↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21本の聖剣の物語  作者: ジャスティン
第2期
PR
72/81

第十四章:裏切り者なのか1-1

読者の皆様、お久しぶりです!……と言っても、前回の更新からまだ一週間ほどしか経っていませんが(笑)。

いよいよ10月に入り、物語はここから【第2期】へと突入します!

新たな展開やバトルが次々と動き出していきますので、皆様に少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

もし「この展開が気になる!」「このキャラが好き!」などがあれば、気軽に感想を残していただいたり、一緒にストーリーの考察や感想を語り合ったりできると、作者としてもすごく励みになります!

それでは、新章の幕開けをどうぞお楽しみください!

その日、ライトは道場で稽古に励んでいたが、どうにも集中できず、心ここにあらずといった様子だった。その原因は、昨夜の出来事にまで遡る。寝静まった道場で、ライトが部屋に戻り休もうとしたその時、ふと奇妙な物音に気づいた。「何だ今の……? 気になるな、見に行ってみよう」ライトは音に誘われるように外へ飛び出し、必死にその影を追って山頂へと辿り着いた。すると、闇の中から一人の忍者が猛烈なスピードで襲いかかってきたのだ。あまりの速さに反応が遅れ、一撃を食らってしまう。「速すぎる……っ!?」ライトはすぐさま源力(げんりょく)で反撃を試みたが、相手は軽々とそれをかわした。「……貴様、何者だ!?」問いかけるライトに対し、その忍者は動きを止め、冷酷に言い放った。「……その程度の腕で、この街を守るつもりか?」ライトはその言葉に衝撃を受ける。「まさか、この街を狙っているのか!?」「ふん、そんな大層な目的ではない。私はただ、お前たちの絆をバラバラにしてやりたいだけだ」「何だと……?」「……じきに分かることだ」そう言い残すと、人影は煙のように消えてしまった。結局、ライトは一睡もできないまま朝を迎え、今に至る。「ライト? どうしたの、顔色が悪いわよ」心配そうにチーランが声をかける。「……いや、大丈夫だ。昨夜、ちょっと寝付けなくてさ」「そう? なら無理しないで早く寝なさいな」「……ああ、分かった。たぶん疲れが溜まってるんだ。少し休むよ」ライトは自分の部屋に戻ったが、そこで信じられない光景を目にする。「えっ……待てよ。毒の聖剣と記憶の聖剣がない!? 嘘だろ、どこに行ったんだ?」混乱するライトの耳に、テレビのニュースが飛び込んできた。『緊急放送です! 現在、市街地で大規模な破壊活動が行われています!』「何だって!?」ライトは迷わず部屋を飛び出し、現場へと急行した。しかし、街に辿り着いた彼が目にしたのは……。「……おかしいな。異常がない? テレビでは破壊されているって言ってたはずなのに」静まり返った街並みを前に、ライトは呆然と立ち尽くした。「……やっぱり、僕が疲れすぎているだけなのか?」一方、アーグアンは突如として足元に現れた異空間の転送帯に飲み込まれ、見知らぬ場所へと強制的に連れ去られていた。「なっ……ここはどこだ!?」周囲を警戒する暇もなかった。背後の死角から何者かが凄まじい速度で襲いかかり、アーグアンの急所を的確に打った。強靭な精神力を持つ彼でさえ、その一撃に抗うことはできず、意識を失いその場に崩れ落ちた。同じ頃、道場では師匠がただならぬ気配を察知していた。(……この禍々しい元素の胎動、道場に誰か来ているな)師匠は静かに、しかし鋭い動きで玄関の門を開け放った。そこには、確かに異質な元素を纏った何者かが立っていた。「何奴だ!」師匠が問いかけ、その正体を暴こうとした瞬間――。その侵入者の足元に、アーグアンを飲み込んだものと同じ不気味な光の円陣が浮かび上がる。「……逃がさん!」師匠が手を伸ばすが、わずかに遅かった。侵入者はあざ笑うかのような気配を残し、一瞬にして転送され、その場から跡形もなく消え去ってしまった。道場に残されたのは、静まり返った空気と、最愛の弟子の一人が消えたという不穏な予感だけだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。