第3章 クライマックス~エンディング
クライマックスシーン:春日恭二の目的
夜19時少し前、私達とお母さんは神城学園の初等部裏庭の指定されたポイントで春日恭二を待っていた。
「…来たわね」
お母さんが呟いた直後、暗闇の中から春日恭二が10歳くらいの少女を二人引き連れて現れる。
「来たわね、春日恭二。その二人は?」
「まあ、焦るな、霧谷響。今から紹介しよう。
この二人は氷見姉妹…この前貴様らUGNが襲撃し、壊滅させた研究セルの生き残りだ」
「初めまして、僕は氷見雷華、よろしくね」
「僕は氷見血華、よろしく」
金髪と赤髪の僕っ娘姉妹はそう言って、ニヤリと笑った。
「貴様らUGNの襲撃が私がこいつらを借りていた時に起きた事案だったのでな、その借りを返す為にここ暫く神城市で活動をしていたのだ」
「…つまり、そいつらがあの博士と同胞の敵討ちに…UGNに復讐しに来た、と?」
そう、私は春日恭二と氷見姉妹に問う。
「いや?別にそんなつもりはないよ?あの博士、なんかキモくて好きじゃなかったし」
「それに、同胞って言ったってあんな弱い連中、どうでもいいよ」
「むしろ、僕らをあの小うるさい博士から解放してくれたという点では感謝さえしているよ」
「っていうか、他所のセルの子とかUGNの子とか誘拐していたんだし、当然の末路だよね」
「じゃあ、何をしに…」
「単なる興味、かな…君達、あの博士の作ったオモチャ、壊したんでしょう?」
「4人がかりとはいえ、それが出来たのは施設でも僕らだけだったから」
「だから、君達がどれだけ強いのか、戦ってみたくて」
そう言った氷見姉妹は屈託のない笑みを浮かべていた。
「と、いう訳でやろうか、霧谷響、霧谷奏、金田友絵、万田沙羅」
「と、いう訳で、そっちのお姉さんの相手はよろしくね、ディアボロス」
「と、いう訳だ、ブラッディー・ローズ。戦場でまみえるのは久しぶりだな!」
「…わかったわよ、久しぶりに踊ってあげましょう、ディアボロス」
「お母さん…もしかして春日恭二と知り合い?」
そう、奏が問う。
「色々と腐れ縁でね…本当に危なくなったら彰吾さんが飛んで来ると思うけれど、気を付けてね、
あの子たち…氷見姉妹は相当強力なオーヴァードよ」
母さんがそう言った直後、氷見姉妹のワーディングが場を覆う。
その強力な気配に、私達のレネゲイドが揺り動かされた。
衝動判定 目標値9
霧谷響 成功
霧谷奏 成功
金田友絵 成功
万田沙羅 成功
「ああ、そうそう、邪魔者が入らない様に準備はしている」
その直後、そう言って春日恭二が指を鳴らす…するとFHの戦闘部隊がどこからともなく現れ、少しすると到着したUGNの部隊と戦闘を始めた。
「さ、僕らも始めようか」
赤髪の方、氷見血華がそう言うと、二体の従者を形成する。
行動値一覧
PC1 万田沙羅 6
PC2 金田友絵 11
PC3 霧谷響 6
PC4 霧谷奏 6
氷見雷華 18
氷見血華 18
従者 30
初期配置 (雷華、血華、従者A)←5m→(響、奏、友絵、沙羅)
ラウンド1
セットアッププロセス 行動者 霧谷響 ファンアウト 侵蝕値4
配置 (雷華、血華、従者A)←5m→(響、奏)←3m→友絵←2m→沙羅
イニシアティブプロセス 行動者 氷見血華
加速する刻 メインプロセスを行う。
従者生成。演出上は2体の従者を同時生成
配置 (雷華、血華、従者A、B)←5m→(響、奏)←3m→友絵←2m→沙羅
「ッ!散開!」
私の指示で友絵ちゃんと沙羅ちゃんが数m後ろに下がり、離れて構える。
メインプロセス 行動者:従者A
マイナーアクション:ブラッドコントロール
メジャーアクション:血河の領域(ブラッドバーン+コンセントレイト+大地の牙+蝕む赤) 攻撃力30 RC 視界 単体(沙羅) 命中時、邪毒10、同エンゲージ不可 0+15D(CL7)→34
リアクション:万田沙羅 回避を宣言 0+6D10→11
ダメージ30+4D→58 リザレクト10、邪毒10付与
万田沙羅、バーニングハートを宣言 侵蝕値2
メインプロセス 行動者:従者B
マイナーアクション:ブラッドコントロール
メジャーアクション:血河の領域(ブラッドバーン+コンセントレイト+大地の牙+蝕む赤) 攻撃力30 RC 視界 単体(響) 命中時、邪毒10、同エンゲージ不可 0+15D(CL7)→25
リアクション:霧谷響 回避を宣言 10+5D(CL10)→18 命中
霧谷奏 輝く雷盾(崩れずの群れ+磁力結界)を宣言、侵蝕値5
ダメージ30+3D→42 ガード値 26+3D10→40 装甲値8 ダメージ0、邪毒10付与
従者が領域を操り、大地を隆起させ、沙羅ちゃんを貫き、また私を貫こうとした攻撃を奏が庇ってくれる…いや、なんだ今の悪寒は…直後、奏の様子がおかしくなる…振り返ると沙羅ちゃんも同様である。
「毒!?」
「その通り、並のオーヴァードならそれだけで死に至るような強烈な毒になる僕の血液だよ。ほら、おかわりいくよ」
メインプロセス 行動者:氷見血華
マイナーアクション:ブラッドコントロール
メジャーアクション血河の領域(ブラッドバーン+コンセントレイト+大地の牙+蝕む赤+要の陣形) 攻撃力30 RC 視界 単体(響、友絵、沙羅) 命中時、邪毒10、同エンゲージ不可 4+12D(CL7)→55
リアクション:霧谷響 回避を宣言 10+5D(CL10)→24 命中
リアクション:金田友絵 回避を宣言 1+4D(CL10)→10 命中
リアクション:万田沙羅 回避を宣言 0+6D(CL10)→19 命中
霧谷奏 輝く雷盾(崩れずの群れ+磁力結界)を宣言、侵蝕値5
ダメージ30+6D→63
霧谷奏 ガード値 26+3D10→41 装甲値8 ダメージ14
金田友絵 リザレクト7
万田沙羅 リザレクト6
そう言って氷見血華は私、友絵ちゃん、沙羅ちゃんに対し、従者が放ったのと同種の攻撃を仕掛けてきた。
私達はそれを避けることが出来ず、友絵ちゃんも隆起する大地に貫かれ、同時に毒に侵された。
「さあ、僕も行くよ。プラズマサンダーボム!」
メインプロセス 行動者:氷見雷華
マイナーアクション:5m後退
配置 雷華←5m→(血華、従者A、B)←5m→(響、奏)←3m→友絵←2m→沙羅
メジャーアクション: プラズマサンダーボム(幻惑の光+主の右腕+雷神の槌+コンセントレイト) 攻撃力20 RC 視界 範囲選択(響、奏) 命中時、放心、同エンゲージ不可、シナリオ7回 4+15D(CL7)→28
リアクション:霧谷響 回避を宣言 10+5D(CL10)→19 命中
リアクション:霧谷奏 ガードを宣言 輝く雷盾(崩れずの群れ+磁力結界)を宣言、侵蝕値5
ダメージ 20+3D10→36 ガード値 26+3D10→42 0*2 0 放心
そう言って雷華の方は少し後退し、まばゆい雷で私と奏に攻撃をしてくる…が、それは奏に完璧に受け切られていた。
「くっ、視界が少しチカチカする」
…雷盾で防いだとは言え、目の前で閃光が炸裂したため、若干怯み気味ではあるが。
金田友絵:待機
「響、支援を頂戴!あの赤髪とその従者、とっとと吹き飛ばさないとまずいわ!」
「わかっている!みんな!あの赤髪の方、血華に集中攻撃!奏!突撃するよ!できれば沙羅ちゃんも来て!」
メインプロセス 行動者:霧谷響
マイナーアクション:5m前進
メジャーアクション:導く声+要の陣形(アドヴァイス+導きの華+光り射す場所)+要の陣形 交渉 自動成功 対象:5体(PC全員+優花さん) 射程:視界 侵蝕値13 特殊効果:対象が次に行うメジャーアクションに後述の修正を加える。CL-1(下限6)、DB+6、達成値+17
私はそう指示を出し、血華とその従者に対して至近距離まで接近すると領域を操り、皆が攻撃しやすいようにした。
「突撃っ!」
メインプロセス 行動者:霧谷奏
マイナーアクション: 5m前進
メジャーアクション:シールドバッシュ(エフェクトなし) 攻撃力0 白兵 至近 単体(血華) 特殊効果:なし 8+17+13D(CL9)→25+47→72
リアクション ガード(回避放棄)
ダメージ算出0+8D→47
配置 雷華←5m→(血華、従者A、B、響、奏)←8m→友絵←2m→沙羅
それに続いて奏が私の傍まで前進すると、盾で血華をぶん殴った。
「…攻撃は苦手と聞いていたけど、結構やるじゃないか、霧谷奏」
「フン!響の支援があれば私だってこれくらい!」
「じゃあ、次は私です!本物のプラズマというモノを見せて差し上げます!」
メインプロセス 行動者:万田沙羅
マイナーアクション:10m前進
配置 雷華←5m→(血華、従者A、B、響、奏、沙羅)←8m→友絵
メジャーアクション: 白き徹甲弾(焦熱の弾丸+プラズマカノン+結合粉砕+コンセントレイト) RC 対決 対象:単体(氷見血華) 射程:視界 侵蝕値11 攻撃力65 特殊効果:装甲無視 11+17+25D(CL6)→28+45→73
リアクション ガード(回避放棄)
ダメージ算出65+8D10→65+48→113
そう言いながら沙羅ちゃんは前進してきて至近距離から血華にプラズマ化した炎の弾丸を食らわせた。
「ごふっ…何この威力…そりゃあハカセのオモチャなんてひとたまりもないわけだ」
「嘘っ!?直撃したはずなのに!」
「まあ、僕らはタフだからね…とは言え、今のは効いたよ」
「えー血華ばっかりズルい!僕もそーいう強者ムープしたい!」
「ふふん、僕の毒がそれだけ脅威って事さ!さあ、おいで!金田友絵!僕と僕の従者を吹き飛ばすんだろう!?」
「っ!言われなくとも!」
メインプロセス 行動者:金田友絵
マイナーアクション:ハンドレットガンズ 侵蝕値3
メジャーアクション:分裂する黄金の弾丸(カスタマイズ+コンセントレイト+ギガンティックモード) 攻撃力19 射撃 30m 範囲選択(血華、従者2体) 侵蝕値7 13+17+18D(CL6)→30+73→達成103値
オートアクション 剣精の手 侵蝕値2
達成値103
リアクション ガード(回避放棄)
ダメージ算出19+11D10→19+50→69 従者A、B撃破
そう言う友絵ちゃんは拳銃を錬成、狙いすました弾丸を放ち、従者を二体とも弾け飛ばした。
「やるねぇ…僕の従者はそこらのジャームよりも強力に作ってあるんだけれども」
「それはどうも…貴方の頭も弾き飛ばすつもりだったんだけれども?」
「ハッハッハ、それをするには威力不足だね、痛くはあるけれども」
推定ジャームとは言え、額に友絵ちゃんの銃弾喰らって痛いで済むのか…
「さ、そろそろ毒が回ってくる頃だけれども…?」
クリンナッププロセス 邪毒10適用
霧谷奏 30ダメージ
万田沙羅 タイタス昇華(ロイス7)で邪毒解除
金田友絵 リザレクト 9
と、言う血華。それに対して沙羅ちゃんから炎が立ち上り、ふらりと倒れかけた友絵ちゃんは歯を食いしばって立ち上がり…奏は苦しそうだが、普通にしている。
「なるほど…体内の毒を炎で焼いたか。サラマンダーの特権だね。後はオーヴァードの再生力で耐えたのと持ち前のタフさで耐えたのと…
うん、僕らが言うのもなんだけれど、霧谷奏、君って本当はジャームじゃないの?ジャームでもないのにそのタフさって、おかしいでしょ」
「私のこれは生まれつき!あんたらみたいな、堕ちた存在と一緒にするな!」
ラウンド2
セットアッププロセス 行動者 金田友絵 サポートデバイス 侵蝕値6
「フフフ、言われてしまったね…それじゃあ楽しい死合を再開しよう…とは言っても、接近されると大地の牙は使えないから要の陣形も使えないね。でも、纏まると…」
「こうなるよ」
イニシアティブプロセス:行動者 氷見雷華 極大消滅波 範囲選択(響、奏、沙羅) 13D10=62
響:タイタス昇華 ロイス7
奏:ダメージ適応、生存
沙羅:タイタス昇華 ロイス6
今まで静かだった雷華がそう言うと私達の眼前に突如として莫大な熱量が出現し、弾けた…
なんだ今のは。サラマンダーの能力だとしても強力すぎるぞ!?
「グッ…きっつ」
「へぇ…今のを耐えるんだ…流石は僕らが興味を持つに値するオーヴァード達!楽しませてくれるね!」
「さ、そろそろ霧谷奏の体力も限界が近そうだし…畳み掛けようか」
メインプロセス 行動者:氷見血華
マイナーアクション:ブラッドコントロール
メジャーアクション血河の領域(ブラッドバーン+コンセントレイト+大地の牙+蝕む赤) 攻撃力30 RC 視界 単体(友絵) 命中時、邪毒10、同エンゲージ不可 4+15D(CL7)→47
リアクション:金田友絵 回避を宣言 1+5D(CL10)→10 命中
霧谷奏 飛翔する輝く雷盾(崩れずの群れ+磁力結界+命のカーテン)を宣言、侵蝕値9
ダメージ30+5D→53
霧谷奏 ガード値 26+3D10→41 装甲値8 ダメージ4
メインプロセス 行動者:氷見雷華
マイナーアクション:なし
メジャーアクション: プラズマサンダーボム(幻惑の光+主の右腕+雷神の槌+コンセントレイト) 攻撃力20 RC 視界 範囲選択(響、奏) 命中時、放心、同エンゲージ不可、シナリオ7回 4+15D(CL7)→40
リアクション:霧谷響 回避を宣言 10+5D(CL10)→26 命中
リアクション:霧谷奏 ガードを宣言 輝く雷盾(崩れずの群れ+磁力結界)を宣言、万田沙羅 侵蝕値5
リアクション:万田沙羅 回避を宣言 0+12D(CL10)→11 命中
ダメージ 20+5D10→60
霧谷響 タイタス昇華6
霧谷奏 ガード値 26+3D10→42 18*2 36 リザレクト 4 放心
そう言って氷見姉妹は大地を隆起させて友絵ちゃんを貫こうとして体を引き延ばした奏に庇われ、明滅する雷で私達のいる辺りを攻撃してきたのを奏に受け止められていた。
私は後者をモロに喰らって大地に叩きつけられ、気力で立っている状態だが。
「連携攻撃、行くよ!何としても血華の方はこれで仕留めるよ!」
金田友絵:待機
メインプロセス 行動者:霧谷響
マイナーアクション:なし
メジャーアクション:導く声+要の陣形(アドヴァイス+導きの華+光り射す場所)+要の陣形 交渉 自動成功 対象:5体(PC全員+優花さん) 射程:視界 侵蝕値13 特殊効果:対象が次に行うメジャーアクションに後述の修正を加える。CL-1(下限6)、DB+6、達成値+17
メインプロセス 行動者:霧谷奏
マイナーアクション: なし
タイタス7昇華で放心・邪毒を解消
メジャーアクション:シールドバッシュ(エフェクトなし) 攻撃力0 白兵 至近 単体(血華) 特殊効果:なし 8+17+17D(CL9)→25+15→40
リアクション ガード(回避放棄)
ダメージ算出0+5D→33
メインプロセス 行動者:万田沙羅
マイナーアクション:なし
メジャーアクション: 白き徹甲弾(焦熱の弾丸+プラズマカノン+結合粉砕+コンセントレイト) RC 対決 対象:単体(氷見血華) 射程:視界 侵蝕値11 攻撃力65 特殊効果:装甲無視 11+17+25D(CL6)→28+32→60
リアクション ガード(回避放棄)
ダメージ算出65+7D10→65+37→102
領域を操りながら私はみなを鼓舞する。そして、奏のシールドバッシュ、沙羅ちゃんのプラズマ弾の連携で血華の胸に大穴を開けた。
「おっと…コレはまずいね」
そう言いながら血華は楽しそうに笑い、傷を塞いでいく…が、私達の攻撃は終わりではない。
「捉えた!」
氷見血華:不死不滅 HP90
メインプロセス 行動者:金田友絵
マイナーアクション:ハンドレットガンズ 侵蝕値3
メジャーアクション:分裂する黄金の弾丸(カスタマイズ+コンセントレイト+ギガンティックモード) 攻撃力22 射撃 30m 単体(血華) 侵蝕値4 13+17+24D(CL6)→30+112→142
オートアクション 剣精の手 侵蝕値2
オートアクション 霧谷響 妖精の手 侵蝕値4
オートアクション 魔弾の悪魔 侵蝕値4
達成値152
リアクション ガード(回避放棄)
ダメージ算出22+16D10→22+43+42→107
友絵ちゃんの弾丸が確かに、氷見血華に致命傷を与えた…霧状の血の様になって氷見血華の身体が散っていく…が、その血霧は氷見雷華の隣で再び人の形に集まり始めた!
Eロイス:不滅の妄執 発動
「やるねぇー僕らをここまで追い込むなんて…でも、僕らを倒しきるには足りないよ」
「僕達はネバーダイ…永遠なのさ」
「僕ら…まさか、氷見姉妹って、どちらかが生きている限り、復活し続けるタイプのジャーム!?」
「「ご名答」」
そう言って、氷見姉妹は笑う。
「なら…同時に倒せば!」
「うん、その通りだね、それをされると僕らも復活には時間がかかる」
「だから本来は保険で別の復活手段も持っているんだけれども…さっき先にそれを使っちゃったんだよね」
「はぁ!?何で!」
「この力を使うまで追い詰められたら撤退するって言うのがディアボロスとの約束だから」
「だから、今日はここでお終い!また遊ぼうね!」
そう言うと氷見血華は血霧の様に、氷見雷華は全身を電撃の様に分解させ、あっという間に消え去った。
「…逃げられた…?いえ、見逃してもらった…?」
「む、想定より早いな…まあいい、氷見姉妹が引いたなら私が戦いを続ける理由もない。
引かせてもらう。機会があればまた会おう!若きオーヴァード達!」
そう言って春日恭二はお母さんから距離を取ると、消えてしまった。
それと同時に、FHの戦闘部隊もあっという間に撤退してしまった。
エネミーのHP
氷見雷華:342
氷見血華:342→298→185→116→111(攻撃分適用忘れ)→106→73→0→90→0→1
従者A:50→0
従者B:50→0
氷見雷華(パブリックエネミーよりレネゲイドの落とし子、雷光の魔術師タイプを元に改造)
Eロイス
不滅の妄執 氷見血華が生存している限り、生存している方のエンゲージで戦闘不能・死亡を回復する。ただし、同時に戦闘不能・死亡状態になった場合はこの効果では復活できない。
超越活性4 極大消滅波に2(4(7)→8(11))、燃える魂に2(2(5)→6(9))
改造内容
侵蝕率150→250、主の右腕2(4)→4(7)、雷の槍1(4)→4(7)、雷神の槌1(4)→4(7)、生命増強3→10
氷見雷華(パブリックエネミーよりレネゲイドの落とし子、鮮血の人形遣いタイプを元に改造)
Eロイス
不滅の妄執 氷見雷華が生存している限り、生存している方のエンゲージで戦闘不能・死亡を回復する。ただし、同時に戦闘不能・死亡状態になった場合はこの効果では復活できない。
超越活性4 不死不滅に2(2(5)→6(9))、蝕む赤に1(5(8)→7(10))、赤河の従僕に1(5→7)
改造内容
侵蝕率150→250、赤色の従者3(6)→5(8)、赤河の従僕4→5、ブラッドバーン1(4)→3(6)、蝕む赤1(4)→5(8)、要の陣形2(5)→3(6)、生命増強3→10
バックトラック
霧谷響 最終侵蝕値144→Eロイス10個分→75→残ロイス4 1倍振り→75-11=64 成功(減点1)
霧谷奏 最終侵蝕値102→Eロイス10個分 放棄→残ロイス5 1倍振り→102-38→64 成功(減点1)
万田沙羅 最終侵蝕値122→Eロイス10個分→122-47=75→残ロイス4(戦闘用人格の修正を受ける) 1倍振り→75-19=56 成功(減点1)
金田友絵 最終侵蝕値127→Eロイス10個分 放棄→127→残ロイス7 1倍振り→127-45=82 成功
配布経験点:25点+Eロイス10枚=35点(友絵以外は減点1)
金田友絵エンディング:報告
「なるほど…今回の一件は先月末の大規模作戦の残党が個人的感情から君達を狙ったものであった…と」
私は氷見姉妹とディアボロスが語った今回の件の真相について、尾崎支部長に口頭で報告をしていた。
「はい。まあ奴らの言葉を信じるのであれば復讐心とかではなく、純粋に強そうだから戦ってみたかった系の、時々いるタイプのジャーム的思考のようですが」
「なるほど…それにしても氷見姉妹か…ただでさえ強力なジャームであるにもかかわらず、互いが生存している限り、不死身の存在…とは」
「ええ…厄介なジャームに目をつけられてしまいました」
「そうだな…まあ、対策は後々考えるとして、今日はもう休みなさい」
「はい。それでは失礼します。正式な報告書は近日中に提出します」
私はそう告げて、支部長室を辞すのであった。
万田沙羅エンディング:神城早月新会長
春日恭二と氷見姉妹の襲来から数日が経過したある日の事。
私はお爺様たちの謀が成功したという報告を咲楽から聞いていました。
「と、いう訳で北条建彦氏は最近のR事案関連の事故における管理体制の不備を理由に失脚、今後の神城グループは神城早月新会長の下で運営されていく事となりました」
「そうですか…であれば私もグループの研究に協力する場面も増えてくるのでしょうね」
「おそらくは…その、御不安ですか?」
「不安が無いと言えば嘘にはなりますが、R事案についてはUGNと協力を密にしてグループ内での研究はあまり危険を犯さず行くおつもりのようですし、おびえる必要はないかと」
「なるほど…しかし…この身が非オーヴァードである事が口惜しい…私もオーヴァードであればお嬢様と共に戦えるというのに…」
「…まあ、そうなれば、共に戦いましょう。しかし今は守られていてください、咲楽。貴女は私の帰る場所でもあるのですから」
「お嬢様…」
そんな会話を交わしつつも、私はグループの今後について思考している自分がいる事に内心ため息をつくのでした。
霧谷響・霧谷奏共同エンディング:私達の正体
氷見姉妹との死闘の後、諸々の後処理を済ませた私達は疲労困憊の身体を引きずりながら母さんと共に帰宅した。
「「「ただいま」」」
「おかえり」
そう迎えてくれたのはお父さん…なのだが、玄関には見慣れない靴が3足あった。
1足はビジネスマンがはいて居そうな革靴で、残り二足は10歳くらいの子供のサイズの靴であった。
「…アレ?お父さん、この靴は?」
「あーそれが…ちょっとお客さんが来ているんだよ…驚かないでね?」
そう言うお父さんに連れられてリビングに入るとそこには春日恭二と氷見姉妹が居た。
「氷見姉妹に春日恭二!?」
奏が叫んで盾を構える。
「「ああ、やっと帰って来たね、霧谷姉妹」」
「邪魔しているぞ」
「まったく…あれだけ暴れたその足でうちに来るってどんな神経しているんですか、恭二さん」
意外だったのは母の反応である。
「…あれ?お母さん、驚かないの?」
「まあ、二人が寝た後の時間だけど、年に数回位は彰吾さんと飲みにうちを訪ねてきていますしね、恭二さん」
「一応、響と奏が寝るまでは隠れていて欲しい、って言ったんだけれどもね…恭二兄さん、言う事聞いてくれなくて」
「…あのさ、お父さんってFHとパイプ持っているUGNイリーガルかと思っていたんだけれども、もしかして、FHのメンバーだったりする?」
私は浮かんだ嫌な予感をぶつけてみる事にした。
「何だ、彰吾、まだ話していなかったのか」
そう、春日恭二が速攻私の問いを肯定した。
「…はぁ…そうだよ、俺の本当の所属はFHだよ…ついでに言うと、書類上は奏と響もFHのメンバーとして登録されている」
「ええっ!どういう事!?」
「アー氷見姉妹が言っていた誘拐された他所のセルの子、って私達の事だったのね…しかも、春日恭二を兄さん呼びって事は父さん、春日一族の一員?」
「そうだね、恭二兄さんは俺の従兄にあたる人だよ」
「彰吾…お前、この子達にどれだけ事情を隠しているんだ…」
そう、春日恭二があきれた様子で言った。
「今月(8月)の中頃に鈴音姉さんの所に連れて行って全部話すつもりだったんですって!
そもそも本来はもう数年は色々秘密にするつもりでしたし…
まさか、学園でジャームに襲われてなし崩し的にUGN側で戦い始めるとか想定してないですよ!」
「鈴音姉さん?」
「私の妹でお前たちの実母だな」
「えっ…って事は私達って春日一族!?」
「血統と一族の書類上はそうなっているな。
養育者も婿入りして姓こそ変わっているが一族の彰吾だしな」
「ええっと…お母さん、この辺りの事情ってUGNは知っているの?」
「もちろん知っているわ、最高クラスの機密指定はついているからアクセスできる人間は限られるけれども。
尾崎支部長が知っているのは彰吾さんが春日一族の出身で昔、UGNとの協同任務をしたのがきっかけでFHと距離を取って私と交際を始めて結婚した、と言う事くらいね。
日本支部で鈴音さんが奏と響の実の母親だって知っているのは轟木さん、岩倉さん、藤崎さん、雄吾兄さん…あとは秋月さん位かな」
「…この際ハッキリさせちゃうけど、秋月さんってこの前の作戦の指揮を取っていた秋月律さんだよね?」
「そうよ」
「秋月律さんって私達の血縁上のお父さんだよね?」
「…それをどこで?」
父さんがそう、目を細めて私に問うた。
「いや、私、生まれつきのノイマンだからか、誕生直後の事から覚えているの。
目は開いてなかったけれども、血縁上の両親の声はしっかり覚えている」
「あーそれは…盲点でしたね」
「ちなみに、どっちが組織を抜けても追手がかかるから一緒になれない、的な事言っていたのも覚えているんだけれども?」
「…まあ、二人とも自分の組織で出世しちゃいましたからねぇ…流石にマスターエージェントと日本支部のストライクハウンド(戦闘部隊)のエリートは結婚できないでしょうねぇ…少なくとも今の状況では」
「ちなみに、お父さんとお母さんは何で結婚できたの?」
「まずは交際を始めた当初の学生の頃から出世を徹底的に嫌がっておいたのと、そもそも交際隠してなかったのと…あとは意志力かな?」
「…だろうな。亰香さまにUGNのエージェントと結婚するんで許してください、と土下座したのは今でも一族では悪い方に語り草だからな?」
「…FH側はそれでいいとして、UGN側は?」
「私、日本支部では最古参の部類だからコネだけはあるのよね、後実力も相応にあったから…
認めてくれるならFH側との秘密の連絡パイプ役やるし、認めてくれなきゃ出奔するって言って半ば脅して取引しちゃった」
「…それでいいの?お母さん」
「いいのよ、彰吾さんと生きられない日常なんて私にとって守る価値はないから」
「そー言う所は優花、FHでもやっていける精神性しているからねぇ…」
「で、その結婚披露宴の二次会で鈴音さんと秋月さんに土下座されて響と奏の存在を暴露されて、その後いろいろ政治的なお話とか駆け引きがあった後に、二人は私達の娘になったのよ」
「…まあ、私達がお父さんとお母さんの娘になった経緯はわかったけれども、どうしてFHのチルドレンって事になっているの?」
「あーそれは色々理由があるんだけれど…一番大きな理由は二人が三歳まで育った孤児院がFHの施設だったことが理由…かな。
そこで教育された二人の精神性はFH寄りになっているんだよ、自覚はないかもしれないけれど」
「…私、別に力を使って悪い事をしたいとか思わないよ?」
半ばフリーズしていた奏がそう口を開いた。
「でも、大切な人を護るために力を振るう事をためらう気はないよね?
親として奏を見ている限り、響と一緒にいる為ならば大体の事は躊躇わないんじゃないかなーって思っているんだけれども?」
「それって…大切な思いの為になんだってする、って言うのは当たり前の事じゃないの?
UGNだって、日常を守るためになんだってする組織じゃないの?」
「まあ、大なり小なり、普通の人間にもそう言う所はあるんだけど、欲望と呼ぶに値する強さでそれを願うって言うのがFHのメンバーに求められる事なんだよ」
「それは…悪い事?」
「いいや?少なくとも俺は悪い事だと思っていない。
だから意志を押し通して優花と結婚したし、二人を自分の子として育てるって決めたんだよ」
「そうね、欲望の内容次第では相容れない事もあるけれども…それが奏の望みならばお母さんは応援してあげられる」
「そっか…じゃあ別に私はFHでもいいや…でも友絵ちゃんと沙羅ちゃんに秘密が出来ちゃったなぁ…」
そう言いながら私の手を握る奏である。
「…ちなみに、お父さんとお母さんから私はどう見えている?」
「響は身内認定した人たちと平穏な日々を過ごしたいって望んでいる様に見えるかな」
「お母さんの気持ちも似たような感じだし、当然応援できるわよ?」
「うん…そっか…じゃあいっか、私もFHで…奏も一緒だし、ね?」
と、言う感じで秘密の暴露大会はひとまず終わりを迎え、その後は恭二伯父さんと氷見姉妹を交えて談笑の時間となったのであった。
「…所で、氷見姉妹ってジャームだよね?FH的にはジャームでも構わない的なスタンスなのは知っているけど、どういう感じの扱いなの?」
「そうだね―気にした事無いけれど、多分私達はジャームなんだろうね」
「うんうん、別に他人から自分たちがどう分類されるとか興味ないからどうでも良いけれどね」
「あーFHでは大きな問題さえ起こさなければそれでよい、という感じだな。
理性なんぞなくても知性があれば力による支配には順応できる…場合もある。
その衝動と欲望がどうやっても制御しようがない奴らは討伐するなり、UGNにぶつけるなりしているが」
「あーなるほど?サイコパスでもIQ高ければ別に社会に順応する振り位はできる、的なやつかな…で、それもできないのは淘汰される、と」
「そうそう、そんな感じ」
「ちなみに僕らは、生物としてより上位の存在になりたいって思っているからハカセには従っていたし、その枷が解けてもFHにいるんだけれどね」
「それを許容してくれるならUGN側についてもいいんだけれどね、その方がFHの強いオーヴァードと戦う機会もあるだろうし」
「アーそう言うのはダメだね、UGN的には…巻き添えとか気にしないタイプでしょ?二人とも」
既に人見知りスキルが解除された奏が気さくに問いかける。
「好き好んで巻き込むつもりも、わざわざ避けるつもりもないくらいかな?」
「そうだね―ほら、道歩いている時にアリとか踏まないようにする気もわざわざ踏みつぶす気もない、みたいな?」
「なるほどね―人間相手にそう考える辺りがジャームなんだね」
といった具合に、私達は氷見姉妹とも楽しく?お話をするのであった。




