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掃討戦
村上が帰還してから一ヶ月が経ち刃核を順調に回収していき第三世代の保有者も数を増していった。
「これだけ戦力が集まったならそろそろ頃合かもしれないね」
「……明日香さんを助け出しに行くんですか?」
戦力分析表を片手に村上が呟いたのを戒人が拾い尋ねた。
「そのつもりだよ。内通者が上手くやってくれてるけどいつ久月に気付かれるかわからないからね」
「まぁ今の戦力なら救出も上手くいくでしょうね……そういえば、聞いたことないんですが内通者って誰なんですか?」
「それは誰にも教えられないよ。こちらにも裏切り者がいるかもしれないからね」
「ここに侵入するような愚か者がいるとは思えませんけどね」
「それでもさ、念には念をいれないとね?」




