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プロローグ とある街角で

プロローグを書きました!!よろしくお願いします!!

夜の繁華街。ネオンが滲む。笑い声とクラクションが混ざる通りの中心で――

「どけぇええええ!!」

男は叫ぶ。2,3メートルはある異常な身体と不気味に膨らむ筋肉。

血管は全身から浮き出ており、まるで悪魔のような形相をしている。

車を投げ、壁を破壊する。


「逃げろおおお!!」

「なんだぁ!?」


道路は燃えさかり、車は渋滞し、街は大混乱に包まれる。


……コツコツコツ。

そこに歩いてくる女が一人。

逃げ惑う歩道の中を迷いもせず逆流する、一人の女。

黒のショートジャケット。インナーはシンプルな白Tシャツ。

細身のスラックスに、ローヒールのブーツ。


「誰だてめえは!!」


その怪物の前まで歩くと、まるで観察でもするかのように

ただ立ち、その男を見つめていた。

比較的小柄な彼女は大型のトラックにも引けを取らない異様な体格のその男に怯みもせずに立っている。


その目は場違いなほどに冷ややかだった。

男がそれに気づく。今にも殴りかからんとする勢いだ。


そして、女は口を開いた。

「その力、誰からもらった?」


静寂が流れる。


「そうか、よほど死にてえらしいな。」

男は、側にあったガードレールをつかむと

「ふん!!」

バキバキバキバキ!!!!

圧倒的な力でそれを地面から引きずり出す。

ボン!!ボン!!ボン!!と男の手前の方から埋まっている部分が抜ける。


「このくらいじゃ足りねえよなあ……。」


それを今度はひたすら圧縮する。

メキメキメキメキ!!!!

鉄のレールは折れ曲がり、長方形の”こぶ”を作っていく。

長さ三メートルはあろうかという巨大な金槌ができあがった。

ギッギッギギギギギギギ………、それを男は振りかぶる。


「死ねやああああああああ!!!!!」


「――陽一、使うよ。」瞬間、女が呟いた。


グジャッッ!!!!という大きな音が鳴り響いた。

しかし音は鳴り止まない。

「うわ……。」「もうやめて!!!」

恐怖におびえる民衆。

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!!!!!!!!!!

怪物は鉄の塊を何度も地面にたたき付けた。

粛正というにはやり過ぎなほどの迫力。女を殺すだけでは飽き足りないようだ。

まるで自分のアートを作っているかのよう。その凄惨な状況はまさに狂気の沙汰。


そして、


パラパラパラ……

大穴があいた道路。これはこの男が自分の腕力と、その力で作り出した道具で作った破壊痕なのだ。

コンクリートは見る影も無く、その部分だけ土が露出し、下にあった岩もバラバラに砕けている。

「へへへ、すげえ力だ、惚れ惚れするぜ……。さて、」

男は孔をのぞき込んだ。人が通れそうな幅の大穴が空いている。

しかし、


「女もミンチに……あ?いねえ!?」

血や服の痕跡すらない。女はどこへ行ったと言うのか。

男は周りを見渡した。

左?右?いや、居るわけがない。だってさっき潰したはず。

死角に入ってしまったのだろうか?

「まあ、いいか。」

男は忘れようとした、

その時。


「――バーカ。」

超跳躍。女は街灯の上に立っていた。

男が視認したその直後、

女は神速の空中移動で空気を蹴り怪物の――頭上へ。そのまま急降下。

ズン!!彗星のようなかかと落としが男の脳天に入る。

「おわぁ!!」

男は何が起こったのか理解できず頭を抱えている。

「痛ってええ……」


「智花。力を貸して。」

光を増し、女は分析を開始する。

承認。能力:智 起動。解析開始。対象、怪物。速度・重心、関節可動域、反応時間を測定。

最適接近経路算出、最短距離確定。能力:体 同時接続考慮。攻撃開始。


「必殺 巨撃連打 《ギガスマッシュコンボ》」


その直後、男の背に迫り来る衝撃。

ガン!!!「うわぁ!!」

不可視の一撃。さらに、

ガン!!「おわぁ!!」ガン「ぐっ!!」ガン「ごっ!!」ガン「がっ!!」

ガガガガガガガガガガガガ!!!!

拳の連撃は空気を引き裂き、光の筋となって怪物の視界を埋め尽くす。

拳がぶつかるたび、振動が地面を伝わり、歩道のタイルは砕け、路地にある自動販売機もガタガタと揺れる。


振り払おうとする男。しかし、攻撃の軌道は予測不能にて正確無比。こめかみ、顎、鳩尾、頸椎、肝臓を貫き、吹き飛んだ衝撃で後ろのビルの壁面がひび割れる。男の骨が軋み、肉が悲鳴を挙げる。


一撃一撃が確実に男の身体を砕き、すりつぶし、千切る。

蜂の大群に襲われたかのように錯覚する激痛が毎秒毎秒男の身体に襲いかかる


「ぎゃああああああああああああああ!!!!」


「とどめ!!」

ズッッッッッッッッッン!!!!!!

街が揺れる。強烈な一撃がボディに入った。まるで隕石の衝突の如し。

衝撃波で窓は揺れ、けたたましい音を立てている。

ドサ。

静かに地面に突っ伏す巨体。


顔は目を開けることもままならないぐらいボコボコに腫れている。

赤らんだ全身の筋繊維はズタズタに裂かれ、小刻みに身体だけは震えている。

しばらくの間はもう立ちあがることすらままならないだろう。


女は服に付いたほこりを払い、けだるそうに身体をひねった。

「完全に伸びてるな、これじゃ聞き出せないや……ちょっと加減が効かないんだよなあ……。」

「仕事じゃないからね。このぐらいにしといてあげるよ。」

と言い捨てた。


「……あ、やべ、スマホ忘れちゃった。」


その時、路地の向こうから声が聞こえる。


「あ、いたいた。唯さん急に走ってっちゃうから!!待ってくださいよ~~。」

慌てて走ってきたのはモノトーンの唯とは対照的な温かみのあるゆるふわ系といった感じの女性。

しゃべり方もおっとりとしている。


「ってうわ!!なんですか。このでっかい人。」


彼女はようやく、目の前の異変に気づいたようだ。


「ちょうど良かった。遙。電話電話。お廻りさん呼んで。」

「えーー!!人使い荒!!」


そこに風が吹く。その風に乗って

「ん?」

唯の目の前に一枚のチラシが流れてきた。


――貴方も能力に目覚めませんか!!


唯はにやりと笑った。

「事件の匂いがする。」


次からはこれを書いていきたいと思います!!

目指せ!!十万文字完結!!

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