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朝間氏、ググる

とりあえず読んでみると面白いかもしれません。

電話がなる音で目が覚めた。本を読んでいるときに、いつの間にか寝しまったようだ。

朝間は、口のまわりのよだれを袖で拭い、受話器をとった。


「寝てたな?まあいい、仕事だ。明日、16時に西町の『山川』という店に来い。」


それだけ言うと、相手はさっさと電話をきってしまった。


なんだ、ただのイタズラ電話か。


朝間は高校の生物教師だ。しかも、非常勤講師。収入はあまり安定してはいない。だが、自分一人分の食いぶちくらいは稼いでいる。

イタ電がかかってるくるほどオレの知名度が上がったということか?

思わず笑みがこぼれたが、たかが、イタズラ電話だ。このご時世だ。何万、いや何億というという固定電話、あるいは、携帯電話が存在する。適当に番号を打つだけで赤の他人に繋がってしまう可能性はある。

しかし、少し気になるイタズラ電話だった。まず、西町ってどこの西町だ。朝間は、そんな地名を耳にしたことはなかった。特に興味もなかったが、他にやることも見つからないので仕方なくインターネットで「西町 地図」とググってみた。

時刻は、午後4時30分になっていた。30分ほど寝たのだろう。まだ、あまりはっきりしない意識で頭を回そうと、朝間はこめかみをおさえた。

検索該当件数0件

あら。

いよいよ、ただのイタズラか。

人の昼寝を邪魔しやがって。

何か、もっと面白い話が書きたい

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