ると恵の事を父である恭一はファルスハーツの親子としては割と珍しい形で溺愛し、大事にしている、という事に恵は気づかないのであった。
エンディング シーンプレイヤー『死に至る幻影』竹内優子
「ただいまー」
『死に至る幻影』は迎える者の誰もいないマンションの一室に帰り、そう声を上げた。
昔はまれに、だが応える声が聞こえてくる事もあったのだが、いまはもうない。
一度、『ディアボロス』が不法侵入して迎えてくれたことがあったが、想い出を汚された気がしてつい攻撃してからは『ディアボロス』も、『ジェノサイド・スレッド』もそういう事はしない。
故に普段はしない挨拶だが、任務から帰った時だけはただいま、というのを止められずにいた。
無言で旅装を解いた『死に至る幻影』…いや優子は仏壇の前に座り、帰りに買ってきたお菓子を供えると、鈴を鳴らす。
「ただいま、白夜さん。」
そう言って今は亡き春日一族のFHエージェント、春日白夜に任務の事を…今回は『ジャンクヤード』での訓練の事を語り始めた。
「今回組んだチームは私を入れて5人でさ、白夜さんの一族が3人もいたよ」
「恵って奴は錬金系の才能がスゴイあるのに、単純戦闘力が弱いのが嫌だって、親に褒められたい、愛されたいんだ、って金満装備で訓練にきてさ…それで結局はソコソコ役に立ちそうなサブアタッカー兼サブディフェンダーになったよ」
「奏って奴は、アレ、シスコンじゃないかな。あとで話す響って奴と双子でさ、無茶苦茶タフでマスターエージェントクラスの技を受けても立っているんだ。すごいよね…しかも攻撃もそこそこできるんだ。それも広範囲に届く伸縮椀でね…」
「響は、まだ8歳なのにやけに大人びていて、歴戦の剣士みたいな風格だった…なのに能力は純支援型で…雑魚くらいなら一蹴できる程度には白兵戦もできるんだけど…でね、その支援がすごくてさ…」
「最後は、佳奈ってやつ。ファルスハーツの害虫、後先考えないマッドのせいで災難に遭ったんだって。なんと滅びの刃なんて高級品を体に仕込まれて予定していたブラックドックの機械化の施術予定がむちゃくちゃになったんだってさ。今頃、施術受けている頃じゃないかな?」
優子の楽しそうな語りは1時間経っても終わる気配がみられなかった。
世間一般で言えば、きっと地獄の様な訓練でも、ファルスハーツで特に希少でもない実験体が受ける扱いからしたら天国の様に思える環境での訓練であり、かつてそういう境遇で、番号で呼ばれていた『死に至る幻影』と今は呼ばれる少女にとっても、今回の訓練は楽しい時間だった。
そして、すでに故人となったとは言え、そんな環境から救い出してくれた、そしてチルドレンとしてでは無く、己ができる精一杯の『普通の生活』を与えてくれた春日白夜は、優子にとって『竹内優子』という存在を名づけ、育て、作ってくれた恩人である。
そんな恩人への報告は何時ものように、数時間にわたり、続くのであった。
エンディング シーンプレイヤー『滅びを纏うモノ』鈴木佳奈
「施術の具合は良い様ね」
佳奈がリハビリを兼ねてハードワイヤード施術を受けたファルスハーツのセルの訓練施設を借りて、汗をかかない程度に軽く白兵戦訓練をしつつ迎えを待っていると声をかけてくる女性がいた。
「あ、ママ、来てくれたんだ」
それは佳奈の母親である鈴木由美子であった。
「当然よ、可愛い娘の迎えくらい、自ら出向くわ」
とは言っても由美子の斜め後ろには部下である女性がいる事から、運転などは自身の手でしたわけではないのだろうが。
「うーん…確かにさ、思った通りに体が動いてくれるんだけれども、そこまでなんだよね…響…『輝く華』の領域支援を受けた時ほどじゃない感じ」
その言葉を聞いて笑顔だった由美子は急に真顔になった。
「それはそう。わたしも『輝く華』…先代の、いまは『ジャンクソーター』って呼ばれている方…の支援は受けたことがあるけれど、アレは別。
逸材と呼ばれるレベルのオーヴァードがその才能を支援能力の強化に人生を賭けて初めて成り立つレベルの支援よ。
めぐるちゃん…もとい『ジャンクソーター』の支援能力も大概だけれども、ソレと8歳程度でタメ張れる…どころか部分的に上回る今代の『輝く華』は逸材では済まないレベルの…そうね、天才というべき存在よ。
いつもそんな支援を受けて戦えると勘違いしてはだめ、そこだけははっきりと言っておくわ。
もちろん、その妹、『庭園の騎士』みたいな頑強な盾役がいるというのも当たり前のことじゃないんだから。
逆に言えば、そんな二人と、ついでに春日恭一の娘ともコネが出来たのは幸運な事よ、『死に至る幻影』ちゃんも中々使えそうだったし、コネは大切にしなきゃ、よ」
「う、うん…覚えておくよ」
母から早口で語られたことに佳奈は若干引きつつも頷いて答えた。若干引いていた故に、母親が『ジャンクソーター』の事を下の名前で呼んだことには気づいていない。
「じゃあ、帰りましょうか。パパも待っているわ。こんばんはあなたの好物のビーフ・タン・シチュー作ってくれるって言っていたわ」
「え?ホント?わーい」
そう言って、佳奈は無邪気に、年相応に、笑った。
エンディング シーンプレイヤー『不屈の雷盾』霧谷奏
「「ただいまー」」
一度、実母である春日鈴音の率いるセルの運営するライブハウス、『クロス・ハート・ビート』を経由して祇園カナタに自宅に送迎された春日姉妹は霧谷姉妹の顔に戻り養父母に帰宅の挨拶をした。
「お帰り、二人とも。カナタさんもありがとうございます」
「いえ、優花さん。それじゃあ彰吾さん、確かに二人を送り届けました」
そう言って玄関口まで迎えに出てきた霧谷夫妻と短くことばを交わし、祇園カナタは去って行った。
「結構な激戦をさせられていたみたいだけれども、大丈夫?奏、響。特に奏は鈴音さんの本気を一人で受け止めたって…」
扉を閉じ、リビングに娘二人を導きながら優花が言う。
「え?お母さんも見学にきていたの?でも『アッチ』側の施設だよ?」
「ああ、奏は知らなかったのか。ジャンクソーターはセルリーダー格以上だけがアクセスできる秘密ネットワークに訓練生の実践訓練の様子を放送するんだよ、スカウトとか戦力融通のきっかけ作りの為に」
「と、言うわけで彰吾さんは二人の雄姿を見ています。UGNでやったら教官の責任問題レベルの訓練だったらしい、としか聞いていないけれどもね」
「『ジャンクソーター』も中々無茶したとは思うけれど、実戦経験を積むって言う意味では悪くなかったと思うよ。最近格上と戦う機会がなかった、って響は言っていたし」
「うん、同格の支援を受けたフェンリルの強化個体との戦い、アレはほんとに死ぬか堕ちるかと思った…帰って来られて本当によかった」
「でも、結構楽しそうだったよね?響」
そう奏が響の事を評する。
「まあ…本当?」
優花がそう言って目を細める。
「動画は意図的に顔は殆ど映さないようにしているから俺はわからなかったけれど…響?」
「まあ、同系統の先輩オーヴァードとの戦闘経験ってあんまりないから。領域操作合戦とかも実戦形式で訓練して、能力の理解が進んだ気がする」
「それは…よかったのかな?」
「まあ、詳しい話の前にご飯にしましょう。今晩はオムライスよ、二人とも、手を洗ってらっしゃい」
「「はーい」」
そうして、霧谷姉妹は、日常へと帰っていった。
エンディング シーンプレイヤー『輝く華』春日響
そして時刻は少し巻き戻る。春日姉妹が霧谷姉妹に戻る前、乗り継ぎに寄っただけの筈のライブハウス『クロス・ハート・ビート』で、響はその主である春日鈴音に呼び出されていた。
「鈴音母さん、用事って何?」
事務所の奥の『掃除』された部屋に入るなり、響は単刀直入にそう訊ねた。暗に早く帰りたい、と言わんばかりに。
「ああ、現在日本支部で調整中の作戦について、な」
「…次のお仕事の話?『プランナー』…様のお願いとは言え、1週間の泊まり込みの訓練で春休み潰してきた所なんだけれども」
「なんだかんだで乗り気だったじゃないか。と、言うのは置いておいて、そんなにすぐ何かある、という話ではない。まず話すべきは、投資話だ、マネーロンダリングというかインサイダー取引的な方面の、な。計画通りに進めば倍は固いぞ」
「…詳細不明のうまい話には乗らない事にしているの。話がそれだけなら私、帰りたいんだけれども」
「まあ、それはそうだ。だが、響の地位を考えるとまだ話せる内容では無くてな」
「じゃあ、残念だけれども、私は儲け話をふいにして帰ることにするわ」
そう言って響は扉に手を伸ばした。
「で、次の話題に移るんだが、それに響が乗れば今の話の詳細を話せるようになる」
「…まさか、その計画とやらに参加して当事者になれ、って話?」
響はすごくいやそうな顔をして言う。
「ご名答。『ジャンクソーター』との戦いを見たプロジェクト統括チームが準備作戦の為に実施される陽動作戦の1つを任せたい、との事だ」
「嫌よ、どう考えてもUGNと衝突する作戦じゃない。準備段階のそのまた陽動だとしても参加はできないわ、そう言う約束じゃない」
響は若干の怒気を混じらせながら、飄々と語る己の実母に応えた。
「だが、おまえが断ると欲望を叶える為の場として他の誰かが何かやらかすぞ」
「…ファルスハーツの作戦を手伝うようになった切っ掛けの時と言っている事、違わない?あの時は彰吾父さんの助けになる、私達がファルスハーツで地位を固めればその日常を守る為に役立つ…遠いどこかで誰かを傷つけるとしても…って」
「そうだな。だが、無駄に犠牲が出るような作戦を比較的穏健な作戦にすり替えられるチャンスではあるし、見事やり遂げればお前の地位も上がる。いいことずくめじゃないか。
もっと大事な者の為に割り切っているだけで、無駄に人が傷つくのは…嫌いだろう?」
そう、鈴音は思いっきり悪い顔をしていった。
「…私達は裏方に徹する。前線には出る事を強要しない、これが条件」
「かまわんぞ。やり方はお前の自由だ、やり方を選べるくらいには準備期間も物資も予算も十分に用意されるはずだ」
「じゃあ、聞かせてもらおうかしら、そのプロジェクトとやらについて」
こうして少女はより深みにはまっていくことになるのだった…




