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第二話 平凡な学生の話

まだまだ夏い暑が続きますね

やっとアパートについた…今日も一日疲れたな

早く部屋に入ろう、俺の部屋は二階にあるため外にある階段を上らなければならない、それすらもなんだが今は面倒くさい。仕方ないだろこっちは学校帰りで疲れてるんだよ!

階段を上がる前に管理人さんに話しかけられたので適当な会話を始める、疲れてるから早く終わってくださいと目で訴えていたのが効いたのか少し早く終われたところでやっと家にはいることができた


「あぁ~今日も疲れた!本当に学校とかなんだよ!めんどくさいったらありゃしねぇ!」


家に誰もいないからと悪態をつくのがなんだか日課みたいになってしまっている俺は、

今年で高校一年生の獅子神ししがみ けんだ。


高校入学を果たし約束の一人暮らしを勝ち取った平凡な学生だ。

頭脳は高校生、中身も高校生のやはり平凡な男子生徒だ。


俺は正直高校に夢を見すぎていたんだ、漫画とかで当たり前のことが実際にできると思っていた。

例えば、

屋上で昼飯、まず屋上に入れない

隣の女子と何となく仲が良くなる、隣はゴリラだ

仲の良い親友とか、昔の友人は中学卒業を機に疎遠ですよ


夢を見ていた分ガッカリ感が凄かった、完全に自業自得なんだけどそれでも仕方ないと思う。

人間夢の見すぎはダメだね。

他にも恥ずかしながらラノベ好きをこじらせて異世界に憧れたりとかもしちゃっておりまして。

やっぱりほら男なんだから手に汗握る展開とかも好きなもので異世界なら、ほら魔物とか魔王とかと戦ったりするじゃん?、すごく憧れてたりとかねぇ?するでしょ?


「あぁ神様、どうか異世界に連れ去ってください!」


だから全く信じちゃいない神なんかに頼むのも仕方ないんだと思うんだよ!


ビキッ


「ん?」


今なんか後ろから不快な音が聞こえたような?

まさか今の音は床が軋んだ音!?

そりゃ家賃が少ないボロアパートだけどまさかそんな!?

恐る恐る振り向くと…


確かに床に亀裂か入っていた、しかしおかしい床とは言ったが不自然だ床ではなく床の近くに『空間に』亀裂が走っているような?


ビキッビキッ


今度は目の前で亀裂が大きくなった、その亀裂は床ではなく縦に広がり俺が見上げるほどに、天井まで広がっていた。


ビキッ


そして亀裂はさらに世界を侵食していた俺は離れなければヤバイと頭で理解していても体が動かなかった。

やっと体が動き逃げようと後ろに一歩足を動かしそうとしたときには

もう すでに  遅かった……






………亀裂は一人の人間を飲み込んだあと何事もなかったかのように消えていた。

そして何事もなくこの世界は動き続け数日後には行方不明者が一人テレビで報道されることだろう。

その真相は謎に包まれたまま……

ついでなので…


獅子神 犬 (シシガミ ケン)

十六歳


高校一年生の一般人

自炊もできるしちゃんと掃除もできる、THE平凡


髪は少し長めで伸ばしてるわけではなく切るのが面倒だから

身長は170くらい

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