身体を造る、身体を作る。常に身体を考えるためにしっかりじっくり観察してます
感想、評価をいただきありがとうございます(*´∇`)
読んでくださる全ての方々へ感謝の祈りを捧げながら、本編第89-1話を投稿させていただきますー!
前後半に分ける形式の前半分の投稿です!
続きは遅くとも火曜日までにあげます!頑張ります!
これからも皆様に楽しんでいただけると幸いです(*´∨`*)
冷静になって考えてみよう。
Q:俺はこの自宅のようにはくつろげないダンジョンに来てなにをした?
A:初日はアンナベルの身体をじっくりねっと・・・けふんけふん。しっかりと確認してから服を作り、2日目はアンナベルのキレイに整った顏を見続けながら似顔絵ならぬ似顔人形を作成していたと記憶にある。実に楽しい時間であった。はふん。
「ふむふむ・・・俺はアンナベル専属のなにかなのかな?」
プレゼンティッドバイ、俺氏。アンナベルをちょいちょいプロデュース。
「何にダヨ!そして何をダヨ!?」
細かい作業をぶっ続けでやること数時間。俺の精神は明日の力石状態である。真っ白に燃え尽きたジョーよりも気付かない内に果てそう・・・の意味合いで使ってみたが、口調は奇人の代名詞、かきむしるのが大好きなマユリさん状態という独りカオスフリークス。
「マスターは細かい造形作業を少しばかり長く続けることが苦手なようですね。このままでは終わりが見えてこないのでそろそろお手伝いいたします。」
「・・・ふえっ??」
少しだけ?休み皆無の数時間だよ?それに俺的にはもう十分な完成度なので終わりでいいと思ってたんですけれどもこれでもまだダメですかそうですか。
「なんとも間の抜けた声ですが、まぁいいでしょう。了承と受け取ります。」
「えっ?あの?ちょ、ま、まってくれろ??」
「アンナベル、実体化の出力を上げて強度を確保してください。マスター、少々耳鳴りがするかと思いますが大人しく黙って我慢してください。」
「いや・・・だから」
「OKカナデ!ベル'll Do it now!」
ベルル?なんだよベルルって?自分のことそんな風に愛称で言う娘になっちゃったのかお前?お父さんブリっ娘は美少女にしか認めませんからね!だからお前は無問題!あれ?問題がなくなってしまったぞ?
「ふんにゅーー!」
アンナベルが一風変わった感じというかまんま奇声を発して気合を込めると、どんどん存在感が強くなっていく。クラスのモブ女から明るくて元気な発信系女子を経て、なんだかんだで学級のアイドル相当の存在感に・・・その戦闘力は推定5000。実力を隠していた頃のオラさん並みじゃないですかー。
「マスターの例え話が理解できませんが、アンナベルの実体化が規定値を上回ったことを確認。これより反響定位により詳細データを収集します。」
――――――――ィィィィィ――――――
俺の意見はなかったことになりカナデさんの作業が始まってしまった。なんとなく高音が聞こえる気もするがモスキート音より高いっぽくて全然聞きとることができない。耳鳴りよりも空耳の感じ。
これなら特に苦もなく不快感もない。いつもこうならどれだけいいだろうかとついつい思ってしまう今日この頃。最近の俺は苦労をしすぎだと思いました。まる。
「・・・マスターの聴力では些かデータに不足が感じられます。可聴領域内外含め、出力を上方修正します。」
「あははっ。うそっしょ?油断させといてからの攻撃とかカナデさんはゲリラか何かですかぁ?マジウケるんですけけけけ」
―――――――ィィイイイイイイイ!!!!!
「ぴぎぅっ?!か、カナデさん!やめっ、やめて!?なんだか頭が割れそう!割れそうなんだよ!!?」
安心しきった途端に入る追撃が初撃を楽々上回る。超音波としか形容しようのない音の波が耳どころか顏全体にビシバシドンドンあたりまくってきて壮大に痛い!ただただ痛いただ痛い!ほっぺたが超振動兵器みたいにぷるぷるなってる気もする!!これは痩せる!
「ちょっとカナデさん!これアンナベルにも有害なんじゃないのっ?可哀想だよ!やめてあげようよ!!」
俺が苦しむのはいつものことなので不調や痛みを訴えても聞いてくれないことはわかってる!なので今回はアンナベルを理由に逃れようと提案してみるがそんなの関係ねぇ!とどこ吹く風のカナデさん。
「アンナベルに影響が出ないよう細心の注意を払っていますのでご心配なく。具体的には共鳴振動を避け、アンナベルの安全確保に尽力している形です。」
「なん・・・だと?」
「リトルくすぐったいけどフィーリングがグッドな感じだわ、ママぁ?」
「くっ、マジかよ!なんでそんなとこだけ気が回るんだよ!俺にも配慮してよマジで!つーかアンナベル!おまえマジおまえ!俺が苦しんでるのに喜んでんじゃいてててててっ!!!」
「してますが何か?」
「えぇっ?してくれてるの?ど、どこら辺「ブツンッ」がっ?!」
いてぇ!!なんだなんだ??いま耳の中から変な音しなかった?!こわい!こわいよなんでそんな音なるの?!
「左の鼓膜に亀裂が入ったようですね。ですが特に問題はありません。」
「あるよ!ありすぎるでしょ?!耳は大事な器官なんだよ!!」
「現にこの高音の中でも会話ができているではありませんか、マスター?」
「・・・・あ、ホントだ。って配慮って言ってたのまさかのそっちかよっっ?!」
どうやらカナデさんが会話の音声だけ別途届けてくれてるらしく、そのあたりは憎いくらいにオールグリーン。普通に会話が成り立ってしまっている小憎らしさ。なんならいつもよりクリアだもん。
「じゃ、じゃあ、テトにゃんたちはどうなの?!こんなすっごい音聞いたらよくないんじゃないかなぁ?ないかなぁ?!」
テティちゃん風味に叫びながらチラ見すると、テトにゃんは双剣の練習のためか両手に持った剣で体操みたいな運動をしていた。長い棒を振り回す女の娘も可愛らしいもんだという感想を生まれて初めて持ちました。
じゃあニコは?と思って探してみると、人形を棒で殴る新しい遊びをしていた。やだーとってもバイオレンスーでも可愛いー。あ、人形の頭もげた。
「あれは筋力トレーニングの一環で、杖術を伝授しているところです。もちろん遮音は完璧です。」
カナデさんのドヤった感じがとっても伝わってくる。俺のあずかり知らないところでとっくに話しがついてるようだ。それなんて談合社会?つーか杖術っていうよりただの破壊活動じゃね?
「それに、マスターの場合は高負荷をかければ何かしらの耐性を得られるかもしれませんので。」しれっ
度重なる魔力枯渇と細かい作業を続けて肩こり腰痛めまいに鈍頭痛がする俺に向かってカナデさんは冷ややかに言い放つ。これで得られる耐性があるのなら、それはきっと苦痛耐性か精神耐性だろうと思う・・・しかも推定取得可能説・・・およよ・・orz。
それからカナデさんの暴力行為がしばし続き、俺は耐性を得ることなく疲弊するだけ疲弊した。一方で、アンナベルの身体になる予定のお人形はいい感じに仕上がっていたのが腹立たしくてシバキ倒したい。もはやオリジナルと違う点と言えば色くらいとしか言いようがないくらいにくりそつのハイクオリティだ。あ、あと服着てない。これ重要。
「アンナベル、お疲れ様でした。造形はこれくらいでいいでしょう。」
「ふぅ~、Really tired.」
大きく息?を吐くアンナベル。息を吐くと前傾姿勢になりますよね?当然それに合わせてたわわなふわふわが見え隠れしそうになっている・・・と思う。残念ながらちょっと俺の位置からじゃ見えにくいけどきっとチラチラしてるハズ。あれ?そういえばお前って息してんの?してなかったらその溜息って自作自演なの?案外芸が細かくて恐れ入るというかなんというか。
と、どうでもいいことを地べたに這いつくばりながら思う俺はまるで芋虫。視線はアンナベルを捉えて離さないが肉体と精神はとっくに限界を迎えていたりするのでまぁなんだ、この体勢はその結果だ。あと魔力もな。何度回復しても速攻枯渇とか笑えない。床が冷たくて寒くなってくるが自力で起き上がれそうにないので仕方がないから今朝方アンナベルに作ってやったレースをふんだんにあしらった布を拝見する作業に勤しむ。
「やっぱこういう布は装着してる瞬間が大事だよなー。」
しかしながら気付けばこっちの布も黒一色になってた。作った時はピンクだったのになんでなの?服も黒くて境界線があいまいすぎる。見えてるのに見えてない錯覚。攻めの防御とはこのことか。真っ白な太ももが眩しいのも目くらましかもしれない。おのれ孔明!
「婦女子のスカートを下から覗くとは、分かりやすい類のゲスですね、マスター。」
ただ自分の作品を眺めていただけなのにゲス呼ばわりは心外だが、まぁ普通にダメだよね。一般的にはタイーホ案件です。流石にこのローアングルはないかなって自分でも思うよ。でも動けないから許してほしいし暗くてよく見えないからセーフにしてほしいというか見えなければノーカンくさくない?
「ママぁ?Do you sleep now?」
「いや、寝る気はないんだ。ていうかなんかごめん。」
俺を心配してくれているアンナベルが目の前でしゃがみこんでしまった。スカートでしゃがむのはダメだし俺の視線はアンナベルに首ったけ。普通にアカンヤツだけどやっぱり動けないし目が離せない。あー、足を閉じてと言い出せない自分が情けなく思いつつもそんな自分も実は好きだ。
「暗い暗いとおっしゃいますが、マスターの場合は『視覚強化』でしっかりと見えているので言い訳には使えませんね。」
「・・・・・・うぐぅ。そうね。そうだね。そうですね。」
視覚情報を共有しているカナデさんを誤魔化すことなどできるわけもなく、アンナベルに注意をしようと息を整えセリフを考えタイミングを伺う。
「そうそう、アンナベルは体調とかどうだ?」
「ベルはプロブレムないわぁ!」
「そうかそうか。うんうんそれはよかったそれはよかった。」
「適当に時間稼ぎをしないでください、みっともないです。」
「んむ~、カナデさんは女子だしわかってもらえなくて当然だよねー。この気持ちを共有できるのはきっと同じ志をもった魂友たちじゃないと、ね。」
スカートの中をガン見しながら格好つけてみたが、冷静になって自身を省みてみたらかなりヒドい有様としか言いようがなかったことに後から気付いた。黒歴史というよりただの痴情や軽犯罪である。しかしながら後悔はするが反省はしない。いっさいしないったらしないのだ!キリッ!
その後回復して動けるまでの時間を同じような姿勢でダラダラと過ごしつつテトにゃんとニコとアンナベルのヒラヒラを眺めながらニマニマし、ついでに剣技や杖術、魔力操作に関して熱血指導を飛ばしたりしてみたが、剣技も杖術もやったことないからよくわからんかった。大半は偉大なる日本のサブカルチャーであるマンガ様由来の知識に頼ることになったのは言うまでもないだろう。
それでも1つだけ言いたい。やってることは人としては最底辺かもしれないが個人的には頑張ったのだと。調子悪いのを我慢してムリしてやってるんだもん!献身的な姿勢なんだもん!と言っておけば好感度が上がりそうだから声を高く大きくして主張しておく。
「・・・・・・。」
すべての事実と俺の心情を知ってしまっているカナデさんからは超低温ジト成分が送られてくる気もするが、最近じゃそれもご褒美になりつつ・・・ケフンケフン。
「それじゃー、ちょっとだけするのー!だいじょうぶー、なのー?」
「うん、遠慮しないで思いっきりおいでー。」
少しばかり体調が回復したので次は俺の名誉とかなんかそんなもんを回復させるためにテトにゃんの練習にお付き合いをしてみようのコーナーを始めようと思います。少しくらいムリしてでも頑張って動いておかないとカナデさんが怖いというのは内緒の話し。筒抜けだけども一応、ね。
ちなみにテトにゃんには細っこい棒っ切れを渡してある。練習用の急ごしらえシリーズだがなかなかうまくできたと思う。今回の用途にはもってこいな出来映えだ。(自画自賛)
「それじゃあ、いっくのー!」
大きな声で元気よく告げてくるテトにゃんが愛くるしい。数メートルしか離れていないので駆け出したテトにゃんの健康的でしなやかなあんよにより距離は瞬く間に消失してしまう。流石に身体能力は高そうだ。
「えいっ、なの!」
両手に持った細い棒を叩きつけようと左右ほぼ同時に振りぬくテトにゃん。
パキポキ
だがしかし、俺に到達する前に遠心力と空気抵抗の前に虚しくへし折れてしまう棒っこ。
「あ、あれれーなのっ?」
棒のあまりの貧弱さに困惑するテトにゃん。それもそうだろう。長いだけのピヨンピヨンな棒だもの。そんな勢いで振ったら折れちゃうのは当然だ。
「はい、隙アリー!」
アセアセしながら両手の元・棒きれを見ていたテトにゃんを思いっきりハグハグする。ついでに脇腹コチョコチョの攻撃を実行。
「ふにゃっ?!うひゃひゃひゃいにゃひゃふうにゅひょひょひょひょふふっ!!」
・・・なんだか思ってた笑い声と違った。テトにゃんはたまに変な個性をはっきするのも可愛いにゃんにゃんとくすぐりを続行。
「ソ、ソウうひっ?!ま、まってほひっ!ひゃっひぇにゃにょ!あひゃっ!ふひっ!あひゃあひゃあひゃあひゃあひゃあひゃあひゃ・・・・。」
笑い転げるテトにゃんがあまりに可愛すぎるせいで加減を見失ってしまった俺をどうか許してほしい。だって涙目になりながら身悶えして笑い転げるテトにゃんとかレアじゃん?可愛いじゃん?まぶにゃんやん?
改めてテトにゃんを確認すると荒い呼吸。紅潮した頬。全身しっとりと汗で濡れてるし若干ビクビクしちゃってる。あー・・・や、やりすぎた、かなぁ?
「ん・・・はぁっ。んん・・はぁ、あ、あ・・・くぅ・・・んっ。」
息も絶え絶えなテトにゃんが痛々しいのになんか艶めかしいというかツヤっぽい感じに仕上がってしまった。なんかごめん。
「テト、大丈夫か?回復するか?」
流石に心配になって状態を確認するためそっと手を触れると、
「ひにゃんっ!あっ、あっ、あう・・・んんっ!!」
びくびくっと身体を震わすテトにゃん。お・・・おっふぅ・・・どうやら相当身体が過敏になってしまっている模様。【見せられないよ!】のプラカードが必要な瞬間が近付いてる気配を感じる。カナデさん、すまんが用意よろ。
「過敏になってしまっているのは、くすぐられたことを強く意識してしまっているからだと思われます。気が逸れることをして回復の手助けをしてあげれば良いかと。」
俺の華麗なるR指定回避策をサラッとムシなさる。そこにしびれる憧れると言いたいところだがいまは緊急事態なんで見えなくする方向性がよかったなー即効性があるしーとグチグチ言いながらアカBANを避けるべく頭を捻る。
「んむ~、これ以上は情操教育にも悪いし、可愛いテトの尊厳を守るためだ。致し方なし。」
心に渦巻く煩悩を追いやり、良心も頑張って説得してから悪鬼羅刹モードへと移行。さらば天使の俺。こんにちわ悪魔の俺。コレヨリ我、修羅ニナリケリ。
優しさとは無縁の情け容赦のない修羅道へと落ちたいまの俺にならば可能な方法でテトにゃんを救おう。そのためならば俺は人間を、人間をやめるぞぉぉぉーーー!!
「ていやっ!」
パシャパシャッ!
「いひゃっ??!・・・つ、つめたいのー!!」
「すまんテト!俺にはこうすることしかできぬのだ!至らぬ兄を許しておくれ!!」
幼さの残る少女になんたる仕打ちかと後ろ指を指され石を投げられるのを覚悟の上で更につめた~~いお水をかける。パシャパシャパシャ。氷が浮いてるめっちゃ冷たい水なのでとても辛かろう。不甲斐ない兄をどうか許してほしい。
「つ、冷たいけど、ちょっとだけ気持ちいいのー。」
なんたる優しさ!俺が鬼の所業をしているにも関わらずこの心配り!天使か?菩薩か?!どれほどの器の広さがあればそのような気遣いができるというのか!!くぅ!涙チョチョギレそうだぜ!!
「火照った身体をクールダウンさせるのに有用な手段ですが、なぜそのように自責の念が肥大化していくのか不思議で仕方がありません。」
「なんだと?!カナデさんにはこの苦しみがわからないのかっ!大切な愛妹のあんよを!滑らかですべすべでモチモチの素敵なお肌のあんよを氷水で冷やしてるんだぞ!ひどい行為じゃないか!悪魔の所業に等しいではないかっ!」
どうして理解されないのか甚だ疑問ではあるが、ありとあらゆる並行世界の全人類には理解されることであろう。可愛い可愛い愛妹に辛い想いをさせたがる兄がどこの三千世界にいるというのか?いやいまい。(反語)
その後、あんよを冷やしたことで火照りの状態異常が回復したテトにゃん。冷えてしまったあんよをしっかり拭いて人肌で温めてから再度練習をスタートさせた。急激に温めると霜焼けになっちゃうしね!
「えいっ!やー!とー!なのー!」
数回同じように棒っこをへし折ってしまった後、テトにゃんはこの訓練のちゃんとしたやり方に気付いてきたようだ。
「そうそう。そうやって、棒が折れない程度の速度や動かし方で振るうんだよー。」
「む、難しいの!ソウに、なかなか当たらないのー!」
まぁ、当然そうだわな。スピードを抑えた状態で相手に当てるのは難しい。何故なら相手が避けるからだ。しかもこんな細い棒だと俺がまともに防御するだけでまたへし折れてしまうからなおさらである。てかそれで数回折ってるし。
「ほらほら、あんまり強く振ろうとするとまた折れちゃうぞー。ゆっくりすぎたら防御しちゃうぞー。」
「む~~~っ!」
困り顔のテトにゃんもまた愛くるしい!素敵な表情、いただきました!
「ソウは一本しか棒持ってないのに、どうしてこんなに当たらないのー?」
「んー?それは秘密、かなー?それを考えるのも練習だよー。」
本当は秘密と言うほどのこともないけれど、ネタがわかれば対処もわかる。テトにゃんには自力で気付いて工夫をしてもらいたいからにゃー。
この練習方法はとあるマンガが元ネタだが、実に考えられた良い訓練だ。テトにゃんのように素直で勢いのあるタイプにすごく適してると思うの。
「マスターのニヤけた顔がなければもっといい訓練になるのですが。」
「そんなニヤけてなくない?!いま結構真剣な表情してるよめずらしく!」
「いまなのっ!」
「うわっと!」
俺がカナデさんに気を取られてる隙をついた素晴らしい右突きが襲い掛かってきた!のを首を捻ってなんとか避ける!あっぶな!いまのおめめ直撃コースなんだけど?!
続いて左が動くのが見えたので前もってその軌道上に防御の棒をセット。カンッと軽い音とともにテトにゃんの棒っこが折れてしまった。
それでも諦めないテトにゃんは突きこんだ右を引きながら当てにきたのでしゃがみながら転がってなんとか回避!
「危ない危ない!危うく当てられちゃうとこだったじゃん!」
「テト、マスターはこのように黒光りする虫と同様で回避能力がムダに高いです。もっと本気で狙って大丈夫ですよ。」
「はいっ?なにその例え?Gじゃん!やめてよ!」
「うう~~、いまのでもダメだったのー!もっともっと頑張るのー!!」
それから暫くテトにゃんが疲れるまで付き合ったが、正直子供の体力を侮っていた・・・はぁはぁぜぇぜぇと息切れがパない。心臓が通常の三倍速な気がする。
「普段からまともな運動をしないツケですね、マスター。」
どうやらカナデさんが妨害してくるのは俺を動かすためでもあったようだ。
「ううーっ!次は絶対にあてるのー!!」
テトにゃんもバテてるハズなのにどこか俺より余裕そう。基礎体力の差かな?次は疲れて油断したところをやられそうだ。
「も、もっとちゃんと運動・・・し、しようと・・・うえっ。おも、思いました。」
そう強い誓いを立てた俺が疲れ果てた顔を上げて見たのは、期待をたんまり含んだ瞳で見つめてくるニコの姿だった・・・。
連戦ェ・・・。
ソウ君の下心満載な思考回路は安定のゲス野郎となり果ててますね。スカートしか買わない理由が実によくわかりました。
テトにゃんミニスカ、ニコちゃんはアリス風ワンピ、ベルちゃんもドレス風ワンピ。それを寝転がりながら見るとかホントに最低辺です。見かけたら踏みつぶしたくなる芋虫ですね。
以下駄文(次回予測)
さーて、来週のこの時間はー
テトにゃん真剣で練習再開
ニコ、杖に刃が飛び出るギミックを仕込む
アンナベルに魂を吸われる
の3本でお送りしまー「ちょっと待ってくださいお願いします!それ俺が殺られるヤツじゃん?!」




