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俺とアイツの恋愛殺人  作者: 恋☆々
俺とアイツとお家騒動編
28/28

case8俺の事実とお家騒動

主人公・・・無双・・



そんなものはありません


”今・・稀世といったか?

 懐かしいのう・・・平安の世に生まれし美しい姫だった

 そして彼女は私の神子だった”


「やっぱり・・・

 俺さ、色々思い出したんだよ

 小さい頃俺の枕元に夜になると現れてお前の話をしてた

 

 お前が好きな花は白梅と池に浮かぶ睡蓮の花

 好きな楽器は琴でよく一緒に演奏したって・・・

 それから俺が次の当主だって言ってたんだよ」


”そうかぇ・・流石は稀世じゃの

お前が当主だと見抜いていたとは・・・”


「そうだな。いま思い出すとあの人の神気の凄さがよく分かる

 俺なんかまだまだだなぁ」


”お前の神気なぞこれからいくらでも大きくなるゆえ・・心配なぞいらぬ”

クスクスと笑う水霸


”そうそう。私も珊瑚もいるのよ?伸びしろなんていくらでもあるわよ☆”

とお茶目なウィンクをする水姫


「お前ぇぇ!このワシをこけにしおってぇぇぇ!」と憤慨中のじいさん


”おやおや・・虫は地べたに這いつくばっておれば良いものを・・・

我の大事なものを盗んだ盗人になぞかける慈悲なぞ持っておらぬ

ましてや我の大切な半神に手を出そうなぞ・・・罰当たりめ”


”本当にねぇ~

ダーリンの家族でもお仕置きしちゃうわよ

清香さんとダーリン以外がこんなにダメダメだなんてね~

まぁ・・・直径はお母様とダーリンと清香ちゃんだけみたい

さてと・・そろそろ私も我慢のげんかぁい”


「ふん!貴様らに何が出来る!外を見よ」


この家の付近の住民が鍬や鎌などの武器を手にしてわらわら集まっていた

いつの時代と勘違いしてんだこいつら・・

今時・・・こんなアホな事するやつとか・・超時代錯誤らしい

俺はとりあえず胸のスマホで録音を密かに開始した

うわぁ・・・ドヤ顔ってるよ


「おじいさま!」

「こやつは例の伝承の泉をしっているのだぞ!

 その泉さえあれば我らは富を得られるのじゃ!逃がしてなるものか!」

「じいさん!俺も手伝うぜ!」

「わたしもよ!」

「・・・・・・・・・私もです」

勝ったような気でいるここの住民どもは俺の姉さん達にさわろうとしたのだが・・・


”おじちゃん達嫌い・・・・”と珊瑚の言霊に弾かれて近づけない

「珊瑚ちゃん・・ありがとう」

「ありがとう」

”ううん。あのおじちゃんもおばちゃんもきら~い

よくに目がくらんでて気持ちわるいから大きらい!”


「珊瑚!そのまま姉さん達頼むな」


”うん!”と言いながら赤わらしモードになる珊瑚

お・・おう、大鉈持って頼もしすぎる


”まったく・・どこまで恥知らずの無礼者なのじゃ!

そうまでいうなら・・・恐怖を味わうがよい”

水霸の回りに無数の蛇が現れると外へと一目散に向かっていく


”ほんとうよね~私らを神と知ってなお歯向かうなんておバカさん♪

ほらおいき~その可愛い羽で思う存分燐粉巻いてきておやり”

今度は無数の蝶々が羽ばたき人々に纏わりついて離れない


「く・・目がぁぁ・・・」

「きゃあぁぁぁ!噛まれたわ!く・・・体が痺れて・・・」


あちこちで阿鼻叫喚

まさに簡易地獄絵図である

俺はとりあえずそれを眺めてるだけ


「ひっ!なんなのよこれ!」

「うわぁぁ!こっちくんな!」

「誠一!どういう事なの!」

「やめなさい!家族になんてことを!」


いまさら家族面を始めたこのお馬鹿さん達が正直面倒くさい


「俺や姉さん・・それから神様達に”お願い”できたらな

 いくら俺でも残念ながら荒ぶる神様を止める権利はないからね


 彼女達の気がすめばそのうち収まるよ」


「なんですって!助けなさいよ!」

「お前!どこまでワシの邪魔をすれば!」とじいさんが俺に向かってくるが


”おやおや・・私の旦那様にさわらないでいただけます?”

と薙刀を持った水霸が俺の前に立ちじいさんの喉元に切っ先を突きつける


「く・・・お前はなんなんだ!」


”おほほほほほ・・・まだわからぬのか?


私は   神   だ”

神気をゆらゆらと纏いじいさんにそう呟いた


「嘘だ!お前が神などと!」


”うそ?


お前はどこまでもおろかな男

そうかえ・・・ならば身を持って体験するがよい”

じいさんの足元から蛇が這い上がり噛みつくとみるみる顔が醜くなっていく


「ぐ・・・ぁぁぁぁ!何をしたぁ」

”うふふふ・・・ご自分でたしかめなさいなぁ”


顔は醜く晴れ上がり、色も赤紫と気味が悪いのである

醜い顔になったじいさんを見て俺の家族は悲鳴をあげた


「ひぃ!なによその顔!気持ちわるい!近づかないで!」

「やだやだ・・・そんな顔になりたくない!」

「父さん・・・なのか・・・・」

「うそよ・・・蛇に噛まれたからなの?」


”あらぁ!面白い呪いねぇ!いいじゃない”

”そなたの呪いも面白いものじゃのう”


蝶々の燐粉を浴びたものは蝶のアザが体に出来ると・・魘されているのだ


「ひぃぃぃ!ごめんなさい・ごめんなさい」

「もういじめませんからぁ・・許してぇ・・・」


悪夢に魘されているのか彼らもまたそれぞれが何かをさけんで呻いている


「これでも、祟りは信じないのか?」


「あんたなんてやっぱり化け物だわ!死んじゃえばいいのよ」

「そうだ!そうだ!お前なんて死ね!」

「あんな子私の子じゃないわ」

「・・・・・・・・」


自分に理不尽な事が起きるとすぐに他人を攻撃するか・・

まぁ、いまの俺にはそんな言葉なんてあまり意味をなさないけどな

傷つかないと言えば嘘だけども、大丈夫だな


「う~ん。その問いには了承出来ないなぁ

 俺、仕事もあるし・・それから嫁もらったばっかりだしな~」


「死ね!」

「早く死ね!」


と住民もそれからここにいる家族も呪を撒き散らしていく

うわ~・・・なんか空気重っ

ちれちれ・・しっしっと俺が手で払うと一気に黒いもやが霧散した(笑)

おれすげー・・人間空気清浄器じゃん!


”さてと・・仕上げしちゃいましょう♪”

”ですね~”

と二人が言うとチリィン・・と鈴の音が鳴り

バタバタと人々が倒れていった


「そんじゃ、荷物まとめてトンズラしますかね☆」


俺はとりあえずさっきこっそり呼んでおいた

白金さんとそれから靖明さんがちょうどやって来たのだ


「うわ~・・・なにこれ(笑)」

「え?なんでこんな面白い事になってるんですか?」

「あー・・時間あんまないんでとりあえず荷物運びだそう」

「「了解☆」」


とりあえず式神を使ってさっさと倉やら社から色々と持ち出す

当然盗まれたものも俺の元に帰ってきた

荷物を全部運び終わるとさっさと車に乗り込んだ

姉さん達は何がなんだかわからない様子で黙っていたので


「詳しい話は向こうでね」


白金さん達が用意したトラックと俺が乗ってきた車の二台でとりあえず署に向かった

社内では楽しい話をして気をまぎらわせた

署に着くととりあえず皆でなかに入る

荷物は必要なものを持ち出して残りはもちろん結界術を施してトラックの中で保管中


署に入ると視線が刺さるが最早そんな事は今はどうでもいい

ドアを開けて入ると・・・


「おかえ・・・り?あれ?」

「おー・・・なんか森くん雰囲気変わったねぇ」

「だよな」


「ただいま~です

 つっかれたぁ・・・・」俺はソファーに座り煙草を吸う


「ねぇねぇ・・何あの面白い惨状!説明して」

「そうですよ!」

「何々~私も聞きたいなぁ」


「ん?もちろん説明しますよ~

 とりあえず飯くって休憩してからですね」


とりあえず出前を注文して皆でご飯を食べて一息ついた


「えっと・・・俺人間卒業しました~」


「「「「「はぁ!?」」」」」


「今日実家かえったんですけど・・あっ!この人俺の姉さんで清香

 そんで隣の人が婚約者の修二さんです

 この二人と両親に挨拶しに行ったんですが・・・」


「それで?」


「そこでここにいる俺の実家にいた神様の水霸みずはに会いまして・・

 それで俺の一族が彼の神子の血族だった上に、俺が彼の神子だったんですよ


 しかも、俺の一族はどうやら”浄めの泉”を産み出せるらしく・・・

 家族とあの村の住人全員に襲われたんで、彼女らの力で気絶させてトンズラかましてきました


 あ・・映像ありますけど見ますか?」


「「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」」


「ぷ・・・あははははは!やっぱり君最高ですよ!

 ってかなんですかそれ!村人全員敵とか・・時代錯誤過ぎる」

「え?お前神子だったのかよ!?マジ?」

「いや~・・まさかの展開」

「「映像見たい」」と双子は息ぴったりだ


しかもがしぃぃぃ!と俺の手をつかみ目を輝かせている御門さんが

嫌な予感・・・


「もしかして君・・水杜の一族なのかい!」

「・・・・・・そうですよ」


ぱぁぁぁぁぁ!とさらに瞳を輝かせて


「なんというミラクル!!

 まさか君があの・・伝説の一族の末裔だなんて!

 素晴らしい!ということは・・・まさか!そちらにいる美人さんは蛟さま!

 浄化の泉を作れるなぞに包まれていた一族だったなんて

 文献とか色々残ってた?ねぇ、それ見れる?」


「その事なんですけど、むしろ御門さんに文献解読をお願いしたいです

 水霸・・えっと蛟さまにきいたら術とかは俺のような直系しか使えないらしいので解読されても大丈夫なのと

 御門家なら安心だからと許可もらいました

 なのでわかった事があったら教えてください

 

 えっと文献の重要なやつだけ持ってきました」


テーブルの上に古い本を置く


「いいのかい?

 ヤバイ・・・これは父さんにも連絡せねば!」

とスピーカーで電話をかけ始めた


「もしもし、父さん?」

”あれ?清明くん?どうしたんだい。めずらしい”


「父さん・・・森さんがね

 なんとあの未知の一族・・水杜の一族でしかも神子だよ!神子”!」


”は!お前いま水杜っていったか!

でかした!お前、超お手柄!文献とかのっこってたのか!”

「森が全部回収済です!流石俺の部下!」


”おおお!ちょっとまて!

と・・いうことは?浄化の泉が作れる?”


「清明さん!俺、森です

 えっと・・俺の家の神様の蛟さまがいうには可能だそうです

 だだし術は俺しか使えないんですけど」

”いやいやそれでも十分だよ!

というかね!直系が生きてた事事態が奇跡なんだよ

平安時代に稀世姫っていう直系がいたんだけど・・・行方不明になってね”


「あ・・それ俺の御先祖さまです

 

 小さい頃よく夢枕にたってましたよ」

”はぁ!?え?じゃあ君本当に直系なんだね!

しかも・・・神子かぁ・・・体に変化は?”


「瞳の色が変わりました。金色に」

”え?瞳の色変わったの?

もしかして神様とお揃いだったりする?”


「はい」

”いや・・・・君、よくいままで無事だったね

 文献はどうするんだい?”


「一部の品物を除いてですが御門家に預けようかと思ってます

 達筆過ぎて読めないのと知識がないので解読できたら教えていただけるとたすかります

 読んでも術は一族の血筋のみでしか発動しないので預けても大丈夫みたいです」

”それは!ありがたい申し出だ!

久しぶりに未知の知識に私もワクワクしてきた”


「今日御門さんにトラックごとお渡しするんで受け取ってください」

”わかった。”


「俺は一足先にちょっと読んでますね~」

”ちょっ・・お前・・ずる”


さっさと電話を切ってしまったのである

大丈夫なのか?それで


「水霸、これからよろしくな」

”はい。私はあなたのお嫁さんですからね”

”はいは~い!私も!”

”僕は息子でいいよ♪お父さん”


「姉さん。兄さん

 俺ね、この通り半分人間だけど半分は人じゃなくなった


 それと水姫は水の女神様で珊瑚は座敷わらし。

 それから水霸は蛟っていう水龍の神様なんだよ

 

 それと詳しい話はこれからわかるんだけど

 俺と姉さんはたぶん一族の直系のなかでも気が強いんだと思う

 それと巻き込んでごめんな」


「ううん。

 それよりも・・あんな家族だと思わなかった

 久しぶりに帰ったけど・・・やっぱりなにも変わってなかった

 誠ちゃんを傷つけるなんて許せないもん」

「そうだね・・というかもはや狂気の沙汰だよ。あれは」


「そんなにかい?」


俺は録画した映像を見せると御門さんの眉間にシワがよった


「なんかこれ・・胡散臭いなぁ・・・

 ちょっと背後関係調べて見るか・・

 それに浄化の泉の水を売る?」


俺も一緒になって耳を澄ませていると


「ん?・・・芦屋?

 なぁ、この村人・・芦屋さまに連絡をとか言ってねぇか?」

「え!芦屋だと!」

清明さんもスピーカーに耳を当てて聞くと


「確かに!?

 じゃあいつらが事件の黒幕か!」


「「「「芦屋!?」」」」


「兄さん・・いま芦屋って」

「靖明。どうやら森くんを狙ったのはやつみたいだぞ」

「マジかよ・・あの腐れ陰陽師の血族だと・・・」

「そうやらあいつらの目的も浄めの泉だったらしい」

「はぁ?あんなやつらに使いこなせる分けないじゃん。宝の持ち腐れだっつーの」


そんなこんなで芦屋という謎の人物の名前があったけれどとりあえずこの件については一通り終わった

俺はというと・・・


とりあえず同居人が一人増えた事とそれから俺がが半分人間じゃなくなったって事実

それから俺はと言うと自分の実家の事なのになにもわからないというもどかしさもあるが

それよりも、俺が迎えに行くまでずっと俺を待ってくれていた水霸に対しての気持ちもあったし

他にも色々と気がかりな事はあるけど


ま・・・とりあえずは御門さん達の結果待ちと言う事になりそうだ


やはり森さんは森さんでした(笑)

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