46話
数日後、ペスティサイド国からの侵攻が有ったがそれも魔獣で壊滅した。
「ツバキ様……これも偶然ですか?」
「私は何も言ってないよ。でも偶然かと聞かれると……」
「そのダンジョンに住んでる方が助けてくれたのでしょうか?」
「そうみたいね。お礼に魔力を渡してくるわ……そうだ!一緒に行く?」
「行っても良いのですか?」
「いいよ……でも耐えられなかったらごめん」
「?分かりました。同行します」
私はツバキ様と一緒にダンジョン内に転移した。
「あれ?よく考えたら、ダンジョン内にも転移できるのですか?」
「ここは特別なのよ。ここの下で魔獣と魔力を食べる存在が居るから、ここは魔力の抵抗が少ないの」
「ダンジョン自体の魔力が少ない所では魔法が使えるって事ですか?」
「そうね。簡単に言うと使えないっていうより強い力で反発される感じ。だから放出系の魔法が直進しないし速度が凄く遅い。でもここなら普通に魔法使えるよ」
水球を飛ばしてみたら、ダンジョンの外よりは遅いが普通に飛んで行った。
「確かに普通に魔法が使える……ダンジョンの中なのに」
「まあでもこの先は歩いて行かないと転移では進めないのよ」
私達は歩いて進んだが魔獣も居ないし普通に歩くだけ……のはずなのに体が重い。
「何か体が重い気がする……」
「そうね。ここまで進めるだけでも凄い事よ。頭痛とかはない?」
「頭痛とかは無いですけど……筋肉痛になりそう」
「体を動かす時に体の中に魔力を流してみて」
「はい……少し楽になってきました」
「流石ね。サザンカでもこの先に進むのに時間がかかったのに」
「そうなんですか?」
「そうよ。頭痛と体の重さでここまで進めなかったわ。まあ慣れてからは一緒に来れるようになったのだけどね……」
「では、今度から……私も一緒に来ます」
「もう大変なのでは?ここで休んでいてくれてもいいのよ。初回でここまで来れただけでも凄い事よ」
「正直辛いですが……領地を護ってくれた方に……お礼位は……言いたいので」
「無理はしないでね」
「はい」
「あと少しよ。少し休んでから行きましょうか」
少し休憩してから私達は進み……大きな生き物の近くに到着した。
「久しぶりね。魔力を届けに来たわ」
「今回は早かったな……隣の人は?」
「私は……サクラです」
「良く話せたね。ここの魔力慣れるまで立ってるだけでも大変なのに……。彼女は私の友達よ。これからよろしくね」
「少しサザンカの魔力に似ているな……綺麗な魔力だ」
「サザンカ様に!?」
「そうね、サザンカの血が流れてるからかな?」
「サザンカの血縁か……」
「今日はお礼を言いに来たの。最近魔獣の氾濫で隣国からの侵攻を妨害してくれたよね?」
「ここの近くに軍を連れて来るから少し偵察に出しただけだ。最近の人間の軍隊は弱いな」
「人間からしたら魔獣が強いのよ……」
今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。
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