かいしめ!
「おやめください魔王様!」
「あるじゃねーかよ!店に在庫がよぉ!!」
ドルムズ海峡の封鎖。それは中野宮家に暗い影を落とした
最低でもこれは光ではないよね影だよね影
私は行く先々の店でトイレットペーパーを買った
もうトイレットペーパーしか見ていなかった
ひょっとしたら私はトイレットペーパーが好きなんじゃないのか?
そんな錯覚さえしてきた
「だから魔王様!原油とトイレットペーパーは関係ありません!」
アパンダは鬼のような形相で私を止める
「私は『フマ娘』の課金を我慢してまでこれを買っている!なぜそれがわからん!!」
事態が分かってないのかこいつは
ははーん。さてはネットを見てない人ですね
これだから素人は
こういう時はね無くなるんですよ。トイレットペーパー
「ふぁぁああ。なに?アリーまだ寝ぼけてんの?」
アリッサもまだ状況を理解していないようだ
この事態の深刻さに
どうやら冷静なのは私だけのようだ
小娘ども私の買いっぷりに恐れおののくがいい!
「賢い私は次にティッシュペーパーを買う!」
「魔王様!冷静にニュースを見てください!誰も買い占めが起きるとは言っていません!」
「おっついでにわさビーフを食べよう」
「まあおやつにちょうどいいんじゃない?私にも分けろよアリー」
「魔王様!わさビーフが生産中止だそうです!」
「フェイクニュース」
「本当なんです!ほらものすごい転売されてますよ!」
「なに?私AI生成も出来るんですよアピール?」
まさか。わさビーフが転売?ありえないねそんなこと
「アリー、アパンダの言ってることは本当よ」
え?嘘でしょ?
「人類がここまで愚かだったとは考えたくないけどね、勇者的には」
え?これ生成AIによるフェイクニュースじゃないの?
「食べたい」
「え?」×2
「無いとわかったら無性にわさビーフ食べたい!!」
私は2人が止めたにもかかわらず外に飛び出した
「わさビーフ!!」
私は探した
わさビーフを
しかし見つからず!!
「一番愚かなのはアリーかもしれないわね」
「今回は否定できません」
私の評価は知らないところで爆下がりだった




