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⁑コアの高揚に浸る

結局その後…本物のリューイの詳細を聞く事を諦めた3人を残して、僕らは自分の部屋に戻った。


さすがに3次会に至る余力もなく…僕らは倒れ込むように、すぐにベッドに入った。



「はあー疲れたな…」

「うん…」


僕は身体を起こして…頬杖をついた姿勢で、仰向けに寝転がったカイトを見下ろしながら続けた。


「カイト…本当にありがとう…」

「…ん?」


「一緒に、演奏してくれて…ホントに嬉しかった…」

「…ん」


カイトは少し照れ臭そうに目を閉じた。


「無理言って…ごめんね」

「…」


彼はゆっくり目を開けると、僕を見上げて、僕の頬に手を伸ばしながら言った。


「いや…俺も嬉しかった」

「…」


「緊張したけどな…」

「あはははっ」


「またやろうな」

「…!」



まさかのカイトが、そんな事を言ってくれるとは…!


そう思った僕は…

思わず、ガバッと彼に抱き付いた。


「…おっと…」 

「ありがとう…ホントにありがとうカイト!!」



僕はその勢いで、カイトを押し倒したまま…彼のくちびるに、思い切り口付けた。


「…んっ」


そのくちびるを伝って…カイトのコアが、いつものように僕の中に、じわじわと流れ込んできた。


「…んん…んっ」


それは…何て言うか…

いつも以上に高揚しているように感じた。


僕らは、そんなお互いのコアを求め合うように、何度も何度も口付け合った。



「…疲れてる?」

僕が口を離した隙に…彼は小さい声で言った。


「…ん…まあ…」

僕は顔を赤くしながら、モゴモゴと続けた。


「でも…大丈夫…だよ」

「…」


それを聞いたカイトは…僕の身体を抱きしめると、ゴロンと転がって、僕の上に覆い被さってきた。


「…っ」

「もっともっと…リューイを感じたい…」


「…うん」

僕は小さく頷いた。



再びカイトは僕のくちびるを塞いだ。


「…ん…んん…」


さっき以上に、高揚したコアが…2人の身体をグルグルと行き交っていくのが感じられた。


身体がどんどん熱を帯びていった。



ゆっくり口を離れたカイトは…僕の服をはだけながら、ゆっくりと僕の身体に指を這わせていった。


「…はぁ…んんっ…」


彼に身体を弄られるほどに、その熱は更に増した。



やがて、彼を受け入れた瞬間…それらは最高潮に達し、僕の身体を完全に飲み込んだ。


「…カイ…ト…熱い…」

「…ん…」


息を上げながら…僕は彼の顔を見上げた。


「…眩しい…」

「…んっ…」


ひとつになった2人の身体は、溢れんばかりのコアの輝きに覆われていた。



気持ちいい…

コアには、こんな力もあるんだな…


朦朧としながら、僕は思った。


「…は…あっ…」


ほどなく、そんな余計な事を考える暇もないくらいに…僕はその、身体中を駆け巡るコアの高揚に夢中になっていった。


「んん…あっ…」

「はぁ…はぁ…」


2人の吐息とともに…眩しい光が、小さい粒になって、舞い散っては消えていった、



すごく…きれいだ…


そんな光景にも酔いながら…僕は、まさに天にも昇るような心地で、静かに目を閉じた。


次の瞬間…2人のコアが、大きく波立った。

僕は、その歓喜に、震え上がった。



「…はぁ…はぁ…」

「…大丈夫か…?」


薄っすらと目を開けると…

息を上げながら、心配そうに僕を見下ろす、カイトの顔が見えた。


「…」


僕は、力無く微笑みながら…小さく頷いた。


「…すごく…気持ち良かった…」

「…そうか」


ホッとしたように答えたカイトは、そのまま、僕の身体を力強く抱きしめた。



それから、改めて並んで横になった僕らは…しっかりと手を繋ぎながら、暗い天井を見上げた。


「また…強くなったような気がする…」

「ふふっ…そうか?」


「カイトと、深く触れ合えば触れ合うほど…僕の中のコアが、どんどん大きくなっていくんだ…」

「…そうか」


「皆…そうなの?」

「さあ…どうなんだろうな…」


「…」


カイトは言葉を濁して、目を閉じてしまった。



コアって、そういうものなんだろうか…


ルイスさんとヒューさんも…こんな風にしながら、お互い進化してるのかな…


キーファーさんとテディさんも?

何なら、レオとジョシュアも…これからどんどん強くなってっちゃうって事か!?


「…」

「何を考えてんだ?」


黙って妄想を膨らませていた僕に向かって、カイトが言った。


「あ…うーん…何でもない」

「…」


何となく顔を赤くした僕を見て、カイトはふふっと笑うと、僕の首の下に手を入れて、僕の頭を自分の方に引き寄せた。


「皆が、強くなった方が…いいだろ?」

「…」


僕は、納得したように頷いた。


「そうだね…」



そういう事なんだな…


思いながら…僕はカイトの腕の中で、目を閉じた。



この世界の人たちは、想い合う相手と契り合って…お互いのコアを進化させる事が出来るんだ…


何か…都合良いシステムだけどなー


ま、言ったら…ヒロの創った世界だからね。




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